巨人の星の原作者の梶原一騎だったと思うのですが、彼いわく、
「日本は戦争に負けて良かったのだ。もし日本があの戦争に勝っていたら、いまごろハリウッドの女性たちは日本の将官のなぐさみものにされていたかもしれない。だから日本は戦争に負けて良かったんだ。いちからやり直しで、日本は成長をし直すことができた。」
なぐさみものにしたかどうかは別として、戦争は人を狂気に駆り立てる。
そうしたなかにあって、総じて日本軍は残虐行為をしていない。
軍規が厳しかったし、資源がなくて、戦闘用の弾薬にもことかいたから、余計なことに弾薬を使うこと自体がはばかられた。
山下奉文中将がシンガポールを攻略したとき、最後の一発の弾薬まで打ちつくし、もうこれ以上戦闘を継続することができない。やむなく、どうやって逃げようかと相談しているときに、オランダ軍から白旗があがり、一同ほっとしたという笑えない話もあります。
そういえば、山下中将がオランダのシンガポール軍パーシバル中将との降伏文書調印の際、まるで歌舞伎役者のように目を剥いている映像がありますが、ようするに、そうせざるをえなかった事情があった。
名古屋で、東海軍令部の岡田中将が、名古屋を空爆して撃ち落とされた米軍の飛行兵を斬首にし、これが日本軍の残虐性の象徴とされたりしていますが、これも、一般市民への無差別攻撃を禁じた国際法(ジュネーブ条約)に従って、戦争犯罪人として処刑したものであり、国際法上、合法な事柄です。
また、南京において、日本軍が中国兵を銃殺した映像は、その後の調査において、中国国民党兵が、中国共産党兵を銃殺していた映像であることが確認されています。
韓国で日本軍が残虐行為を働いたと喧伝されている事柄は、ほとんどすべて日本軍という虎の威を借りた朝鮮兵による同胞への残虐行為であり、日本兵自身は、あの戦乱の中ですら極めて紳士的だったと各種の記録に書かれています。
昔の日本人には、毅然とした人が多かったのですね^^
さて本題です。
戦争が人を狂気に駆り立てることについては、太平洋戦争当時に行われた米軍の残虐行為について、11月6日の記事
「新聞社よ。意見を述べる記事なら記者の名前をあきらかにしろ!」
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-224.html
に詳しく掲載させていただきました。
なにも日本軍が正しく紳士的で、米軍ばかりが残虐だというつもりはありません。
ただ、戦争では、
「勝っている側が、負けている側に対して、ものすごく残虐になる」
そのことをあえて特筆しようと思うのです。
2003年のことです。イラクの米軍アブグレイブ刑務所行われたことが下の動画です。
きっと見るに堪えない映像かと思いますが、我慢して、最後まで是非見てください。
他国に身を委ねることが、どんなに残酷で恐ろしいことか・・・
アブグレイブの虐待は、上の動画にあるよりも更に多くの写真・ビデオが存在するそうです。2004年5月12日に6000ページ(マスコミには53ページしか示されなかった)に及ぶ米国陸軍の秘密報告書には、米議員達の顔色が変わるほど悲惨なものだったとか。
英国BBCは、被害者は男性だけではないと報じました。
イラクでは強姦は家族全体の名誉を汚すことになり、死んだ方がいいと考えられているので、米国人看守から虐待を受けた多くの女性収容者は、釈放後に自殺したり家族に殺されたりした。
マスコミが発達している米国だから、こうした収容所の様相が明らかにされました。
けれど、実態が明らかにされていない中国や北朝鮮の収容所はどうなのか。
少なくとも生きて帰る人はいないということだけは漏れ伝わっています。
何が行われているかは、考えるだにおぞましい。
中国人民解放軍にとっての仮想敵国は日本だそうです。
韓国の仮想敵国も、日本なのだそうです。
そして中国は、勝手に尖閣諸島を占領し、韓国は竹島を占領している。
中国はネパールやウイグルに軍事進攻をしており、韓国はベトナムでの残虐行為がいまだに問題視されています。
もし日本が・・・もし日本が、仮にどこかの国に軍事進攻されたら。。。
自由な意見は、そのまま政治犯としてアブグレイブのような収容所送りです。
そして、その収容所で、日本人捕虜に対し何が行われるのか。。。
中華マネーや韓国マネー欲しさに、国の政治という大事を単なる政局遊びにし、この国を他国に売り渡すごとき行為を平気で行う政治屋や大手マスコミ・・・・
この国が他国に侵略されることを防ぐ自衛隊の幕僚長が個人としての愛国的意見を論文として発表したら、責任をとらされる。いったい誰が国を守ることに命をかけてくれると思っているのか。
圧倒的な火力の前に、現代の日本では考えられないような理不尽で残虐な行為が行われてしまう危険が、世界には厳として存在していることを、日本人は知るべきだと思うのです。
圧倒的火力を持った者が、火力を持たない・・・抵抗できない者に対して、どこまでも残酷になる。そのことは人種とか民族の問題ではない。それが人間という生き物の本性です。
中国の政治犯収容所、北朝鮮の政治犯収容所等々・・・
それらよりは、米軍などは、はるかにましだろう・・と思う方もいるかもしれません。
その米軍ですら、上の動画のアブグレイブ刑務所捕虜虐待を招いている。
ねずきちは、右でも左でも構わない。
みんなが自由に発言し、互いに学びあえるという姿が好きです。
いまの日本には政治犯などというものは存在しない。
だけど、存在しないから、売国奴になってもいいということにはならない。
言論の自由があるということは、同時に、わたしたちひとりひとりが、毅然とした国民である必要があるのだと思います。
毅然とした国民、毅然とした政治家、毅然とした報道。
そういうものが、平和国家日本の財産だと思うのです。
麻生総理が漢字を間違えて読んだ・・・いいじゃないですか。
それで誰が政治犯になるのですか?
誰が気違いじみた拷問を受けるのですか?
そんなことより、もっともっと日本人として大切なものがある。
平凡で、普通のことが、普通に行なえる国。文化。
正義を振りかざした異常や狂喜の世界でない、
普通の国、普通の国民、普通の生活、普通の暮らし。
そんなことが、実は素晴らしいことなのだと思うのです。
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