人気ブログランキング←はじめにクリックをお願いします。

冠水した道路で

中山成彬先生が、ご自身のブログで、4月1日、記事を更新されました。
タイトルは「大政奉還しかない」です。
ボクもその通りと思います。
本文に入る前に、先にやまと新聞から記事をひとつご紹介します。
~~~~~~~~~~


【前代未聞!採決時に爆睡 民主議員またまた緊張感ゼロ】
http://www.yamatopress.com/c/1/1/3669/
東日本大震災の悲劇が冷めやらないなか、民主党議員の“問題行動”がまた発覚した。2011年度以降の在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する新たな特別協定案が3月31日、参院外交防衛委員会で採決されたが、何と採決時に爆睡していて、たたき起こされたというのだ。
この議員は、被災地でもある青森県選出の平山幸司参院議員(41)。
同委員会は31日午前10時から午後3時まで、思いやり予算に関する質疑や討論を行い、挙手による採決に移った。
反対は社民党1人だけで、残り全員が手を挙げると思われていたが、一番端に座っていた平山議員が爆睡しており、手を挙げなかったのだ。
慌てた同僚議員らが体を揺すり、委員長が大声を出して起こしたという。
平山氏は1969年、青森県生まれ。小沢一郎政治塾の3期生で、2007年の参院選で初当選。
現在1期目。
採決要員として同僚議員の差し替えで出席していた。
米軍は今回の大震災にあたり、約1万8000人を動員して救援・支援活動を展開している。
その米軍にかかわる重要法案採決時に、死者3人、避難者785人(31日現在)を出した被災地出身の与党議員が居眠りをするとは信じられない。
現場にいた自民党理事の佐藤正久参院議員は、
「緊張感ゼロ。国難に対する意識が低すぎる。
米軍の献身的な活動を認識しているのか。
民主党がこの危機を乗り切れるとは思えない」と語る。
このほか、複数の出席議員が、
「審議中の居眠りは見たことがあるが、採決時は初めてだ」
「議員失格」と語っている。
コメントを取ろうと平山議員の携帯に電話したが着信音が鳴るだけ。
第1秘書に連絡すると、
「(爆睡した話は)初めて聞いた。
(被災地対策で)疲れていたのか。
議員は東京にいるので連絡を取ってみます」と話したが、1日昼までに返答はなかった。
~~~~~~~~~~~
相も変らぬ民主党議員の不祥事です。
この国難をいったいどう考えているのか。
腹が立ちます。
そんな中で、中山先生が書かれた記事です。
~~~~~~~~~~
【大政奉還しかない】
http://nakayamanariaki.cocolog-nifty.com/blog/
こんにちは、中山成彬です。
東京脱出組が多いせいか、なかなか帰りの便が取れず、先週、地震後やっと上京してきました。
4建ての4階にある新宿の我が家は、ショーケースのこけしが2個倒れただけで、被害はありませんでしたが、東京でもいろんな人の話を聞くと、それぞれ大変だったようで、地震現場に居合わせなくて申し訳ないような気持になります。
東北地方の被害者はもっと大変な日々を送っておられます。
高い堤防を築きギネスブックにも載り、内外からも視察が来たという地区も被災しています。
まるで、人智をあざ笑うような大自然の猛威です。
直前までの平穏な日々がウソのような一瞬の出来事でした。
夢であってほしいという被災者の気持が分かります。
鴨長明の方丈記を思い出します。
都内のコンビニを廻ってみました。
飲料水の棚だけはカラでしたが、他の商品はほぼ揃っていました。
宮崎でも電池がなくなるような瞬間的、全国的な買い占め騒動でしたが、商品管理が徹底して無駄な在庫は置かない日本社会になっているのでしょう。
瓦礫の山と化した被災地はまだほとんど手付かずのようで、被災者は一日一日を体調を崩さないでいき延びるのがやっとという状況のようです。
町ぐるみで他県に避難するという決断をせざるをえない地区もあるようで、愛郷心の強い東北の人々にとってはたまらない心境だろうと察せられます。
福島原発も大変厳しい状況に追い込まれています。
冷却する為に注水しなければならないし、その水は放射能を含んで排出せざるを得ないというジレンマの中で、現地は必死で闘っています。
