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(新作動画)《大人のための修身入門》第一回『修身教育とは何か?』」
https://www.youtube.com/watch?v=89DM7BIPH_4
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地震や台風などの自然災害がなくて、人災ばかりが目立つ国からやってきた人たちは、とにもかくにも自分さえ良ければと目先の利益ばかりを追求する傾向があります。
しかし日本では、そうやって自分さえ良ければと自己の利益の拡大を図っても、すこし地面が揺れただけで、すべてが水泡に帰してしまいます。
あるいは人を騙したり傷つけたりして自分の利益ばかり図る人には、いざ災害が起きたときの災害救助にも復興工事にも、誰も手を貸してくれないのです。
厳しいかもしれませんが、それが日本列島という国の現実です。

20180906 銭形平次
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)

【お知らせ】
<東京・倭塾、百人一首塾他>
9月15日(土)18:30 百人一首塾 第29回
9月23日(日)13:30 第54回 倭塾・東京 第54回
東京の倭塾・百人一首塾は10月から会場がタワーホール船堀に変更になります。
10月8日(月)13:30 第55回 倭塾 研修室 1330-160
10月27日(土)18:00 第30回 百人一首塾 407会議室
11月13日(火)18:00 第31回 百人一首塾 307会議室
11月25日(日)18:00 第56回 倭塾 研修室
12月6日(木)18:00 第32回 百人一首塾 301会議室
12月24日(月)13:30 第57回 倭塾 研修室
<関西・倭塾>
8月10日(金)19:00 倭塾・関西 第一回 (IK歴史勉強会 十七条憲法と創生の神々)
9月9日(日)14:00 倭塾・関西 第二回 (IK歴史勉強会 イザナギ・イザナミと古代の朝鮮半島情勢)
10月19日(金)19:00 倭塾・関西 第三回 (IK歴史勉強会 大航海時代と大国主)
11月9日(金)19:00 倭塾・関西 第四回 (IK歴史勉強会 唐の皇帝と日本の天皇)
12月8日(土)14:00 倭塾・関西 第五回 (IK歴史勉強会 稲作の歴史と古墳のお話)
<国内研修>
12月16日(日)~17日(月) 一泊二日 神話を体感する会
11月の倭塾関西の日程が11月11日(日)から、11月9日(金)19時に変更になっていますのでご注意ください。

はじめにお知らせを2つ。
1 関西倭塾の件
今度の日曜日に第二回の関西での倭塾が開催されます。関西での倭塾は開催数が少ないものです。
明後日と期日が迫っていますが、まだお席に若干の余裕があるようです。
下のURLからお申し込みいただけます。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/9b4d2c82518765
2 新作動画ができました。
現代人の大人が学ぶ修身講座で、第一回の配信が行われました。
ぜひ、ご視聴いただければと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=89DM7BIPH_4
本文です。
関西を大きな台風が襲い、北海道に震度6の地震がきました。
被害に遭われた方々に衷心よりお見舞い申し上げます。
まだ事態は起きたばかりですから、メディアの報道が被害にばかり目が向けられるのは、ある意味仕方がないことだと思います。
しかし、こと地震に関していえば、御用学会の学者さんたちも政府もメディアも、南海トラフ巨大地震のことばかりを言っていました。
でもどうでしょう。
実際に巨大地震が襲ったのは、阪神淡路大震災であり、東日本大震災であり、九州の地震であり、北海道の地震です。
日本列島は、全国どこであっても、いつ巨大地震に襲われるかわからない列島なのです。
台風もそうです。
何十年かに一度は、巨大な台風が日本列島を襲います。
そしてその都度、風雨による甚大な被害が発生します。
それは全国どこであっても、必ずやってくることです。
今回災害を免れたとしても、明日は我が身です。
日本全国、危険はどこも同じなのです。
実際に被害が発生すれば、すぐに復興が行われなければなりません。
土砂災害に遭ったならば、その土砂や木々や瓦礫を撤去し、倒壊した家屋を再建し、亀裂の入った道路を元通りに直していかなければなりません。
誰が行うのでしょうか。
倒壊した家屋に住んでいる80歳のお婆ちゃん、お爺ちゃんでしょうか。
近所の青年団も、いまはもうありません。

