
ここへきて、やや民主党や鳩山政権に対するメディアの失望感や批判が目につくようになってきていますが、もしかするとこれもシナリオによるお芝居かもしれない。
「絵を描く」という言葉があります。
昔はよく金融マンなどが使った言葉です。
実際に絵の具を使って写生をするとかではありません。
人々を動かし、時代を先に進める。
そのためのシナリオのことを「絵を描く」と言いました。
絵は、構図を決め、だいたいのアウトライン(デッサン)をしたうえで、色を付けて行きます。
現実の世界も同じように、絵を書いて、そこに相手を落とし込んでいく。
実際に色を付けてみるとおかしな部分も出ますが、そういうところは、描きながら修正する。
さて、日本の行く末を、ボクなりの勝手なシナリオとして絵に描いてみたいと思います。
最悪のシナリオがわかれば、そうならないためにどうしたら良いかを考え、行動することができるからです。
普天間問題からの一連の混乱で、5月、鳩山内閣が辞職します。
そうすると次の内閣となりますが、原口か枝野あたりを総理に仕立てる。
副総理か官房長官には蓮舫です。
民主党支持がさらに下がっているようなら、蓮舫を総理にして官房長官に原口か枝野を据える。
いっきに若返った内閣をアピールし、場合によっては日本初の女性総理を誕生するのが6月。参院戦の告示がはじまるタイミングです。
マスコミの論調は、できたばかりの内閣に期待! いまは新内閣を守るとき、などという方向。
これに対し、保守系は、すでに始まっている工作によって、まとまりを欠き、小党に分裂して互いに非難しあうばかりで中心核を欠く。
国民の目から見て、保守系はなにをやっているのかわからないというイメージ。
いよいよ参院選というタイミングで、子ども手当支給開始。
事実上の選挙対策買収手当となり、主婦の人気はいっきに民主党に傾く。
現実に何万円ものお小遣いを前にして、ガンコ爺が、んなもんもらうな!と言っても、ウザイだけという状況が演出される。
この内閣交代と子ども手当によって、参院選は民主党が大勝利。
巷間、民主党の問題点や、売国法案を指摘する声はあっても、その声は多くの国民には届かない。
なぜなら、女系天皇だ男系天皇だ、親米路線だ反米路線だ、保守とはなんぞやなどと互いにいがみ合い、足を引っ張りあう保守勢力は、小党に分裂し、分裂した中でさらに内紛が工作される結果、一般の国民からは、わけのわからない屁理屈集団にしかみられない。
最大野党の自民党は、参院選の大敗を受けて執行部批判が続出し、さらに分裂が重なり、政党としての主張すら見えない状況に陥る。
一方で、衆参両院を制した民主党は、秋の通常国会に「人権擁護法案」を提出。
圧倒的過半数によって法案を成立させた民主党内閣は、2011年、人権擁護法を施行し、実行組織として「人権擁護局」発足させる。
一段と景気が悪化し、企業倒産が相次ぎ、失業者が急増するストレス社会の中で、その不満のはけ口として、人権擁護局が保守系政治家や論客や民間人に対し、「人権侵害申立」を行い、次々と逮捕拘留者を続出させる。
インターネットによる政府批判、China、朝鮮批判ももちろん人権侵害申立の対象となり、多くのブロガーも逮捕される。
2013年までに、日本国内から保守勢力は一掃された中で、衆院選が公示され、民主党による一党独裁支配体制が確立される。
民主党は、見せかけの経済成長を続けるChinaとのアジア共同体設立への参画を承諾。
民主独裁政権によって、日本はChinaの属国となることを承諾し、公用語も北京語に改めるという政策が打ち出させる。
この時点で、すでに電車に乗っても、町を歩いても、聞こえてくるのはどこもかしこも中国語や韓国語。駅のアナウンスも、日本語よりも前に中国語や韓国語が流れるようになる。
外国人労働者1000万人誘致により、日本国内の治安は急速に悪化。
ChineseやKorean等による日本人への強姦、殺人、暴行が日常的なものになるが、人権擁護を盾に、警察は動けない。
2015年、日本国内各所で、政府に対する反対暴動ならびに、在日外国人への暴行事件が起こりはじめ、これが拡大する。
2018年、この鎮圧と、在留中国人保護のため、民主党政府は中国共産党軍の日本国内介入を許可。治安維持のため、日本国内に中国共産党軍が入り込む。