長期戦は避けられません。
原発関係者のみならず、避難を余儀なくされた地元の方々はこれからの生活を考え、それこそ夜も眠れない日々を過ごしておられることでしょう。
ところで、さまざまな報道がなされる中で、自衛隊と米軍の活動の場面があまりないように思います。
インターネットや海外の報道ではそれこそ獅子奮迅の活躍をしてくれているようです。
反自衛隊、反米の強いマスコミはあまり報道したくないかも知れませんが、自衛隊は国民に完全に認知され、頼もしい存在となりました。
米軍の「ともだち作戦」も本当に献身的です。
沖縄の新聞はそれでも普天間はいらないと反米を煽っていますが、日米安保のきずなも強力になりました。
貧しい国からの義捐金もあり、海外からの温かい支援に対して日本としての心からの謝意を表さなければならないと考えます。
一方、世界から寄せられる善意の陰でロシアや中国は領土的野心を隠そうともしません。
円高もそうですが、震災に気をとられて腹黒い世界政治の現実を忘れてはなりません。
ところで、前回、日本という国は現場の力が強いということを書きましたが、計画停電という中でも、色々なことが見えてきます。
菅首相のお膝元、武蔵野市を計画停電から除外するように働きかけて、実現したと宣伝して、批判されている菅首相の元秘書の市議もいます。
しかし、ネットの世界でいち早く節電を呼びかけ、ポスターを作り、商店街等に張ってもらっている若い人達もいます。
「八洲(やしま)作戦と名付けた発想に蛍の光の4番の「千島の奥も、沖縄も、八洲の内の、護りなり」という歌詞を思い出しました。
「世界一まっ黒な日本にしよう」と書かれただけの真っ黒なポスターに宇宙から日本列島を見ている若い人の感性を感じました。
今回の震災の後、随所にくりひろげられた互いを思いやる日本人の優しさと同時に、このような日本人の所作に受け継がれてきたDNAを見い出して力付けられます。
この東日本大震災と福島原発事故は、その復旧、復興に大変な時間と資金と労力を必要とします。
原子力発電は当分新規建設はなかなか難しいでしょう。
CO2(二酸化炭素)25パーセント削減などはどっかに吹っ飛んでしまいました。
中東の政情不安もあり、原油価格の高騰は電気料金にも大きな影響を与えます。
電力供給の低減は日本経済の成長にも大きな制約要因となっていくでしょう。
今年の夏が猛暑にならないように祈りますが、エネルギー多消費の毎日の生活を見直すきっかけになるかもしれません。
それにしても、最悪の時に最低の総理を戴いた日本人の不運を思わざるをえません。
朝鮮人からの献金で陥(菅)落寸前であった菅首相は政権延命のチャンスと捉え、パフォーマンスにこだわって取り返しのつかない損害を国家と国民に与えました。
3月末に内閣支持率が上向いたという世論調査が出ました。
震災地をどう調査したのだろうと疑ってしまいますが、民主党の支持率が下がっていることをみると、ダメな総理でも今は支持してやってもらうしかないという国民の悲しい選択でしょう。
「信なくば立たず」という古い言葉を思い出します。
これから連立の問題等が出てくるでしょうが、一番重要な震災担当大臣を自民党にまかせるというのなら、政権を自民党に返すという大政奉還が必要となってくるのではないでしょうか。
「こぶし咲くあの岡北国の北国の春」千昌夫の歌声が聞こえてくるようです。
今、宮崎は桜満開です。
北国にも一日も早く暖かい春が来ることを祈ります。
~~~~~~~~~~~~
中山先生のやさしく誠実なお人柄が感じられる文であると拝読させていただきました。
先生の地元では、新燃岳の噴火で、たいへんな災難に遭っておいでです。
それでも東日本大震災の被災者のみなさまや、原発事故対策に必死に取り組む関係者の方々、そして被災地で不眠不休の対策に従事されている自衛隊の諸君、一緒に協力して被災地に入ってくださっている米軍の皆様それぞれに、短い文章の中でこまやかな心遣いをされています。
こういう人こそが、日本人であり、日本人の代表として政界にいるべき方であろうと思います。
 ↓クリックを↓
人気ブログランキング

自衛隊と米軍が合同で不明者を大規模捜索

日本の心を伝える会 日心会

コメントは受け付けていません。