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瓦礫の撤去、行方不明者の捜索などは、自衛隊に出動してもらわなければ、どうにもなりません。
結局は日頃否定している自衛隊だけが頼みの綱です。
しかし自衛隊も警察や消防も法のもとにある機構です。
法が機能しないような巨大災害に、どのように対応するのでしょうか。
そもそも地震や台風は、日本の法律のもとで起こるものなのでしょうか。
軍というものは、国内法が機能しないときにあらゆる活動ができる機構をいいます。
戦争も国内法だけではどうにもならないものです。だから軍が動きます。
天災も国内法だけではどうにもならないものです。だから軍が動きます。
日本は軍のいらない国なのでしょうか。
また災害復興に際しては、土木作業員や大工などの建設作業員の存在が不可欠です。
昭和50年代くらいまでは、こうした災害が起こると、全国から被災地に、そうした建設作業員のプロが集まってきました。
飯場と呼ばれるプレハブの仮設宿泊施設が建ち、作業員たちには寝る場所が与えられ、食事も振る舞われました。
そして災害復興などにおいては、常に高額の日当が支払われました。
宵越しの銭は持たないような人たちです。
仕事を終えた作業員の人たちが、夜に一杯飲む、仮設屋台の飲み屋さんが、すぐに立ち並びました。
ホステスさん達が雇われ、彼女たちは高額の化粧品や衣服を買い求めました。
すると、そうした化粧品や洋服や着物を売るお店がまたたく間に復興しました。
また、それらをつくる業者さんも復興しました。
そしてまたたく間に、土地は元通りになり、産業も復興していったのです。
戦争で焼け野原になった日本が、またたくまに復興したのも、そうした建設作業員たちが、日本最大の雇用を生んでいたことによります。
ところが平成に入って以降、特に10年前に民主党政権ができて以降、建設業界は構造不況業種となりました。
その結果、多くの建設作業員が転職していきました。
いま行政が、被災地の災害復興をしようとして、破格の高待遇で建設作業員を招こうとしても、まったく人が集まりません。
つまり日本は、災害が起きたときに、それを復興する力を失ってしまったのです。
これもまた、軍の存立問題と並んで、きわめて重大な問題です。
本来日本は、災害の多い国なのですから、日頃から建設作業員が余っているくらいでなければならない、余っていてちょうどよい国なのです。
そのためにも、建設作業員が、稼げる、生涯に渡って安心して生活できる国でなければならないのです。
建設作業員の職場を奪うことが、どれだけ馬鹿げているのか、いまいちど私達は再考する必要があります。
災害復興にあたって必要な新たな街づくりは、安普請の安かろう悪かろうの建物や堤防や道路や高架橋、トンネルなどでしょうか。
次には、災害に負けない、しっかりした物件を構築しなければならないのはあたりまえのことです。
つまり我が国は、おとなりにあるどこかの国と違って、安かろう悪かろうでは通用しない国なのです。
このことも、再考しなければならない大きな問題です。
昔、大川橋蔵が主演したテレビドラマの銭形平次では、毎回八五郎が
「親分、たいへんだ、たいへんだ〜」と言って飛び込んでくるところから番組が始まりました。
八五郎は、自分ではどうすることもできないで、ただ騒ぐだけです。
そして食いしん坊で、笑わせ屋です。
いまどきのメディアは、なにかあると「たいへんだ、たいへんだ」と騒ぎ立てるだけ。
それにグルメ番組にお笑い番組ばかりです。
まるで八五郎メディアです。
はてさて日本は、八兵衛と悪代官とやくざ者ばかりの国になってしまったのでしょうか。
そろそろ銭形平次の出番です。
現代日本にとっての銭形平次は、民衆の良心そのものです。
災害に強い強靭な国家作り、国土作り、社会体制作りは、我が国存立の基盤です。
それらがあってはじめて、私達庶民は、安全と安心のある暮らしを手に入れることができます。
