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(撮影:日心会たぬさん)
12月7日午後7時、日本史検定講座の第一回講義が開催されました。
初日です。
開校式が行われ、はじめに加瀬英明校長からご挨拶をいただき、講師を代表して高森明勅先生からもご挨拶をいただきました。
続けて、藤岡先生による第一講「歴史を学ぶとは」、休憩をはさんで、第二講「神話が語る国のはじまり」の講義が行われました。
その模様の概略をお伝えしたいと思います。
この講座は、日本人が日本人としての歴史観、国家観を取り戻す一助を担うべく、教室講座と通信講座、検定試験をセットにしてコラボでお届けすることで、一人でも多くの皆様に日本の素晴らしさと歴史の大切さ、おもしろさ、たのしさをお伝えし、日本人が正しく歴史観を取り戻す一助にしたいと立ち上げた講座です。
ここにごぎつけるまでにご尽力いただきました皆様、そして地震の中駆けつけてくださった受講生の皆様、そして講座受講に集っていただいた皆様、拡散にご協力いただきました皆様に、心から感謝を捧げたいと思います。
昨日の初回講座には、40名用の教室に、約50名が集いました。
決して広くない会場は、熱気あふれる第一回教室講座となりました。
そしてこの開校式の模様と教室講座の模様は、検定講座受講生全員に動画と講義録のテキストが配信されます。
通信講座ご受講の皆様は、教室講座から約一週間遅れで、ネットから講座をご受講いただけるわけです。
そこで一足早く、開校式の模様と、第一回講座の模様を、私なりにかいつまんでみたいと思います。
最初の開校式では、加瀬校長から次のようなご挨拶をいただきました。
=====
民族の歴史というのは、いわば民族の「記憶」である。
戦後の日本は、その記憶を失ってしまった。
たとえてみれば、記憶喪失のままで、厳しい国際社会の中にいるようなものである。
こんな危険な状態を一日も早く脱皮しよう。
私も生徒のひとりとして、皆様とともにこの講座を受講していきます。
=====
歴史が記憶である、歴史を失うことは記憶喪失であるとは、まさに、その通り!と納得でした。
加瀬先生は日本外交のある意味、生き字引のような方です。
その加瀬先生が「歴史を失った記憶喪失状態では国際社会に生き残れない!」とおっしゃる、これはとても重い言葉と思いました。
高森先生からは、「我々は誇りある歴史を忘れ去ろうとしています。しかし本来、世界で最も古い豊かな歴史を持つ国が、我が日本であります。その日本の歴史再発見の旅を、ともに歩み始めたい。そしてこの日本史検定自体が、新しい歴史になっていくであろう!」と力強いご挨拶をいただきました。
そしていよいよ本編の講義です。
第一回の藤岡先生の講義は、まさにおもしろさ「てんこ盛り」でした。
ワクワクドキドキの講義です。
その中で、私が特に印象に残ったお話を少しだけご紹介してみたいと思います。
第一講「歴史を学ぶとは」では、初めにまず、全員、白紙の系図の紙を渡されました。
そこに自分の名前、両親の名前、おじいちゃん、おばあちゃんの名前、そのまた曾祖父母の名前と、自分でさかのぼって書いて行きます。
ところが・・・・私も書けない!!
自分がいて、父母二人の両親がいます。
そこまでは、たいてい誰でも書けます。
ところが、その上の祖父母・・・祖父母は母方、父方があるので、4人になのですが、このあたりになると、だいぶ空欄が目立ってきます。
さらに曾祖父母になると、祖父母それぞれに、またまた父方、母方が加わってきて、総勢8人になるのですが、こうなるとますます怪しくなる。
さらにその上になると・・・もうほとんど書ける人がいなくなる。
そうやって父祖を追って行くと、自分ひとりの生命が、この世に誕生するのに、過去の時代に何百人、何千人、何万、何十万人という命の連鎖があったことに、あらためて驚かされます。
そして・・・・。
その中の、たったひとりでもこの世にもしいなかったら。
自分という存在は、この世にないのです。
なんということでしょう。
歴史を学ぶということは、自分の生命(いのち)の歴史を学ぶことだったのです!
第二講の「神話が語る国のはじまり」では、私が特に印象に残ったのは、以前このブログでもご紹介させていただいた古事記のイザナキ、イザナミの話です。
二人が天の御柱で声を掛け合うシーンなのですが、はじめに女性であるイザナミから声をかける。
すると骨のない蛭子が産まれてしまった。
そこで今度は、男性のイザナキから声をかけたら、ちゃんとした良い子が生まれたというくだりです。
藤岡先生は、これは「愛と条理」をあらわしているのだ、と教えてくださいました。
男女が愛し合うこと、それは素晴らしく、また生命(いのち)を育むとても大切なことです。
でも、「愛」だけじゃダメなんです。
「条理」にかなっていることが大事なのだと、神話が教えてくれているというのです。
「愛がすべて」なんていう洋歌はたくさんありますが、日本では、愛と同時に条理を大切にする。
そしてこのことを、第一講にあった「生命の連鎖」と重ねてみると、その愛と条理のおかげで、いまの自分の生命があると、あらためて気付かされます。
私はこのお話を聞きながら、先日このブログに書いたシベリアの「ハバロフスク事件」のことを思い出しました。
■ハバロフスク事件
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1705.html
つまりどういうことかというと、
いろいろなことがある。
つらいことも悲しいこともある。
思い通りにならないこともある。
(神様だって蛭子の出産・・・思い通りにならなかった)
けれど、どんなときにも、
たとえそれが激しい炎につつまれた男女の愛であったとしても
たとえそれがシベリアで大勢の仲間が死んでしまう過酷な情況であっても
それが玉砕の戦場のような試練の場所であっても、
不況に苦しむいまの時代にあっても、
私達日本人は、条理を曲げずに生き続ける。
それが日本人という民族の原点であり特徴なのかもしれない。
そんなことを感じました。
講義終了後、みなさんにA5の小さな用紙に、感想を書いていただきました。
驚いたことに、参加者全員が、講義終了後のほんの短い時間に、用紙にぎっしり、所感を書いておられました。
どれもみな、みなさんの感動と熱意がまるごと伝わってくるものでした。
第二回講座は、12月21日(金)です。
第二回は、高森先生の「第三講:古代律令国家の成立」と、「第四講:日本の天皇と中国の皇帝」です。
いまからとても楽しみです。

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