
昨年4月、メキシコ北西部で大地震が起き、地震後、町で様々な集団泥棒のような出来事が起こったことは、記憶に新しいと思います。
同様の話が支那にもあります。
昭和51(1976)年7月28日のことです。
支那河北省唐山市付近を震源として、マグニチュード7.8の直下型地震が発生しました。
この地震は「唐山地震(とうざんじしん)」と呼ばれ、激しい揺れは、当時の支那有数の工業都市であった唐山市を、壊滅状態にしました。
この地震による「地震時」の死者は、公式記録によれば24万2419人です。
これは20世紀最大の地震被害です。
日本人もこのとき、火力発電所建設のために派遣されていた日立製作所の社員3人が犠牲になっています。
ちなみに冒頭のメキシコ地震のときの死者が2万人、阪神淡路大震災のときの使者が6434人です。
唐山地震は、阪神淡路大震災の38倍近い死者を出したことになります。
しかし、唐山地震において、本当の災難は、震災のあとに起こっています。
震災のあとに、なんと40~60万人の人が死んでいるのです。
何が起こったかというと、地震直後から、被災地の近辺の農民たちが、被害者の家々を次々に襲い始めたのです。
被災者の中には、まだ息のある者もいたことでしょう。
そういう人たちを横目でにみながら、店の商品から家財道具、衣類、貴金属、鍋、釜に至るまで、ありとあらゆるものが略奪された。
唐山は、工業地帯です。
ここには中共政府が招いた、世界各国の技術員もいます。
一定の海外メディアもいる。
で、さすがに中共政府としても、農民や市民たちの略奪を放置するわけにいかないとなって、被災地に人民解放軍を出動させた。
唐山に布陣した人民解放軍は、丸腰の農民や市民たちを片端から次々と銃で射殺します。
ところが農民や市民たちは、いくら銃撃しても、いっこうに略奪をやめない。
それどころが、なんと屍を踏み越えて逆に人民解放軍に襲いかかった。
襲われたら、銃を捨てて逃げるのは、今も昔も中共軍の一般的普遍的行動です。
農民や市民たちは、人民解放軍が捨てて行った銃を持ち、今度は、街中で銃撃をはじめた。
人民解放軍対、略奪の暴徒と化した唐山地区農民と市民の銃撃戦です。
結果、正確な事実は中共政府の発表がないのでわからないのだれど、非公式に、死者は、合計で60万から80万人、もしくはそれ以上に至ったとされている。
情報が非公式なもので、政府の公式発表がない。
ここに中共という国の、ひいてはコミュニストという人種のもつ異常性があります。
中共の国名は、中華人民共和国です。
「世界の中心にあって、華やかな文明に彩られ、人民が共に和する国」という国名です。
だいたい国名に、人民だの共和だの民主主義だのと並べている国にろくな政治体制はありません。
そして、被災して死んだ人の数さえ正確にわからないということは、国名とはまったく反対に、国民の命などまるで大切なものと思っていない、ということです。
もしくは、実は正確に掴んでいるけれど発表していないというなら、なお始末が悪い。
なぜならそれは発表できない理由、すなわち被災後に、人民解放軍によって、多くの市民や農民が、殺害・・・数からいえばもはや虐殺・・・が行われたということです。
非常時になると、人は本性が出るといいます。
そしてそのことは、人種や国家においても、同じことがいえます。
非常時になると、その国の国民性がいかんなく発揮される。良い意味でも、悪い意味でも、です。
日本では、近いところで阪神淡路大震災においても、市民による略奪行為など、全く起きていません。
それどころか、被災地では、互いに市民どうしが自然と助け合い、救援活動も、実に整然と秩序正しく行なわれ、給水車の前や、食糧支給車の前の行列で、順番の奪い合いのための喧嘩さえも、皆無です。
それどころか、体の動かない老人を気遣って、並ぶ順番を譲る姿さえあった。
魏志倭人伝(ぎしわじんでん)といえば、いまから1300年も昔に書かれた本ですが、そこは日本人の気質として、「婦人淫せず、妬忌せず、盗窃せず、諍訟少なし」と書かれています。
すでにそのころから、日本は治安が良かったのです。
いくら、表面上はきれいごとや能書きをいい、自分たちは正義である、悪いのは日本であって、自分たちは非道な国日本を叩きのめして、人民を解放したのだ、悪いのは日本だ、日本は反省しろ、謝罪しろ、と声高に叫んでも、結局のところ、こういう「いざというとき」に、本性が出てしまう。メッキははがれる。そういうものです。
紀元前に栄えたゾロアスター教じゃないですけれど、この世は、善神と悪神の争いの場なのかもしれません。
日本は、戦後65年、ありとあらゆる罵詈雑言、中傷非難を浴びてきました。
おそらく世界の歴史の中で、日本ほど世界中から悪しざまにののしられ続けた国は、他に例がないのではないか。
けれども、ひとつだけあきらかなのは、日本を中傷している国が天下をとったら、世界は闇だ、ということです。
日本人の常識こそが、もしかすると世界を悪神から救い、人類に真の平和と親和と秩序をもたらす善神の戦いなのかもしれません。
そのことを、唐山地震と、阪神淡路大震災の例が、よく証明しているように思います。
保守の間では、めちゃくちゃ有名な「日本軍最強伝説」ですが、これは誰が読んでも笑えます。
並べてみれば、内容はおもいきりパロディです。
しかし、そこに書かれたひとつひとつは、証拠までねつ造されて、ずっと日本が言われ続けたことです。
これが反日左翼の手口です。
日本の心は、世界が求めている善の心です。
善神は、ときに鬼の形相をすることがあります。けれども、根底には愛とやさしさがあります。
他方、悪神は、常に天使の顔をしてやってきます。そして破壊の限りを尽くします。
私たちの「日本を守る」という戦前からの運動は、日本だけでなく、実は世界に新しい新秩序を立てる運動です。
靖国の英霊たちが、命をかけて守り抜こうとしたものも、ここにあります。
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