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矢作直樹(やはぎなおき)先生は、東大救急病院を築いた東大教授であり、ついこの間まで同病院の医師であり教授であり、いまも東大の名誉教授である方です。
おもしろい先生で、救急病院ですから、いつなんどき怪我人や病人が担ぎ込まれるかわからない。
だから、自分の住まいさえ持たず、ずっと病院内に寝泊まりをされていた先生でもあります。
その住まいにされていたお部屋なのですが、とにもかくにも本だらけ。
医療関係の研究書のみならず、古今の名著を読了され、もともと頭の良い方ですから、そのことごとくを頭の中にしまい込んでおいでになる、天才であると同時に努力の人でもあります。
矢作先生といえば、2011年に出版された『人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-』が有名で、この本は、是非みなさまにもお読みいただきたいと思うのですが、この本の中で先生は、人が単に肉体だけの生き物ではなくて、その肉体に霊(ひ)が宿ることを明確に立証されました。
肉体に霊(ひ)が宿ること、むしろ霊(ひ)が本体で、肉体はその乗り物にすぎないことは、我が国の縄文以来の古典的思想そのものです。
そしてそのことを、今回あらためて霊能力者であり『みんな誰もが神様だった』の著者でもある並木良和先生との対談形式で、わかりやすく解き明かしたのが、本日発売の
『失われた日本人と人類の記憶』
です。
この本の中にある記述の一部です。
(矢作)日本人の定義をしてみたいと思うのですが、これは日本語を話す、皇室を意識する、ご先祖様や八百万の神様を大切にするということでいいのでしょうか。
(並木)はい、まさに的確に表していると思います。
(矢作)ところで弥生時代のあとにくる「古墳時代」という言葉は、私は必要ないものだと思っています。教科書的には「大和時代」は、神武天皇の即位から平城京遷都までを指していました。近年この「大和時代」は、記紀にある上古の天皇の実在性あるいは在位年数の信頼性への疑問から、3世紀、第十代崇神天皇の御代にはじまる「古墳時代」と「飛鳥時代」とを合わせた時代ととらえられています。実際は、大調和を目指して立たれた神武天皇から「飛鳥時代」と呼ばれる時代になるまで切れ目がありません。都の場所を尊重するなら飛鳥に都が置かれた「飛鳥時代」以前をまとめて「大和時代」とすればよいかと思います。ましてや古墳造りは、必ずしも精神的に偉大なこと、偉いことを成し遂げたというわけではないので。
(並木)それについては賛成ですね。古墳時代という名称はまだにとってつけたような、ほとんど後付けのような感じがするのでいらないと思います。
とても興味深く読ませていただきました。
おすすめです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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