■オーディオブック■
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人! 第二巻: 「和」と「結い」の心と対等意識』
■ねずさんの百人一首本は2015年3月発売予定です。
■【CGS ねずさん】第6話 植民地支配に反対した日本

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月日の経つのは早いもので、気がつけばもう大晦日(おおみそか)です。
大晦日といえば、百人一首にも歌のある春道列樹(はるみちのつらき)の、こんな歌があります。
昨日といひ今日と暮らして明日香川
流れてはやき月日なりけり
この歌は今和歌集に「年のはてによめる」とありますから、まさに大晦日の歌です。
流れの早い激流で、月日の経つのが早いと歌っているようですが、明日香川はそんなに流れの急な川ではありません。
むしろゆったりとした流れなのですが、飛び石などがあって、流れが別れ、また戻るといった離合集散がある川です。
今年一年、様々な出会いがあり、別れがあり、日々はゆったりとした明日香川のようだけれど、気がつけば、もうこんなに流されてしまっている(月日が経ってしまっている)、と詠んでいます。
でも、そんな感じってありますよね。
日々の生活や戦いに追われているうちに、気がつけばもう歳末も大晦日です。
千年前の歌人の歌に共感する。
千年の時を飛び越えて、心がひびく。
先日、日本史検定講座で倉山満先生の講義を拝聴しました。
たいへんよい勉強になりました。
先生曰く、マッカーサーが制定した憲法の条文をちょっといじろうという発想自体が、すでにマッカーサーの手のひらに乗せられてしまっているということだ。
そもそも憲法以前に日本には古くて長い歴史・伝統・文化があり、その日本人としての自覚と誇りを取り戻すことが大事だというお話でした。
憲法を変えれば日本を取り戻したことになるかといえば、そうではありません。
憲法以前に、日本人が日本に目覚めていくこと。
そこがなければ、本当の意味での日本は取り戻せないし、憲法議論そのものが意味をなさなくなる。
では、その取り戻すべき日本は、どういうカタチをしているのか。
そのことを私は来年、千年前の小倉百人一首を通じて、シラス国日本、天皇の存在のありがたさ、察する文化の凄みを説いてまわりたいと、先生の講義を聴いてなお一層、思いを強くしました。
さあ、一夜明ければ平成27年です。
来年がみなさまにとって、よい一年となりますよう。
今年一年、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
「ねず」こと小名木善行 拝

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