
陛下の平成24年、新年のお言葉です。
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昨年は春には東日本大震災が起こり,夏から秋にかけては各地で大雨による災害が起こり,多くの人命が失われ,実に痛ましいことでした。
また,原発事故によってもたらされた放射能汚染のために,これまで生活していた地域から離れて暮さなければならない人々の無念の気持ちも深く察せられます。
昨年は誠に心の重い年でした。
そのような状況の中で,皆が互いに助け合い,また多くの人々が被災者の支援に力を尽くしていることを心強く思っています。
今年は,復興に向けて様々な計画を立て,将来への指針を選択していく年であるとともに,がれきの処理を始めとする多くの困難な業務に取り組まなければならない年になると予想されます。
人々の英知が結集されるよう,また業務に携わる人々の作業が安全に行われるよう,願ってやみません。
日本は大震災の影響等により現在厳しい状況にありますが,皆が被災者に心を寄せつつ,力を合わせ,明日の社会を築くために忍耐強く力を尽くしていくことを期待しています。
この年の我が国及び世界の人々の安寧と幸せを祈ります。
(英文)
Last year, it pained me greatly to see that many lives were lost to natural disasters, the Great East Japan Earthquake in the spring and torrential rains in many places in the summer and in the autumn. My heart also goes out to the people who regrettably can no longer live in the places they used to live because of the radioactive contamination caused by the nuclear plant accident. Last year was a truly distressing year. However, it has been heartening to note that, even under such conditions, the people were helping each other and many people were working hard to support the victims.
This year, our country has to make various plans towards reconstruction and decide on guidelines for the future. At the same time, it is expected to be a year in which our country has to tackle many difficult challenges, including the disposal of the debris from the disaster. It is my sincere hope that people will bring together their wisdom and that those involved in the various tasks can work under safe conditions.
Our country is now going through difficult times because of the earthquake and other factors, but I hope that the people's hearts will always be with the afflicted, and that everyone will persevere and work together to build a brighter tomorrow.
It is my hope that the new year will be a good, peaceful year for the people of Japan and the people of the world.
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陛下は「心を寄せつつ,力を合わせ,明日の社会を築くために忍耐強く力を尽くして」と述べられています。
何かが変わろうとするとき、それはなにやら劇的な変化や過激な言葉、強烈なリーダーシップのようなものに、ついつい多くの人が期待を寄せてしまいます。
とりわけ現代のように、閉塞感に包まれた日本においては、とくにそれが顕著で、だからろくに考えもしないで民主党に票を入れた馬鹿者などが現れたりします。
けれど陛下は、「心を寄せつつ,力を合わせ,明日の社会を築くために忍耐強く力を尽くして」と述べられています。
これが日本流、これこそが日本人の行動原理なのではないかと思います。
日本を変えたい。
そのために必要なことは、なにか突飛なことをすることではない。
みんなが「心を寄せつつ,力を合わせ,明日の社会を築くために忍耐強く力を尽くす」。
このことこそ、日本が日本を取り戻す原動力なのだろうと思います。
昨年、日心会の内部で一部の迷惑者による会の分断工作が行われました。
8ヶ月ほどかけて、十分にその様子を見させていただきましたが、日心会という保守系の団体を内部から破壊しようとする者達の行動にあったのは、
「疑心暗鬼の種をまき、みんなの心をバラバラにして、会がひとつになることを阻止し、会を解体し、分断し、明日の会を築くためときれいごとを並べながら、屁理屈を並べ立てて短気を起こし、会の内部にストレスをまき散らす」という、たいへん醜いものでした。
結果として、会の分断工作を行った馬鹿者達には、全員会から出て行っていただきましたが、人は、何を言っているかではなく、何をしているかで見るものです。
大切なことは、
「心を寄せること」
「力を合わせること」
そして、明日の社会を築くために
「忍耐強く力を尽くす」ことです。
それをするのが日本人です。
真逆の行動をとる者は、最早保守でもなければ護国の志士でもない。
私たちは、今後も日本人として、戦後曲がりきり、重くなった日本を取り戻すため、「心を寄せつつ,力を合わせ,明日の社会を築くために忍耐強く力を尽く」していきたいと思います。
なぜなら、それこそが、陛下が求められる明日の日本人の姿であろうと信じるからです。
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