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江戸時代の日本の写真1

上の写真は、生麦事件の現場の写真です。
F.ベアトというイギリス人の写真家が撮った写真で、この人の撮った江戸の町の写真は、
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/univj/list.php?req=1&target=Beato
で見ることができます。
生麦事件というのは、江戸時代末期の文久2(1862)年8月21日に、生麦村(現在の横浜市鶴見区生麦)で、薩摩藩士がイギリス人を殺傷した事件です。
江戸から京都に向かう薩摩藩の行列に、前方を横浜在住の英国人4人が乗馬のまま横切った。
これに怒った薩摩藩士が斬りかかり、1人が死亡、2人を負傷させた。
この事件でイギリスは薩摩藩に関係者の処罰と賠償を要求するのだけれど、薩摩藩はこれを拒否します。
藩の行列の前を下馬もしないで横断する方がどうかしている。薩摩藩の処置は当然のことです。
ところがいうことを聞かない薩摩藩に怒った英国は、翌年、旗艦ユーライアラスを先頭に、7隻の艦隊で薩摩湾に侵攻します。
7月2日未明、イギリス艦隊は薩摩藩の汽船3隻を拿捕した。
これを宣戦布告と受け取った薩摩藩は、正午、湾内各所に設置した陸上砲台80門で、英国艦隊を一斉に砲撃します。
英国艦隊はこれに応戦。
艦上から、21門のアームストロング砲を含む100門の砲で、陸上砲台を砲撃。
同時に英国艦隊司令長官クーパー提督は、拿捕した薩摩の蒸気船3艦を焼却。
さらに英国艦隊は、薩摩の砲台だけでなく、鹿児島城や城下町に対しても砲撃。
これにより、城下で大規模な火災発生。
薩摩藩の陸上砲台による英国艦隊の損害は、大破1隻・中破2隻。死傷者は63人。
薩摩側の損害は、非戦闘員の死者5~8人、負傷者18人。
その他、鹿児島城内の櫓、門など損壊、集成館、鋳銭局、民家350戸あまり、藩士屋敷160戸あまり、藩汽船3隻、民間船5隻が焼失という甚大な被害を被った。
この戦い以降、英国は薩摩の兵力を高く評価するようになり、フランスに対抗する政治的理由からも、従来の徳川幕府支持の方針を転換、薩摩藩との連携を深め、全面的に明治政府を応援するようになりました。
薩摩藩の毅然とした対応に、英国の騎士道精神が反応した、といえるのかもしれません。
ところで、上の生麦の写真、ごらんになってお気づきの方がいるかもしれませんが、道路にゴミひとつも落ちていない。
そのことについて、「心に青雲」というブログに記事がありました。
以下、ご紹介します。
<引用ここから>-------------------
当時の写真で驚くことは、人間がみんないい顔をしていることであり、町が見事にきれいなことである。
いい顔と言っても、そこはそれ美醜はあるし教養の程度は知れるものではあるが、おしなべてキリッとしまった意志的な顔が見られる。駕篭かき人足でもそうだ。
写真の地面を見てもらえばすぐ気がつくと思うが、チリひとつ落ちていない。
写真をとるからわざわざ掃除したのではない。外国人が江戸の風俗を珍しがって、やらせで撮影したと思われる写真はあるけれど、どんな街道だろうが生活道路だろうが、まるで博物館の中か? と思わせるほどに清掃が行き届いている。圧倒される。
むろんアスファルトで舗装はされていないから、雨が降ればひどいぬかるみになっただろうが、ゴミがないのだ。
こんな国は世界中になかったのだ。とくにアジアには。西洋人(白ンボ)のごとき悪魔どもが強く日本人に警戒したのは当然だったろう。
江戸時代は道路が舗装されていないのにゴミが一つも落ちていなくて、現代は舗装されきって歩きやすい道路ながら、ゴミだらけである。
それでも住宅街はたいていの家が、自分の家と周辺は箒とちりとりを持って掃除する伝統が残っているけれど、やがてそういう美しい習慣は消え失せるのではないか。
「誰の顔にも陽気な性格の特徴である幸福感、満足感、そして機嫌のよさがありありと現れていて、その場所の雰囲気にぴったり融けあう。
彼らは何か目新しく素敵な眺めに出会うか、森や野原で物珍しいものを見つけて感心して眺めている時以外は、絶えず喋り続け、笑いこけている」(英女性バード)
「この民族は笑い上戸で、心の底まで陽気である。
日本人ほど愉快になりやすい人種は殆どあるまい。
良いにせよ悪いにせよ、どんな冗談でも笑いこける。
そして子どものように、笑い始めたとなると、理由もなく笑い続けるのである。」(仏人、ボーヴォワル)
そのとおりの人間と風景が江戸期の写真を見ると了解されるのである。
例えば、陸奥亮子(陸奥宗光の妻)の写真は今日のわれわれを打ちのめさずにはいないだろう。
陸奥亮子
陸奥亮子

今日、こんなふるいつきたくなるような美人はいない。
私はミーハー的に告白すると、松嶋菜々子や壇れいなどが好きな女優なのだが、陸奥亮子の顔を見てしまえば、今のどんな美人女優でもクズ同然である。
華やかな外見を捨てて中身を充実させることを、「去華就実(きょかしゅうじつ)」というのだが、陸奥亮子や井深八重はそういうレベルの佳人であった。
ところが最近の女性はやれエステだ、やれ化粧品だと、外見ばかりに夢中になる。誰も「去華就実」なる熟語を知るまい。
それに「蛍二〇日に蝉三日」ともいう。女性の美など盛りはほんのわずかだ。
それなのに、ひたすらの虚飾の美ばかり追及なさる…。
どんな美人でもそんな女性とは会話もしたくない。
話は飛ぶが、先日(10月2日)韓国の美人女優・チェ・ジンシルが自殺した。
映像で見ると、すさまじい美人であるが、例によって整形したのだろう。外見だけの美人だったらしい…。
なんでもネットで侮辱されたから自殺したというのだが、本当なのか? そんな程度でココロが傷つくようじゃ世間は渡っていけまい。
韓国はOECD(経済協力開発機構)加盟国のうち自殺率ワースト1だそうだが、女優に限ってもずいぶん自殺するものらしい。結局のところ、外見ばかり、見栄えばかり気にしたがために、肝心のココロを強靭にする修行を怠ったのではないか。
これは韓国全体の傾向であろう。国民全部が見栄ばかり張るから、みなが雷同するのだ。
またまた話が飛ぶけれど、先日これもたまたまチラッと見たNHKテレビで、亡くなった渥美清の特集をやっていて、そのときに戦後すぐのテキ屋の映像が映された。
狭い部屋なのだが、テキ屋が弟子を教育している場面だと言っていた。
そのテキ屋が、なんとたかがテキ屋が、いい顔をしているのに喫驚した。
今の学校の教師にもこんな引き締まった知的な顔をした人はいないのではないかと思わせる。戦争直後には、ろくな教育を受けていないはずのテキ屋ですら、見事な顔をしていたのだ。
戦前の教育が軍国主義うんぬんを別としても、見事だった証左である。
今はむろん日教組が(文科省もだが)見事に国民のいい顔を破壊しつくした。
<引用おわり>---------------------
ねずきちもまったく同感なのですが、みなさまはいかが思われますか?
それにしても、最近のポッポの顔
  ヒドイ・・・||||(・・、)
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TOMMY POLKA