地震や台風などの自然災害がなくて、人災ばかりが目立つ国からやってきた人たちは、とにもかくにも自分さえ良ければと目先の利益ばかりを追求する傾向があります。
しかし日本では、そうやって自分さえ良ければと自己の利益の拡大を図っても、すこし地面が揺れただけで、すべてが水泡に帰してしまいます。
あるいは人を騙したり傷つけたりして自分の利益ばかり図る人には、いざ災害が起きたときの災害救助にも復興工事にも、誰も手を貸してくれないのです。
厳しいかもしれませんが、それが日本列島という国の現実です。
いざ災害というときに、互いに助け合うことができるよう日頃からご近所さんと愛情をもって接しながら互いの信頼関係を築く、いざというときに迅速な災害救助や被災地復興ができるように、あらかじめ訓練し、対策をとっておく。
国をあげて、いざ災害というときに困らない強靭な国家作り、国土作り、社会インフラの整備、社会の中における信頼関係のある国つくりは、日本列島という天災の多い国では不可欠の要素です。
愛情と信頼、そして日頃からのいざというときのための備えと訓練は、日本列島に住む以上、不可欠の要素です。
どこかの半島にある国では、愛情よりも欲、裏切ってでも金、真面目に訓練することを嫌がってただ威張り散らすツッパリの不良であることが文化かもしれませんが、日本ではそれは通用しないのです。
明治以降、欧米に追いつき追い越せで外来文化の受け入れに忙しく、私達日本は、日本列島固有の古くからある「災害の多い国に生きる」という要諦を失い続けてきました。
今回の地震は北海道でしたが、関東での大震災は、大正時代の関東大震災だけではなく、元禄、天明、安政年間にも大地震がありました。
けれども関東大震災の死者・行方不明者が14万2,800名だったのに対し、元禄地震では約1万、天明地震では少数、安政地震では7,444名の死者・行方不明です。
関東大震災だけが当時の家屋が木造であったために火災が広がっわけではありません。
元禄、天明、安政の頃だって江戸の家屋は木造です。
人口が違うという人もいるかもしれませんが、江戸時代の江戸の人口は、諸説ありますが、おおむね200万人から250万人、大正9年の震災当時の東京市の人口は217万人です。
江戸時代と変わらないのです。
これは何を意味しているのでしょうか。
そして元禄、天明、安政の大地震や関東大震災の頃と比べ、現代の東京の人口は921万人です。
周辺都市から都内に働きに来ている人たちが集中する昼間人口は2000万人にのぼるともいわれています。
その東京がひと揺れしたら、いったいどうなるのでしょうか。
あるいは、今回関西を襲った台風が、関東を直撃していたら、いったいどうなったのでしょうか。
荒川、多摩川、江戸川が大規模な氾濫をしたら、都内はいっきに水没します。
日本は不況だといわれていますが、災害対策は、そのまま経済の活性化を招きます。
日本は、稼ぐためなら騙しても良い国ではなく、人々が助け合って協力して稼ぎ、稼いだお金を行政がとりまとめて積極的に災害対策のために使うことで、国土のインフラを整備し、それによってますます国民全体が豊かで安心して安全にクラスことができる国になっていく。
あるいは、そのようにしていくことが、日本という天災の多い国における不可欠の要素だし、実はそれこそが日本文化です。
西洋かぶれでは通用しないし、特亜と呼ばれる国々の「安かろう悪かろう」で売れればいいという思考も日本では通用しません。
繰り返し起こる天災は、いま日本人にあらためて日本を考え、外国にかぶれない強靭な日本を築くための神々の声なのかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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大人のための修身入門 第一回「修身教育とは何か?」


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