
まず、引用します。
2010.4.20、産経ニュースからです。
<引用開始>-----------------------------
沖縄通過の中国艦艇、その後に沖ノ鳥島近海へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100420/plc1004200131001-n1.htm
今月10日に沖縄近海を通過した中国海軍の艦艇が、その後、日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)近海に入り、同島を基点とする日本の排他的経済水域(EEZ)内で島を1周するように航行していたことが19日、わかった。
複数の日米軍事関係筋が明らかにした。
沖ノ鳥島は島ではなく、EEZの基点とならない「岩」だと主張している中国側による日本への示威行動とみられ、日本政府は中国艦艇の航行記録を慎重に調べている。
中国艦艇は、東海艦隊(司令部・浙江省寧波)のソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦2隻、フリゲート艦3隻、キロ級潜水艦2隻、補給艦1隻など計10隻で編成。
10日に沖縄本島の南西約140キロの公海を東シナ海から太平洋に向けて通過した後、11日に沖縄南方海域で洋上補給を行うと、13日ごろに沖ノ鳥島周辺海域に到達した。
防衛省関係者によると、現在も太平洋上で演習を継続しているという。
8日には東シナ海で艦載ヘリが監視中の海上自衛隊の護衛艦の約90メートルまで接近している。
中国軍の機関紙「解放軍報」によると、中国海軍は今回の行動を「近来まれにみる期間と規模の遠洋訓練」と位置づけている。
航海中には、艦載ヘリの誘導で空母機動艦隊を攻撃する訓練や対艦ミサイルによる攻撃を電波妨害で防ぐ訓練などのほか、「世論戦、心理戦、法律戦の訓練」も行うという。
中国は過去、国連海洋法条約で必要な日本への通告を行わずに沖ノ鳥島周辺のEEZ内の海洋調査を進めてきた。今回の行動も独自調査による海流データなどを通じて、同周辺海域で潜水艦を含む軍事行動が可能になったことを誇示するねらいがあるとみられる。
また、艦艇が同周辺海域に進出したとされる13日には、米ワシントンで日中首脳会談が行われていた。鳩山政権の反応を探る意図もありそうだ。
日本政府は、中国艦艇の航行について、11日までの情報は日中首脳会談後の13日午前に公表したが、その後のことは、中国政府への対応を含めて明らかにしていない。
<引用終わり>-----------------------
Chinaが、「岩だけ」というなら、来る必要もあるまいに。
もうひとつ引用します。
時事ドットコムの4月20日の記事です。
<引用開始>-------------------------
海自機に速射砲の照準=中国海軍の駆逐艦、東シナ海で-関係筋
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010042000046
中国海軍の駆逐艦が今月中旬、東シナ海で哨戒飛行中の海上自衛隊のP3C哨戒機に対し、速射砲の照準を合わせ、いつでも撃墜が可能かのように威嚇する行動を取っていたことが20日、日中関係筋への取材で分かった。
こうした行動は冷戦時代の旧ソ連も、自衛隊機や自衛艦に対して取ったことがないといい、政府は外交ルートを通じ、中国に対し事実関係の確認を申し入れている。
関係筋によると、中国海軍の駆逐艦が海自のP3C哨戒機に速射砲の照準を向けたのは、13日午後3時半ごろ。2種類の速射砲の照準を向け、いつでも撃墜できることを示した。
P3Cは国際法にのっとった通常の哨戒飛行を行っていた。
これに先立ち、中国海軍の潜水艦2隻を含む部隊が10日夜、沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、太平洋の硫黄島方面に進行。8日には、艦隊の艦載機とみられるヘリコプターが東シナ海で、護衛艦に対して水平距離90メートルを切るような近接飛行を行っている。
関係筋は「冷戦時代の旧ソ連さえやらなかったような行動を行っている」と分析。
