ねずさんが描く女性の日本史2024/10/29発売(予約受付中)
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ハロウィンの起源はケルトの大晦日で、祖先の霊が帰ってくる行事でしたが、キリスト教と混ざり悪霊から身を守る仮装の習慣が生まれました。日本でも交流イベントとして神社や寺が協力する事例が見られます。思想や宗教において純粋さを求め過ぎると排他的になる危険があります。正しさは人それぞれであり、他者の価値観を許容することで個人が成長し、人々が共に暮らしやすい社会が築かれるのだと思います。

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20221018 夜明け
画像出所=https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/dawn?q=dawn+
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画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


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10月31日にはハロウインの日がやってきますが、ハロウィンというのは、もともとこの日がケルトの暦で大晦日にあたり、この日にご先祖の霊がたちが帰ってくるという、日本で言うならお盆のようなお祭りが起源です。
ところがこれがキリスト教と混じり、ご先祖の霊が、なんと悪霊になってやってくるという解釈になって、そうした魔物たちから身を守るために人々が仮装をしたり仮面をつけたりするようになったのだそうです。
これがさらに米国に伝わると、そこでは子どもたちのお祭りになった。
いやはや文化というのは、おもしろいものです。
昨年のことですが、こ゚縁があって岸和田市にお伺いしたところ、ハロウィンの夜、街中に辻占いのみたいなテーブルが出て、そこでロウソクを点けて、仮装した爺ちゃん、ばあちゃんたちが子どもたちを迎えるというイベントが行われていました。
そして、そんなイベントに、街の神社やお寺さんが全面的に協力していました。
これは素晴らしい!と思いました。
信仰の純粋さを求めるのではなく、町おこしや、お年寄りと子どもたちとの交流、神社やお城といった古くからの施設と子どもたちとの交流、つまりそうしたコミュニケーションのためのイベントになっていたからです。
信仰は自由です。何を信じるかも自由です。
けれど同時に、人は生きて暮らしているのです。
それもひとりではなく、街全体のなかのひとりとして暮らしています。
そうしたなかで、人々が世代を越えて交流する。
素晴らしいことです。
世界の宗教では、信仰の純粋さを求める人たちの話をよく耳にします。
肉体は穢れたものだからと、ひたすら肉体を苛(さいな)んだり、純粋な信仰のためにテロを働いたり、信仰のために、それ以外の多くの人々が殺戮されても、それが当然と考えることもあります。
神でなければ悪魔です。
だから悪魔を叩くことは正義だと考えます。
このことがさらに発展して、人を叩くことが正義とされるようになる。
我が国にも、思想や宗教に純粋さを求める人たちがいます。
たとえば革命思想かそうでないのかという議論から、かつては連合赤軍事件なんてのが起こりましたし、
近年では「保守か保守でないか」「反日か親日か」なんて議論もあります。
そして西洋的なものに染まった昨今の日本では、保守でないものを叩くことが正義、親日家を叩くことが正義とばかり、ひたすらディスることを日常にしている人もあります。
けれど私たちは、思想以前に、そもそも人なのです。
何が正しいかなんて、人の頭を超えるものです。
人にできることは、いまこの瞬間に、いまあることを改善し、改革し、いままでできなかったことや、新しいことに、勇気を持ってチャレンジすることだけです。
たとえば保守としての純粋化を追求すること自体は、自己へのチャレンジです。
それは良いことです。
しかし純粋であるために周囲を叩くようになれば、それは害毒になります。なぜなら社会性を失なうからです。
お名前を出して恐縮ですが、百田先生は新党を立ち上げられました。
彼は、新しい小説にチャレンジし、国史にチャレンジし、言論活動にチャレンジし、そして今は新党にチャレンジしています。
その意味で、先生のチャレンジ精神は素晴らしいと思います。
ただし、思想として純粋さを追求するあまり、排他的敵対的になったら、ちょっとまずいのかもしれません。
少し考えたら、誰にでもわかることです。
人には、純粋も真正もないからです。
誰もがどこか穢れており、誰もがどこか心得違いをしています。
いまは正しいと思われていることも、神々の視点から見たら、大きな履き違えかもしれません。
ひと昔前までは、モノを得ること、高級品を得ること、お金を得ること、財産を得ることが良いことであり、正しいことであるとされました。
その後には、とにかく安いものを得ることが正しいこととされるようになりました。
そして今は、モノや値段より、心の豊かさや満足といったことが、求められる時代になりました。
時代が変われば、価値観は変わるのです。
何が正しくて、何が間違っているかなど、神々でもなければわからないことです。
そうであれば、純粋も真正も、それが正しいかどうかなど、わかるものではありません。
人はもっと自由で、かつ経験的だと思うのです。
そして人でなければできないことがあると思うのです。
なぜなら、人は、霊止(ひと)だからです。
人の体は霊(ひ)の乗り物だというのが、神話の時代から続く日本人の思考です。
肉体は、動くために食を摂り、子孫を残すために生殖に励みます。
バクテリアから昆虫、動植物から、一番大きな霊長類である人間も、皆同じです。
人は、肉体の欲求に縛られています。
霊(ひ)は自由ですから、地球の反対側にも、他の惑星にも、過去にも未来にも、宇宙の果にだって思うだけで行くことができます。
けれど触れることができないのです。
体感することができないのです。
だから霊(ひ)は、肉体を手に入れ、様々な体験をし、さまざまなチャレンジをします。
そうすることで、自由な霊(ひ)が、経験という貴重なものを手に入れることができるからです。
思想や、歴史、哲学等には、さまざまな思考があり、それぞれが正しいと自己を主張しています。
人の顔や形が違うように、さまざまな形があります。
それが一番良い状態だと思うのです。
みんな同じなら、それはファシズムです。
どちらが正しい、ではないのです。
みずからは純粋真正を追求しながら、同時に他者の思考思想への許容力を持つ。
そうすることで、ひとつの思考からの自由を手に入れ、さらに成長し、愛を深めていく。
愛することというのは、異なるものを愛でる心を持つことです。
人を愛するのなら、人が持つ異なる思想も愛する。
そもそも何が正しいかなんて、時代や民族や場所によってまちまちです。
ですから、どれが正しい、どれが間違っているというのはおかしな議論です。
どの思想からも、どの解釈からも常に自由であること。
そして常に改善し改革し、新たな自分に挑戦し続けること。
それが一番大事なことなのだと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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24 希望ある日本の再生
23 縄文文明の謎を解く
22 家康の築いた江戸社会
21 ねずさんの今こそ知っておくべき徳川家康
20 奇蹟の日本史
19 後世へ語り継ぎたい 美しく猛き昭和の軍人たち
18 日本武人史
17 縄文文明
16 子供たちに伝えたい 美しき日本人たち
15 金融経済の裏側
14 庶民の日本史
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12 ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密
11 [復刻版]初等科国語 [高学年版]
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