
以下は、「致知出版社 おかみさん便り 」から、日心会MLにMさんが投稿して下さったお話です。
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女川町の水産加工会社専務佐藤充さんは、東日本大震災の後、勤務先の工場で遺体で発見されました。
Chinaではこの映像が大きな反響を呼び、義援金を携えたChinese代表が、遺体発見場所に花束をたむけてる様子が、日本でもテレビ放映されました。
佐藤さんは3月11日の震災のとき、女川港のすぐ傍にある会社で業務に当たっていました。
佐藤水産は東京築地市場をはじめ、全国の主要都市に出荷を続ける生ウニの老舗です。
佐藤さんはその営業責任者でした。
近年ではChina遼寧省の大連から研修生を受け入れており、3年という期限付きで20人が加工や出荷に携わっていました。
震災が起きたこの日も、いつもどおり冷たい水作業に手をかじかませながら仕事に勤しんでいました。
午後2時46分、突然、激しい揺れが襲いました。
驚いた研修生たちはすぐに寄宿舎の傍の小高い場所に避難しました。
しかし彼女たちChinese研修生たちは、津波に対する知識がありません。
佐藤さんは怯えながら寄り添う研修生の姿を発見するや
「もうすぐ津波が来る。早く避難しなさい」
と大声で伝え、高台にある神社まで連れて行きました。
そして、残っている従業員や研修生はいないかと、自らの危険を省みることなく再び会社に戻った。
そのときすでに津波は目前に迫っていました。
水かさは一秒ごとに増していきます。
佐藤さんは屋上に逃げます。
しかし津波は、その屋上さえも呑みこんだ。
高台にいる研修生たちが見ている目の前で、佐藤さんは社屋ごと津波に流され、そのまま行方が分からなくなりました。
研修生たちはなすすべもなく、泣きながら見守ることしかできなかった。
大雪の中、帰る場所を失い途方に暮れる研修生たちを助けたのは、佐藤さんの兄で社長の仁さんでした。
仁さんは悲嘆に暮れる間もなく、山手に住む知り合いに助けを求めて研修生の居場所を確保し、20人全員を無事Chinaに帰国させます。
「あの時、もし佐藤専務に助けられなかったら、私たちは全員津波の犠牲になっていた」
研修生たちがそう涙ながらに語る姿を、Chinaのテレビや新聞が一斉に報じました。
報道は国民に大きな反響を呼び、同国のポータルサイトには
「彼は愛に国境がないことを教えてくれた」
「彼の殺身成仁精神を中国人は決して忘れない」という声が殺到しました。
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「早く逃げてください!」
街全体が津波にのみ込まれ、約1万7000人の人口のうち、約1万人の安否が分からなくなった宮城県南三陸町は、町役場が跡形もなくなるなど壊滅しました。
多くの町職員や警察官、消防職員が行方不明となりましたが、その中に津波に襲われる、その瞬間まで、防災無線放送で住民に避難を呼びかけた女性職員がいました。
「娘は最後まで声を振り絞ったと思う」
同町の遠藤美恵子さん(53)は、避難先の県志津川高校で涙を浮かべました。
娘の未希(みき)さん(25)は町危機管理課職員です。
地震後も役場別館の防災対策庁舎(3階建て)に残り、無線放送を続けました。
難を逃れた町職員(33)によると、地震から約30分後、高さ10メートル以上の津波が町役場を襲っています。
助かったのは10人だけでした。
庁舎屋上の無線用鉄塔にしがみついていたのです。
しかし、その中に未希さんはいませんでした。
遠藤さんは生き残った職員から「未希さんが流されるのを見た」という話を聞きます。
そして「もうダメだと思う」とつぶやいた。
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東日本大震災の復旧に貢献したいと、台湾の会社経営者ら5人が、救急車や消防車の購入費用として1億3000万円を宮城県内の被災地の消防本部に寄贈しました。
車両には、被災者の救命に尽力し命を落とした水産加工会社専務佐藤充さんと、南三陸町職員遠藤未希さんの名前が付けられます。
救急車には「みつる号」、
消防車には「未希号」
という命名です。
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昔もいまも、日本人は変わっていません。
Chinaにおいて、現地のChineseたちを助けるために、何人の日本の軍人さんや一般人が亡くなったことか。
また死の瞬間まで、任務を全うして命を落とした幾多の女性職員たちも、戦時中、どれだけたくさんいたことか。
そして今回の東日本大震災で、感謝の気持ちを表してくれたのは、なんと中共ではなく、台湾だった。
日本の政界では、媚中政権が、不信任決議案を不成立にさせたけれど、その政権は、政治主導と言いながら、関連法案もつくろうとせず、永田町で小田原評定を繰り返すだけで、被災地には何もしない。
台湾の誠実さには何ら回答せず、Chinaや朝鮮にばかり媚びを売る。
そしてそんな政治家を選んだのは、日本国民です。
中共や韓国で、もし総書記や大統領が外国から献金を受けていたとわかれば、国民が大騒ぎして、総書記や大統領の地位を引き降ろすだけでなく、一族郎党に至るまで、石つぶてを浴びて、下手をすれば殺されかねない大騒ぎになる。
ところが日本人は、現実に受け取ったことが明らかになった総理が、信任され、ポストにいまだおさまったままでいる。
日本が変わるためには、日本人が変わらなければだめです。
多くの日本人は、政治がどうあれ、自分がしっかりと生きることが大事だ、という概念を持っています。
けれど、それは個人主義の考え方です。
日本は家族だと考えれば、間違いは正されなければならない。
日本を変えるのは、他のどこの国でもない。日本人自身です。
日本にはまだまだ立派な心がけをもった日本人がたくさんいる。
そうした人たちが日本の心を取り戻すこと。
日本の再生は、そこが出発点となると、ボクは思っています。
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