今日は日曜日。午前中のテレビでは、一週間の政界の動きを振り返り、コメンテーターやら各党の議員さんが出演して、政治談議を繰り広げます。
今日のもっぱらの議題は、日米首脳会談。
いわく、
前のブッシュ=小泉会談のときは、キャッチボールなどして相互の親密さをアピールしたのに、今回はそれがない。
昼食にさえ招かれていない。
アメリカのメディアは、麻生総理を国民から支持を得ていない総理と報道。
対談の内容もおそまつで、ほとんど内容がない。
日本の民主党は、麻生総理よりも先に米国の官僚と会い、すでに根回し済み・・等々
テレビの評論は、麻生総理の訪米を、意味のないものに仕立て上げたいようです。
番組はそのように構成され、それを裏付けるかのような映像が流れ、コメンテーターやキャスターが、意味なし訪米を強調しています。
ところが、見ていて気がついたのが、そのキャスターやコメンテーターの眼。
「目は口ほどにものを言い」といいますが、どの目も、みんな、暗い(笑)
腹にイチモツあって、本当はアブナイのに、「安全だよ」とウソをつくとき、人の目はあのように暗くなる。
すくなくとも、どの出演者の顔(目)も、すっきりとした爽やかな明眸(めいぼう)とは程遠い(苦笑)
ねずきちも、なんどかテレビに出たことがありますが、単にアドリブでしゃべっているようにみえる事柄も、実は全部台本がある。
必ずしも台本通りにしゃべる場合ばかりではないけれど、基本、台本に従ってしゃべる。
こんな台本、おかしいと思っても、台本どおりにしゃべらないと番組の構成がおかしくなるし、次から出演させてもらえなくなる(笑)
実際、日米首脳会談で、何が大事なのかといえば、互いに景気のいいときならば、豪華な晩さん会を催したり、キャッチボールをしたり、両国の首脳が並んでスマイル写真を撮ったりするのが世間受けするだろうけれど、
いま、この大不況の中で、米国大統領にせよ、日本の総理にせよ、どっかの国の首脳を招いて、超豪華な晩さん会など開いたりしたら、それこそ、世間から非難轟々となるのは、想像に難くない。
就任したてのオバマ氏が、日本の総理とキャッチボールなどしていたら、いま不況にあえぐ米国市民はどう思うか?
もっといえば、オバマ氏と麻生総理が、一日ゴルフを楽しんだ、なんて出来事があったら、世の中がどう反応するか。
そう考えたら、このご時世では、虚飾を排した実務的会談となるのは、当然のことだと思う。
あるコメンテーターが「たった1時間の会談などでは、なにも決めることはできない」などとしたり顔をして話していたけれど、首脳会談が長ければそれで良いというものではない。
話し合われた内容については、先日
麻生=オバマ会談の意義
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-421.html
の記事で紹介させていただいたけれど、日米両国が、これからも互いに仲良くしましょうね、なんて社交辞令的な会談とは程遠い。
日米安保から、基地再編、北朝鮮問題、世界的金融経済危機への対処等、個々の問題についての方向性が、相互にきちんと語られている。
総花的議論ではなく、個々の具体的問題をあげながら、その対処の方向性について、両国首脳が確認しあっている。
決して意味のない会談とはいえないのである。
内容をちゃんと把握すれば「こりゃ麻生さん、すごい成果をあげたわい」と誰もが納得できる内容です。
それを知っていて、あえて番組の構成上、今回の日米首脳会談を意味のないものと位置づけようとする。そこに嘘がある。だから目が濁る。暗くなる。
目は口ほどにモノを言い・・・
昔の人はうまいこと言ったものです^^
デーブ・スペクター「ワシントンポストの麻生批判記事は東京が発信元」
デーブ・スペクターは、ちゃんと今回の日米首脳会談の意義を見ているようですね^^
麻生・オバマ日米首脳会談090225
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