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第115回倭塾 2024年12月7日(土)16:30-20:30 タワーホール船堀2F蓬莱
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| 「前九年の役」の歌問答には、武士たちが守るべき「天下の公民」という日本の根本理念が隠されています。源義家と安倍貞任が命懸けの戦場で交わした歌の一瞬が、ただの服装の話ではなく、体制の崩壊と民の苦しみを巡る深い意義を持つものでした。本記事では、この歌問答の真実と背景に迫り、日本の誇りある歴史の一端を紐解きます。義家が弓を下ろした理由、そして貞任の見事な返句の意味を読み解き、今だからこそ伝えたい日本の精神を探ります! |
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画像出所=http://blog.livedoor.jp/shirakinouen-ja9kikai/archives/67411870.html
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永承6年(1051年)に起きた前九年の役は、陸奥の豪族である安倍一族が国司に反抗し、勃発した奥州の大乱です。この討伐に派遣されたのが源義家、別名「八幡太郎義家」です。彼は武芸の神・八幡大菩薩に名を授けられた名将で、「天下第一武勇之士」とも称されます。
義家には「歌問答」にまつわる興味深い逸話があります。
歌問答の逸話
ある日、義家が敵の大将・安倍貞任を馬で追いかけました。追う義家と逃げる貞任。その時、義家は貞任に向かってこう詠みました:
「衣のたてはほころびにけり」
すると貞任は振り返り、微笑みながら即座にこう返しました:
「年を経し糸の乱れの苦しさに」
その見事な返歌に感服した義家は、構えていた弓を下ろし、貞任を逃がしたといいます。このやり取りは、後世に語り継がれる名場面として有名です。
近年の解釈への疑問
現代の一部の解釈では、義家の句を「貞任の衣服の乱れを指摘したもの」、貞任の返句を「古着だから仕方ない」という意味としています。しかし、この解釈には疑問が残ります。
義家と貞任は、いずれも一軍の大将として戦場に立つ武士。その歌問答が単なる「古着」の話で歴史に残るとは考えにくいのです。むしろ、このやり取りには日本社会の根本理念、「天下の公民(おほみたから)」という思想が反映されています。
歌問答の本当の意味
義家の句「衣のたてはほころびにけり」は、北斗の拳の「お前はもう死んでいる」に似た意味を持ちます。義家は剛弓の名手で、その威力と正確さは敵を一撃で仕留めるほど。その義家が弓を構えて貞任にこう呼びかけるのは、「お前はもはや終わりだ」という宣告に他なりません。
一方、貞任の返句「年を経し糸の乱れの苦しさに」には、「長い年月の間に律令体制が崩壊し、民が苦しむ現状」を示しています。彼は、天皇の宝である民(おほみたから)を守るために立ち上がったことを、この句で堂々と表現したのです。
このやり取りにより、義家の句は単なる「お前は終わりだ」という意味を超え、「体制の乱れ」そのものを暗示するものに変えられてしまいます。こうして貞任は、見事な機転で義家の攻撃をかわし、反体制側の立場を強調しました。
日本の理念と歌問答の背景
日本社会の根本には、天皇が民を「おほみたから」として慈しみ、武士たちもその民を守るために立ち上がるという理念があります。この歌問答は、単なる服装の話ではなく、武士たちが民の安寧を守る使命を象徴しているのです。
義家が弓を下ろしたのは、貞任の返句に感服しただけではありません。もし矢を放てば、「自分自身の戦いの正義」を否定してしまうからです。こうした背景を理解することで、この歌問答の真意が浮かび上がります。
現代への教訓
「天下の公民」という日本の理念が、この歌問答を歴史に残る名場面にしたのです。しかし、左翼的な階級闘争史観では、この物語の本質を理解することはできません。「古着だから」という薄っぺらな解釈では、日本人の誇りを伝えることはできないのです。
今こそ、日本の原点を学び、日本を再生する時です。私たちは「天下の公民」という理念を受け継ぎ、民を宝とする精神を次世代に伝えなければなりません。
※この記事は2014年11月のねずブロ記事のリニューアルです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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