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心を空(から)にして、今この瞬間を生かされているよろこびを素直に感じ取ってみる。
そしていつも自分とともにいてくれる自分の霊(ひ)に感謝する。
そうすることで、霊(ひ)はたいせつなことを身に思い出させてくれるのだそうです。


20200125 赤龍
画像出所=https://ameblo.jp/syugosyakara/entry-12407448334.html
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)

「願兼於業(がんけんおごう)」というのは、もともと天台宗にある思想です。
唐代の天台宗の僧侶、湛然(たんねん:妙楽大師ともいう)の言葉で、読み下しは
「願って業(ごう)を兼(か)ぬ」です。
どういう意味かというと「人はこの世に生まれてくるときに、先に人生の設計図を描いて生まれてくる」
豊かな家に生まれながら、何もかも失う人生があったり、貧しい家に生まれながら、一代で財を築いたり、特別な体力に恵まれて運動分野で素晴らしい成績を残したり等々、人には様々な人生がありますが、その人生は、あらかじめ自分で描いて生まれてきたものである、というのが「願兼於業」です。
要するに、人は肉体があるだけの存在ではなくて、先に霊(ひ)《あるいは御魂(みたま)ともいいます》があり、その霊(ひ)が、より高度な霊(ひ)になるために、この世に身(み)《肉体のこと》という重みを持って生まれてくる。
肉体が重みだというのは、たんに体重が重いということではなくて、できることに制限制約があることです。
何をするにしても、すべて階段を一段一段登らないと二階に行けないように、順番にものごとを行っていかなければならないのが身の特徴です。
しかも、途中で足を踏み外したり、転んで怪我をしたり、人とぶつかったり、ただ階段を登りたいだけなのに、なんだかわけのわからない重たい荷物をいっぱい背負っていて、一段上がるのもたいへんだったりする。
霊(ひ)だけなら、ドラえもんの「どこでもドア」を持っているようなもので、どこにでも瞬時に行けるし、タケコプターに乗って空を飛ぶこともできるし、机の引き出しのタイムマシンで過去の世界や未来世界に行くことも可能です。
それが「身(み)」の世界では、いずれもまったくできなくて、何をやるにも、一歩ずつの前進。
しかも、失敗して転がり落ちるときは、いっきに何千メートルも落ちたりする。
パラシュートでも持っていれば良いけれど、持っていても、それが開かなかったりと、とにかく身の世界は、難題ばかりが続くわけです。

20191006 ねずラジ
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けれどそうした数々の人生の難題のことを、持って生まれた「業(ごう)」と言います。
いかなる人生の難題も、すべては「願兼於業」であって、そもそもそういう人生を自分で選んで(設計して)生まれてきているのだ、というわけです。
設計図は、もちろん悪いことばかりではありません。
良いこともある。
けれど、もともとが今生での霊(ひ)の成長を目的としていますから、どちらかというと苦労に感じることの方が多いものなのだそうです。
ところが、そんなせっかくの設計図を持って生まれてきていながら、人はときどき、自分の霊(ひ)の設計図がどのようなものであったのかを忘れてしまう。
すると何をして良いのかもわからなくなり、ただ毎日を漠然とした自己矛盾の中ですごすことになります。
わかりにくいのは、人にはそれが、「設計図を忘れたから」なのか、「そもそもそういうときを経由することで、さらなる霊(ひ)の成長を図ろうとする、それもまた設計図のうちの出来事」なのかがわからない。
わからないから、よけいに道に迷うことになります。
これが昂(こう)じると、ついには病気になったりする。
病気というのは、こうした自己矛盾がピークに達したときに、霊(ひ)が、パソコンやスマホのメモリに垢がたまりすぎて動作が悪くなったときに再起動するのと同じで、霊(ひ)のリスタート(再起動)のために起きるのだという話もあります。
ですから病気を克服すると、なにかの憑きものが落ちたように元気になる。
そうはならないのなら、それはまだ再起動中ということでもあるのだそうです。
なにやらむつかしいお話をしていますが、お話したいことは、その「設計図を忘れたとき」のことです。
自分がなんのために生まれてきたのか。
自分はどうしたいのか。
何をしたいのか。
どうなっていきたいと思うのか。
とりわけ人には、大脳の新皮質があって、その新皮質の中に、生まれてから今日までのすべての経験が、記憶として蓄えられているのだそうで、そうした記憶をたくさん持つ人ほど、もともとの霊(ひ)の設計図を見失いやすいのだそうです。
それで誤って迷宮に迷い込んでしまう。
本人が迷宮に入るだけなら良いのかもしれませんが、ときとして、その迷宮を真実と思い込み、迷宮を保持したり拡大したりするために、大勢の人を殺してもなんとも思わないような残酷さを、人が発揮してしまうことがあります。
その典型が、虐殺主義とも呼ばれる共産主義かぶれで、これに感染すると、平気で何百万人も虐殺したりするようになる。
あるいは金儲け主義も同様で、これもまた欲望を刺激する感染性インフルエンザのようなもので、罹患すると金儲けのためなら人にどれだけ迷惑をかけても構わないなどといった誤った考え方に陥ってしまう。
人の霊(ひ)は永遠の存在、身は今生限りです。
ところが、今生限りの身が身に付けた今生での知識や経験に拘泥し、あらかじめ持って生まれた霊(ひ)が今生でなそうとした設計図を忘れてしまうと、いろいろなことが思うようにはかどらなくなったりするのだそうです。
共産主義などは、そのはかどらない苛立ちを、そのまま周囲に転嫁するという、とんでもないことをしてしまうのですが、そうならないためには、自然体でいることを心がける必要があるのだそうです。
心を空(から)にして、今この瞬間を生かされているよろこびを素直に感じ取ってみる。
そしていつも自分とともにいてくれる自分の霊(ひ)に感謝する。
そうすることで、霊(ひ)はたいせつなことを身に思い出させてくれるのだそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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