日本人お断り

こういうニュースがありました。
<記事引用>-------------------------------
【タイ】日本人宿が日本人のマナーの悪さに激怒
http://news.livedoor.com/article/detail/4180071/
タイのバンコクの日本人宿として有名な『SAKURA HOUSE』が、あまりに日本人のマナーが悪いということで、激怒していることが判明した。『SAKURA HOUSE』には日本の漫画喫茶のように多くの漫画本が漫画部屋にあり、料金を払うことで数時間ほど読むことができる。
その漫画部屋を利用している日本人宿泊客が自分のベッドに漫画を持っていってしまい、他の利用客が漫画を読めない状況になることがあるという。そのことに激怒した『SAKURA HOUSE』のスタッフが、ついに注意文の張り紙をしたのだ。
タイには紀伊国屋書店が支店を出しており、多くの日本人たちが雑誌や漫画を買ったり読んだりするためにやってくる。しかし、漫画の価格は日本よりも割高で、いちいち買っていたら大変である。そういうこともあり、『SAKURA HOUSE』の漫画部屋は非常に人気であり、独り占めする人が出てくると大変である。
海外にいるときだからこそ、日本人としてマナーを守る必要があると思うのだが、皆さんはどうお思いだろうか?
-----------------------------------------
世界一マナーの良いはずの日本人が、これはいったいいかがなものか。
漫画というから、部屋に持ち帰る日本人というのは、おそらくは若い世代だろうと思うが、なるほどおやじがヤングをつかまえて、「いまどきの若い者は・・・」というのは、ローマの昔からあることには違いないけれど、ねずきちには、最近の若い者が・・・・自分たちが若かった頃もたしかにろくでもなかったが、そうはいっても・・・・ちょっとイマイチなのです。
考えてみれば、人間というものは、やはり訓練なのですね。
少年のうちから、勉強に運動に芸術に、そしてもっともたいせつなことは、人としてたいせつなこと・・・つまり道徳観を、きっちり教え込む。
そうでなければ、人間なんて、すぐに堕落してしまう。
むかし、修身といわれた授業は、その後道徳と名前をかえ、最近ではどうやら公民というそうなのだけれど、やはり言霊のうえからいえば、「修身=身を修める」が、日本人には最もふさわしいように思えます。
てか、「公民」というのはどうもイケナイ。おおやけと、たみ、というのでしょ?
なんでもかんでも国のせい、ひとのせいにするという気風が、もうすでに「公民」という言葉からしてはじまっている。
ボクは、いまだにどうも個人主義というのに抵抗感があって、周囲からは、だからオヒトヨシと言われるのだけれど、個人主義というのは「ひとにめいわくをかけさえしなければ何をやってもいい」という思想なんですね。「人に迷惑をかけなければいい」のだから、それは転じては「バレさえしなければ何をやってもいい」となる。これは社会と人間に対する冒涜思想です。
陰徳あれば陽報あり。
親の恩、師への恩、地域社会への恩、国家への恩を感じ、祖先から末孫にいたる縦軸の共同体と、地域社会や家族、友人、所属する組織、広くは国家や世界の中の自分という共同体を強く自覚し、人が見ていなくても身を律して生きていく。
それが日本の、日本人の生き方だと思うのです。
そういう意味で、冒頭の記事は、タイのホテルでのひとつの出来事というのではなく、日本や日本人、ひいては日本という国家にとって、まことに嘆かわしい事態なのではないか。
そんな気がするのです。
人気ブログランキング ←クリックを♪
わたしの竹島ですが、何か?

コメントは受け付けていません。