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ご紹介するVTRは、朝まで生テレビのものです。
田原総一郎氏「日本はどうして負けるとわかっている戦争をしたのか」
田母神俊雄氏「日本は侵略される側にいた。戦わなければ日本は植民地になった」
田原総一郎氏「それは玉砕主義だよ(笑)」
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戦わなければ日本は植民地になっていた。
それだけじゃない。いまごろは、東南アジアで植民地になっていない国はおそらくひとつも残っていなかった。
大東亜戦争当時、日本の人口は約8千万人だったけれど、過去の歴史を見て、植民地にされた国の国民はすべて、人口の9割を失っている。
とするなら、2009年の日本の人口は800万人程度だ。
いまの日本の人口は1億2700万人。
つまり、もし日本が戦っていなければ、いま生きている日本人の16人にひとりしか生きていない。16人中15人までは、いまこの世にいない。
こういうことを書くと、「歴史にIFは禁物でしょう」などと、番組に出演している村田晃嗣同志社大教授や、共産党のおじさんなどから嘲笑をかいそうだけれど、ボクにいわせれば、歴史にIFは禁物という言葉自体がサヨクのプロパガンタだ。
歴史はIFを考えることで、いまをいきる我々の血となり肉となる。
歴史にIFを考えるな、というのは、我々庶民に頭脳停止しろと言っているに等しい。
日本が先の大戦を戦わず降伏して、植民地となっていれば、おそらくこのこの番組に出ているすべての人は、いまこの世にいない。
上の動画で、田母神氏を批判している、いっけん平和主義を装う紳士(?)諸君は、戦い、散っていった先人達への感謝の思いすらもてない忘恩の徒と、あえて断じたい。
田原氏は、玉砕主義だと言った。
ものすごく冷たい言い方になるかもしれないけれど、先の大戦で日本が失った戦没者は、約200万人。(なくなられた将兵ならびに一般人の方々には、深く哀悼の意を捧げます)
戦争というものを「人口損耗率を最小にとどめながら勝利を目指すもの」とするなら、日本は、人口の2.5%を失うことで、人口の97.5%にあたる7800万人の命を救った。
植民地となって、人口の90%を失うことと、人口の2.5%を失うことで、多くの人命を守ったことと、そのどちらが日本にとってよかったのか。
これをお読みになっておられる皆様なら、もう答えは明白だろうと思います。
そして、以前にも書いたけれど、戦争というものを「ある政治目的を達成するための究極の手段」(クライヴィッツ“戦争論”)とするならば、日本は東亜の人種差別撤廃と、植民地支配への抵抗、そして日本および、既植民地化された東亜の国々の独立の保持を目的に先の大戦を戦った。
日本は、多くの戦没者を出し、本土を焼土と化したけれど、上に述べた戦争の目的は、すべて達成している。
実際、東亜諸国は次々に独立を果たし、欧米列強と謳われた欧米諸国は、植民地の権益をことごとく失った。
しかも、戦後の復興はめざましく、いまや世界2位の経済大国にもなった。
日本は「ろくな戦略もなく、負けるとわかっている戦争をした」のではありません。
すくなくとも日本は、誠心誠意ひたむきに、まっすぐに、極めて苦しい戦いであることを承知で戦い、戦争に勝った。
「ろくな戦略もなく」というけれど、それも違う。断じて違う。
一例を述べます。
戦艦大和は、日本の誇る巨大不沈戦艦だった。
その大和ですら、日本は沖縄突撃を敢行し、そして米航空機によって破壊された。
日本はバカだから時代が航空機の時代に移っていたのに、大和を単騎で、沖縄に向かわせたと、いわれています。
それも違う。断じて違う。
なぜなら世界ではじめて航空機によって戦艦を沈没せしめたのは日本軍です。
→参照:マレー沖海戦と戦艦大和
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-531.html
しかもそのとき日本軍は、大和攻撃に米軍が用いた航空機の、わずか5分の1の兵力で大英帝国誇る戦艦2槽をいっきに沈めている。
すでに制空権を失っていた日本の大本営は、大和が出撃すれば、敵が航空機をもって叩きにくることは十分に承知していた。
それでも大和を出撃させたのには、理由があります。
すでに戦争は末期だった。日本にはもはや戦艦や航空機を自在に動かすだけの石油もなかった。
石油がなければ、戦艦も無用の長物でしかない。
そして日本は、なんとかして有利な条件での連合国との講和を目指していた。
一方、連合国側も戦費が底をつき、財政は破たん状態。英国はロンドンを焼かれ厭戦気分が増していたし、米国も、戦死者のあまりの多さに、国内世論が終戦を求めていた。
そんな中で、日本は、あくまで戦い抜くぞ、大和を犠牲にしてでも戦いぬくぞ、という姿勢を、大和出撃で世界に示した。
日本はどこまでも戦い抜くのだぞ、というメッセージを発信し抜くことで、日本は、すこしでも有利な条件で講和を図ろうと最後の抵抗をしていた。
大和の最後の出撃は、そういう目的をもった出撃だった。
それは乗組員の貴重な人命をあまりに粗末にした無謀な行為だ、という人がいるかもしれない。
なるほど大和の乗員3,332名のうち、生還したものは、わずか269名だ。
しかし、戦艦沈没時というものは、ふつうは、乗員の95%以上は海に避難し、助かるものです。
大和の乗員が亡くなったのは、米軍が、残存し、海に漂流する乗員に対し、飛行機や艦船から機銃掃射を加えたことによる。
武器も持たず、丸裸で漂流する戦艦乗組員は、もはや戦闘員ではない。
そして非戦闘員に対する虐殺行為は、あきらかなジュネーブ条約違反です。
ついでにいうと、情報戦のことがある。
よく、アメリカは艦船にレーダーを搭載し、日本の飛行機や艦隊が来襲すると、その何百キロも手前から、敵兵力を察知していた。日本はバカだからそうしたレーダーを持ちいなかった。
これもウソです。大和にはそのレーダーがちゃんと搭載してある。
搭載してなかったのは、旧式の艦船(主に輸送船)です。これはどこの国もレーダーの搭載はしていない。
さらにいえば、そのレーダーのためのアンテナは、八木アンテナといって、日本の八木秀次氏が開発した技術です。
アメリカは、その技術をパクったうえ、戦後、科学者であった八木秀次氏を右翼と断定して公職追放している。
日本は「ろくな戦略もなく戦い、負けた」のではありません。
究極の苦しみの中を、味方に莫大な犠牲を払いながらも、戦いぬき、そして戦争目的を達成した=戦争に勝った、のです。
いま、ボクたちが、この世に生を受け、こうして生きているのは、亡くなられた英霊の方々が、それこそ命がけで祖国を守ってくれたからだ。ボクはそう思います。
そしてお亡くなりになられた英霊の方々に、心からの感謝と哀悼の意を表したいと思います。
日本はいい加減、自虐史観から目を覚ませ!と思う方
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