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| 神武天皇は我が国の初代の天皇であり、その初代天皇が、各人がそれぞれの持場において、しっかりと責任を持って最後までその責任を果たしきっていくことを、こうして明らかにされたのです。 |

画像出所=https://www.thedailybeast.com/j-edgar-hoover-unmasked-by-eastwood-movie-and-last-of-his-g-men
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)
「討ちてし止まん」という言葉は、戦時用語として戦後ずいぶんと戦前までの日本を馬鹿にする言葉として用いられた言葉です。
けれど馬鹿にした側が、馬鹿者です。
なぜなら知恵がないからです。
「討ちてし止まん」は、久米歌(くめうた)と言って、古事記の神武天皇記に出てくる歌にある言葉です。
神武天皇の軍団が八十健(やそたける)らを倒した後、登美那賀須泥毘古(とみのなかすねひこ)を討とうとしたときに、神武天皇が歌われた歌として紹介されています。
現代語訳すると、次のようになります。
1 いかめしくて強い久米の子らよ
粟の畑にニラが一本生えてきた
そんなものは根も芽も繋いで
討ちてしやまん
2 いかめしくて強い久米の子らが
垣根の下に飢えた山椒で
お前たちの口がヒリヒリ疼いていたことを、
私は決して忘れないから
討ちてしやまん
3 神風が吹く伊勢の海
大きな石に這いまわり
巻き貝のように這い回わって
討ちてしやまん
このように「討ちてしやまん」という語は、三回繰り返して歌われています。
三度繰り返されているということは、これはたいへんな重要語だということです。

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一見すると、勝利するまで戦うぞ、どこまでも戦い抜くぞと歌っているように見えますが、実はそうではありません。
集団戦を考えたらわかることです。
バレーボールでも野球やサッカー、バスケットボールでも、いま流行りのラグビーでも、集団戦というものは、必ず各人にポジションが与えられます。
そして各自が最後の最後まで、そのポジションを守りきり、自分に与えられた役割をしっかりと果たすことで、戦いが勝利に導かれます。
ただ勝つまで戦うぞというだけでは、集団戦は戦えないし、勝利もない。
この簡単な理屈がわかれば、「討ちてしやまん」の意味も明らかになります。
すべての兵員が、それぞれの役割を最後まできちんと責任を持って果たしぬくこと。
それが「討ちてしやまん」です。
神武天皇は、我が国の初代の天皇であり、その初代天皇が、各人がそれぞれの持場において、しっかりと責任を持って最後までその責任を果たしきっていくことを、こうして明らかにされたのです。
そしてこれが我が国の文化となりました。
誰もが、その人にふさわしい持ち場にあって、それぞれの責任をきっちりと果たしていく。
しっかりと最後まで責任を持って仕事をやり抜く。
これこそが我が国の産業の強さだったことだし、我が国の最大の強みでもあったことなのです。
どこかの国のように、「ケンチャナヨ(いいかいいから、適当に)」が文化の国とは、文化の根底が違うのです。
はっきりいって、一緒にされたくない。
それだけに、戦後の左翼や、日本解体を目論む痴れ者たちが、徹底的に攻撃を加えたのが、この「討ちてしやまん」でした。
自分たちは「ケンチャナヨ」。
責任ある政府や良識ある人達には「討ちてしやまん」という概念を捨てさせる。
その結果がどのような国になるかは、あまりにも明らかです。
日本人が半島人化するのです。
そして、災害に弱く産業の育たない貧乏国になる。
かつてアメリカに、ジョン・エドガー・フーヴァー(John Edgar Hoover)という人がいました。
いまのFBI(連邦捜査局 Federal Bureau of Investigation)を創設した人です。
1930年代のギャング狩り、第二次世界大戦中のスパイ摘発、戦後の赤狩りなどの活動を指揮した人として有名ですが、同時にフーバーは、戦時中の日系人の強制収容に対しては「スパイと思しき者たちは真珠湾攻撃の直後にFBIが既に拘束している」として猛反対した人でもあります。
そのフーバーは、ギャングやスパイ、あるいは赤狩りを実行しようとするときに、これを逮捕したり射殺したりするための法がないからと、他の行政官僚や政治家たちが尻込みするなかにあって、果敢にこれを実行して行きました。
そのためにフーバーは、共産主義者やスパイからは蛇蝎のごとく嫌われました。
しかし正義のために闇を一手に引き受けたフーバーのような存在が、もしいまの米国にあれば、チャイニーズの横暴は、完全に世に暴かれているのではないかと思います。
いまの日本に求められるのは、そんなフーバーのような人材なのではないかと思います。
日本は、「討ちてしやまん」の精神を取り戻すべきです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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