2020年、中共による日本支配官僚。
日本の国会は、中国共産党日本省議会と名前を変える。
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聞くに堪えない事態だけれど、参院選で民主党の勝利を許したら、その後は完全な亡国の道一直線です。
もはや王手飛車取りがかかっている。
いま、保守に対する工作は、もっぱら保守の分断工作にあるといわれています。
かなりのカネが動いているのかもしれない。
いま必要なことは、保守の定義やら細かな保守の議論ではありません。
亡国の道を進まないために、私たちの生活を守るために、互いに胸を開いてわかりあい、協力しあうことです。
保守同士の批判や否定は、結局、亡国に手助けをすることになる。
いやむしろ、自分は保守だと言いながら、他を誹謗し中傷する行為は、それ自体、亡国に加担することになる。
保守は、敵の敵は味方、そのくらいの大きな気持ちをもったほうがいい、というのが、ボクの思いでもあります。
真正の保守は必要です。
保守とはなんぞやとの議論も必要なことでしょう。
しかし、それだけでは、日本そのものを失うことになりかねない。
白人が新大陸を攻め、占領しようとしたときに、アメリカインデアンたちが、インデアンの誇りとは、他の部族と我が部族の違いとは、俺たちは他の部族とはここがこのように優れているなどと他との連携を拒んでいたら、各個撃破で結局、800万いたインデアンたちは、いまでは、わずか35万人です。
そしてその35万人も、ほとんどが白人との混血です。
もはや、彼らの言語も、習俗も、文化も、歴史もわからない。
そしてもうひとつ。
保守がまとまって、国内にある反日売国勢力と戦うためには、その戦いのための核が必要です。
民主党の小沢氏や鳩山氏が叩かれるように、核となる人は必ず叩かれる。
明確な敵がある以上、敵からは徹底的に誹謗中傷され、味方と思っている人たちからも、分断工作によって悪口を言われ、叩かれる。
裏返しにいえば、いま叩かれている人こそ、真の日本を救う救世主なのかもしれません。
これを読んでいるみなさんは、日本をなくしたくないと思っておいでのみなさんなのだろうと思います。
あいつはダメ、この政党はダメと、否定からはいるのではなく、いま、日本に必要なのは、まずは日本を守るのだという空気そのものを造り上げることです。
日本は、歴史ある古い国です。
いやなところ、足らないところもたくさんあるかもしれない。
しかし、
一旦緩急アレハ 義勇公ニ奉シ
以テ天壤無窮ノ 皇運ヲ扶翼スヘシ
これが陛下のお言葉です。
そして、
宜シク挙国一家子孫相伝ヘ
確ク神州ノ不滅ヲ信シ
任重クシテ道遠キヲ念ヒ
総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ
道義ヲ篤クシ 志操ヲ鞏クシ
誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ
世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ
爾臣民其レ克く朕カ意ヲ体セヨ
これが昭和天皇の終戦の詔勅の最後のお言葉です。
国をあげて、各家庭でも子孫に語り伝え、
神国日本の不滅を信じ、
任務は重く道は遠いということを思い、
持てる力のすべてを未来への建設に傾け、
道義を重んじて、志操を堅固に保ち、
誓って国体の精髄と美質を発揮し、
世界の進む道におくれを取らぬよう心がけよ。
汝ら臣民、以上のことを朕が意志として体せよ。
道義を重んじるということは、人の悪口を言わない、非難中傷をしないということでもあります。
それが日本人の美質でもある。
私たちは、いまこそ保守同士、互いの信義を守り、まさに保守同士挙国一致して、日本の未来を守らなければならない。
口汚くののしり合うことは、陛下の大御心に反します。
各論の議論はあと。
いまは互いを信じて、力を合わせて日本を守るとき。
ボクはそう思います。
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