
上の写真は、中共政府によるチベット支配に抗議した若い尼僧が、去る11月13日、Chinaの四川省の路上で行った焼身自殺の瞬間のものです。
この模様は、フリーチベット運動を行う学生たちが撮影し、密かにChina国外に持ち出し、youtubeに投稿されました。
チベットという国は、Chinaの西奥の広大な地域を国土に持つ人口600万人の仏教国です。
国民の1割が僧侶という、平和で争いのない国だった。
そこに昭和24(1949)年、建国したての中国共産党政府の大軍が押し寄せた。
このときの中共政府の言い分は、「我が国領土を確定する」という、実に身勝手なものです。
(ちなみに最近では中共政府は日本も『我が領土』のうちとしています。ということはチベットにあった出来事は、明日の日本かもしれない)
中共の「人民解放軍」がやってきたとき、仏教国であるチベットには、国防兵力がなかった。
完全武装した日本軍には、あちこちで徹底的にやっつけられ、武器を持って戦った経験のあるベトナムには、中越戦争でこてんぱんにやられた中共の人民解放軍だけれど、彼らは武器を持たず、抵抗できない相手に対してだけは、めちゃめちゃ強い。
彼らは11万人の僧侶を拷問して殺害し、150万人の国民を虐殺する。
全人口の4分の1を虐殺したのです。
人口の4分の1というのは、日本で言ったらちょうど就労者の人口がこれにあたります。
日本では、総人口1億2千万人のうち、ちょうど4分の1にあたる4千万人が就労者です。
ということはつまり、毎朝通勤電車に揺られたり、早朝の通勤渋滞を招いている車に乗った人達全員が殺された。
中共政府に抵抗するものは、こうして全部が殺害され、古い歴史を持つ仏教寺院は破壊され、焼尽され、若い女は集団で強姦された。
そして人口450万に減ったチベットに、中共政府はなんと700万人ものChineseを移住させ、昭和40年には、「民主的な方法」を持って、チベットを西蔵自治区という中共の版図に加えてしまったのです。
パンダといえば、おそらく多くの日本人が、「中国生まれの可愛い動物」と思っていようかと思う。
けれど、パンダは、もともとはチベット固有の生き物です。
国を奪い取られたチベットにいたパンダを、中共政府は「元々中国のもので~す」とばかり、China外交の切り札として使って来た。
それだけではありません。
中共政府は、チベット人たちに、チベット語を話すことを禁じ、公文書や公用語、テレビやラジオの放送まで、全部、北京語にすることを強制した。
チベット語しかわからないもともとのチベット人達にとって、これではいきなり外国での生活を余儀なくされたも同様です。
こうしたチベットへの圧政は、いまも続いている。
だから、チベットの伝統や文化を護ろうとする若い人達が、フリーチベット運動を行い、自らの命を犠牲にしてまでも中共政府に抗議し、その抗議の声を世界に向けて発信しようとしている。
昔、共産主義について、「共産主義は正しい理論だった。ただ共産主義は人の持つ限りない欲望、権力欲というものを見落としていた」と言った人がいました。
とんでもない間違いです。
共産主義やその背景にある考え方の根本にあるのは、結果の平等主義です。
わかりやすくいえば、「働かずに分け前だけよこせ」という考え方です。
もっと言えば、自分だけは働かず食い物の生産をしないで、出来上がった果実だけを「人は皆平等だから自分にもよこせ」という考え方です。強欲です。
つまり、共産主義の背景にあるのは、リベラルという思考である、ということです。
会社で言ったら、一生懸命働いて稼ぐ社員もいれば、まるで仕事をしないで文句ばかりを言っているアホもいる。
そのアホが、自分も何年入社なのだから、おなじだけ給料をよこせ、と主張する。
理由は、社員はみな平等なのだから、です。
そういう思想がはびこるとどうなるか。
肝心の仕事は、パートさんやバイトにやらせ、高給取りの社員は働かず、会議ばかりをするようになる。
そうなると会社はどうなるか。
潰れます。
ところがこれを国家規模で行う国がある。
それが中共です。
自らは働かず、政治大国と称して、他国のコピーばかりをする。
果実を奪う。
当然奪われた側は怒ります。
ならば、殺してしまえ、というのが中共の考え方です。
その目的のためには、手段を選ばない。
「悪」といえば、要するに共産主義やその背景にあるリベラル思想というものが悪です。
保守というのはそうではありません。
機会は平等だけれど、結果は公平でなければならないとする。
だから、一生懸命働くものには手厚く、働かないものはそれなりの給料しか払わない。
あたりまえのことです。
国家規模でいえば、学ぶこと、働くことを大事にしようと考える。
現実に即して、安全や安心を護り、自国の歴史、文化、伝統を大事にしようとする。
そのために、より多くの恩恵を与える者、希有な才能を持った者を大切にしようとする。
それが保守です。
言い換えれば、人類発展のための「善」が、すなわち保守思想でもある。
「悪」は常に天使の顔をしてやってくる。
そして「善」は、常に悪だと誹られる。
けれど「悪」に国を奪われた結果は、若い女性に、焼身自殺までして抗議しようと思い抱かせるほどの悲惨がそこにある。
大東亜戦争を戦った日本は、世界の善であり、世界の良心です。
日本を失うことは、世界が悪に染まるということです。
思うのです。
日本は強くならなければならないと。
なぜなら日本は人類が産んだ世界の良心だからです。
こんな悲劇を許してはならない。
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