20160919 亀甲占い
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【お詫び】
今朝のねずブロの「古事記と神代文字」の紹介文ですが、
19日(月)が祭日であったため、ねずマグの配信が、まだされていないことが判明しました。
本当は、月曜日にメルマガ配信→水曜日にねずブロで紹介という流れにしたかったのですが、前後の順番が逆になり、ねずマグの配信が、今度の26日(月)になります。
そのため、文面を大幅に変更し、かなりの部分、つまり神代文字についての考察等を、ブログから大幅にカットし、続きは今度の月曜日の配信とさせていただきました。
アップから約3時間で、およそ7千人の方が既読となっていたようです。午前11時以降にこのページをご覧になられる方は、かなり省略したものしか読めなくなりますが、続きは、今度の月曜日にねずマグで配信します。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
お詫び申し上げます。
小名木善行 拝

人気ブログランキング ←いつも応援クリックをありがとうございます。
以下の文は、毎週平日月曜日に発行している『ねずさんのひとりごとメールマガジン』の9月26日、つまり今度の月曜日に配信する予定の小文です。
このメールマガジンでは、毎週書き下ろしの論考を述べさせていただいています。
今回、やや先行して、次週掲載分の一部をご紹介したいと思います。
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ねずさんのひとりごとメールマガジン Vol.0230
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古事記の表記と神代文字
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古事記は、稗田阿礼の口誦を太安万侶が書き写したと簡単に紹介されていることが多いのですが、古事記の序文には、
1 稗田阿礼が『帝皇日継』、『先代旧辞』などに伝えられた歴史をしっかりと暗記し、それを太安万侶が筆録した。
2 筆録に際して「帝紀を撰録し旧辞を調べて、偽りを削り真実を見定めた。
 (原文=撰錄帝紀、討覈舊辭、削僞定實)
 つまり内容を精査して、知りうる限りの正しい歴史を記載した、
と書かれています。
20160810 目からウロコの日本の歴史


つまりただ稗田阿礼が稗田家に代々伝えられてきた伝承を太安万侶が書き取ったというものではなくて、諸々の家に伝わる帝紀や旧辞に書かれたことを検証しながら、あらためて「史書として編纂しました」と書かれているわけです。
通説では蘇我氏の保管していた書のことであって、火災で消失しているので、現存はしていないと言われていますが、でも古事記には「諸家に」と書いているわけです。
ということは、言い換えれば「豪族ごとにそれぞれに」ということであろうと思われます。
なぜそのようなことをしたのでしょうか。
もともとちゃんとした史書があったのなら、あらためて編纂する必要などないはずです。
これについて、古事記序文は次のように書いています。
それが序文にある天武天皇の詔です。
「朕は、
 諸家にもたらされている
 帝紀及び本辞は、
 既に真実と違っていて、
 多く虚飾が加えられていると聞いた。
 今この時にその誤りを改めなければ、
 数年を経ずして
 真実は滅びてしまうことであろう。
 歴史は我が国の存立の経緯であり
 国家運営の基本である。
 そこで帝紀を撰録し旧辞を調べて、
 偽りを削り真実を見定めて、
 後の世に伝えたいと思う。」
(原文:
 朕聞、諸家之所賷帝紀及本辭、既違正實、多加虛僞。
 當今之時不改其失、未經幾年其旨欲滅。
 斯乃、邦家之經緯、王化之鴻基焉。
 故惟、撰錄帝紀、討覈舊辭、削僞定實、欲流後葉)
天武天皇が即位されたのは西暦673年のことです。
この10年前には、日本は、唐と新羅の連合軍に、白村江で大敗し、日本はこれ以降、朝鮮半島における権益を失います。
この戦いに動員された日本側の兵力は4万です。
対する唐と新羅の連合軍は18万です。
兵の数がものをいった時代ですが、この頃の日本の人口は400万人程度といわれています。
そのうち半分は男、さらに半分が子供や老人です。
つまり兵として適正年齢外です。
すると簡単にいえば、当時の日本では、国中の成人男子の25人にひとりが外地に出征し、大敗北を喫したわけです。
そのことがどれだけ国家を揺るがす一大事であったかわかります。
いつの世においても、敗戦のショックというのは大きなものです。
しかもこの当時、唐は再び、今度は海を渡って日本に攻め込む計画をしていました。
そうした時勢にあって、国をひとつにまとめ、日本の自立自存を図ることは、この時代における大課題であったわけです。
ちなみに大陸における兵力というのは、これまたいつの時代も粉飾が常識です。
概ね公表数字の半値八掛五割引が相場です。
ということは、公称18万の兵力ならば、実数は4万5千程度であったろうと思われます。
であるとすれば、日本側の兵力と唐・新羅連合軍の兵力はほぼイーブンです。
強兵を持って知られる日本が敗れるはずがありません。
ではなぜ日本は白村江の戦いで敗れたのでしょうか。
その理由を伝えるものはありません。
ただひとついえることは、当時の日本の軍は、豪族たちの緩やかな連合体であったという点です。
大陸の兵は、後ろから武器を突きつけられて無理矢理戦わせられる強制徴用された兵たちです。
ですから弱兵です。
その代わり、後ろから武器を突きつけてでも、無理矢理言うことをきかせていますから、将軍の命令のままに兵たちは動きます。
これに対し日本側の兵は、将軍の命令があっても、そのとおりに動くか動かないかは、それぞれの豪族たちの判断です。
上層部の命令であっても、下の将校が勝手な動きをするということがママ起こるわけです。
どんなに兵が強くても、軍は統一した行動がとれなければ、その軍は弱軍となります。
小規模な戦闘には強兵がものを言っても、大規模な戦闘では、弱軍は負けます。
要するに豪族たちそれぞれが独立した軍であったことが、白村江の敗北の要因となったであろうことは、容易に想像がつくことです。
ではなぜ、豪族たちが連携した行動がとれなかったのでしょうか。
(続きの文は、本文と併せて、来週月曜日(26日)のメルマガで配信します)
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下の絵は、人類の進化をパロディにしたものです。
生命が海から生まれて、人となり、その人が海にゴミを捨てています。

20160921 人類の進化

ちなみに、この画像をクリックいただくと、元のページに飛びますが、そこにはいろいろなパロディの人類の進化のイラストがあっておもしろいです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
20151208 倭塾・動画配信サービス2

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