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伊勢神宮
伊勢神宮

伊勢神宮というのは、古事記、日本書紀にも登場する由緒ある神宮です。
天照大御神(アマテラスオオミカミ)とを祀る内宮(ないくう)と、衣食住の守り神である豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)を祀る外宮(げくう)によって構成されています。
7世紀から、式年遷宮が定められ、以来、20年毎に建て替えが行われています。
7世紀頃の建築物といえば、すでに技術的には、長持ちする建物を造ることは可能だったのだけれど、伊勢神宮は、常に清浄であることと、建築技術や伝統工芸を次の世代に伝承するために、建物や神宝を、20年毎に新調する制度を作ったとされています。
遷宮によって取り壊された鳥居や神殿の古材などは、徹底した再利用が行われるのだそうです。
たとえば、宇治橋のところにある大きな鳥居は、正殿の棟持柱だったものを再利用し、さらに20年間鳥居として使ったあと、伊勢海道の入り口にある関の追分と、桑名の七里の渡口の鳥居となり、さらにさらにそのまた20年後には、日本各地の神社の修繕材料などとして再利用されるのだそうです。
すさまじいばかりの資源の再利用です。
唯一神明造り
唯一神明造り

また、遷宮によって不要になった御装束や御神宝も保存されています。
ちなみに出雲大社の遷座は、60年に一度だけれど、伊勢神宮ほど、全面的な建て替えはなされない。
もともと伊勢神宮の遷宮が定められたのは天武天皇の御代のことです。
第一回の式年遷宮が行われたのは、持統天皇4年(690)の御代でした。
以来、神宮式年遷宮が古式のままに行われ、次回の平成25年は第62回を数えます。
1300年の伝統ある儀式です。
次回の遷宮(平成25年)では、正殿、御垣内(みかきうち)のお建物、全部を新造。
さらに殿内の御装束(おしょうぞく)や神宝(しんぽう)を新調して、御神体を新宮へお遷し申し上げる。
建替えられる伊勢神宮の建築様式は、唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)と呼ばれ、弥生時代にまで遡る高床式穀倉(たかゆかしきこくそう)の姿を今に伝えるものです。
神宮のお建物が完成するまでには、ほぼ10年かかるのだそうです。
その間、御料木を伐り始めるお祭り、御造営の安全をお祈りするお祭り、旧神領民がこぞって参加する行事などの行事が目白押しになる。
また、御造営と平行して、御装束や神宝も、古式に従って調製されるのだそうです。
ちなみに、御装束というのは、正殿の内外を飾る御料の総称で、これだけでも525種、1,085点もある。
神宝とは調度の品々で、189種、491点ある。
これらを全部作りかえることで、伝統工芸の優れた技術を守り伝えるのだそうです。
そしてこの行事は、皇家第一の重事、神宮無双の大営といわれ、ご皇室の大祭であると同時に、神宮の永遠性を実現する大事業でもある。
こうした神宮遷宮の伝統事業は、もともとは、古来、国の事業として、幕府の援助や国費などの公費で行われてきたのだそうです。
ところが戦後は公費が使えなくなり、遷宮のためには、心ある人々が「国民の力で遷宮を」と奉賛会を作り広く国民から募金を集めるようになった。
平成25年の次回神宮司記念遷宮の総予算は550億円。
その内330億円は神宮司庁が遷宮資金として積み立てていたものを遣い、残りの220億円を国民から募るのだそうです。
古い町では、毎年伊勢神宮大麻と氏神様の御神札を配布・販売しているのだけれど、今年からは、遷宮のための奉賛金を1件当たり1000円以上(任意)でお願いしていところなどもあるようです。
でも新しい町や、都会などでは、こうした町会のシステムがないところも多いのだけれど、その場合は、各都道府県神社にある、「奉賛会」に入会する。
奉賛金は、1000円からで、伊勢神宮の記念品(奉賛金の額により異なる)、神宮参拝証(一般では入れない御垣内での参拝ができる。金額により1回~期限内フリーまでいろいろ)などが頂けるのだそうです。
その他にも、遷宮頒布品を購入することもできる。
http://www.sengu.info/shop.html
国民の信教は自由だけれど、1300年続く日本の伝統行事、伊勢神宮遷宮の儀式。滞りなく成功させたいものです。
日心会としてもなんらかの応援方法を考えようと思いますが、これを機会に、当ブログの読者の皆様も、伊勢神宮の奉賛会へのご寄付を考えてみられたらいかが?
伊勢神宮奉賛会
http://www1.ocn.ne.jp/~awajinja/newpage17.html
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伊勢の遷宮―第61回神宮式年遷宮―2

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