「中国海軍が太平洋や日本近海で何をしようとしているか、慎重に見極めなければならない」としている。
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一般に、日本は「資源の乏しい国である」と言われています。
実際、現状ではエネルギーの50%は石油に頼っているし、その90%は原油であり、原油は99%以上を輸入に頼っています。
ところが、ここにひとつの報告書があります。
国連のアジア極東経済委員会(ECAFE)が行った東シナ海海底の調査報告書です。
調査期間は、昭和43(1968)年10月12日~同年11月29日まで。
この調査をもとに、翌昭和44年5月に公刊された答申です。
名称は「東シナ海海底の地質構造と、海水にみられるある種の特徴に就いて」という文書です。
そこには、次のような文章があります。
~~~~~~~~~~~~
「台湾と日本との間に横たわる浅海底は、
将来、世界的な産油地域となるであろうと期待される」
~~~~~~~~~~~~
そしてこの海域における昭和44(1969)年~昭和45年の日本側調査によると、そこに眠る石油の埋蔵量は、1095億バレル。
1980年代初めの中国側の調査結果では、700億~1600億バレルです。
ちなみに、世界第二の産油国といえばイラクですが、イラクの推定埋蔵量は1125億バレル。
イランのアザデガン油田の埋蔵量は260億バレルです。
このときの調査報告でも、日本は、実は、イラクに次ぐ世界有数の大油田を保有しているとされている。
さらに近年の調査では、尖閣領域だけで、なんと原油が1000億バレル以上($39.40/バレル)、天然ガス2000億m3($6.68/mmBTU-100万英熱量単位)が埋蔵されていることが確認されている。
実は、中東の石油の枯渇が問題となってきているいま、世界が眼をつけているのが、この日本の東シナ海の海底の大油田なのです。
とりわけChinaは、露骨な示威活動をし、さらに日本国内に大金をバラまいて日本の政治経済、社会を混乱におとしいれ、日本の国力を削ぎ、返す刀で、東シナ海領域の油田と天然ガス田を独占しようと活動しているといわれています。
もし、お時間があるのなら、ネットで、「日本の天然資源」でググってみてください。
上位にあるどの記事を見ても、
日本は資源のない国
埋蔵資源(天然ガス、石油)は、使い物にならない粗悪品、
等々と書いてある。
しかし、「資源がない」と書いているサイトには、資源調査の結果に関する記述はなく、「使い物にならない粗悪品」と書いているサイトには、具体的な調査資料の裏付け記事はまったくない。
日本をめぐる天然資源調査に関しては、戦後間もないころ、実はGHQも、詳細な調査をしています。
その調査報告によると、北海道(千歳~宗谷岬にかけて)、秋田~新潟にかけての日本海側、東シナ海の尖閣諸島領域には、豊富な石油資源が眠り、さらに(信じられないことに)東京湾から千葉にかけては、豊富な天然ガス田が眠っていると書いている。

そしてこれに追い打ちをかけるように仔細に調査されたのが、上に示した国連のアジア極東経済委員会の調査報告です。
東シナ海領域の海底資源の分布図を見ると、なるほど国境のChina寄りの部位にも、多少の資源はあるものの、その9割以上は、日本側領海下にあることがわかっています。
ところが、争いをおそれる日本の外務省が弱腰なことをいいことに、Chinaはすでに勝手に盗掘をはじめており、それも「フィッシュボーン・テクノロジー」という採掘法を使っているという話もある。
フィッシュボーン・テクノロジーというのは、日本側の地下資源の方に採掘パイプを地下で伸ばしに伸ばして、日本が文句を言ってくる前に、ガンガン、これを吸い上げちまおうというテクノロジーです。
そして、現にそういう盗掘をする一方で、上に示したような軍事的示威活動で、日本を脅している。
ちなみに、沖縄の普天間基地問題について、四の五のやっているのは、なにも日本政府や米軍基地を持っている米国政府の都合ではありません。
東シナ海の海底資源を、勝手に盗掘している泥棒国家にとって、眼と鼻の先にFBIがいたら、そりゃあ仕事がやりにくい。
だから何かにつけて文句をつけて、住民運動かなんかを扇動して、いちにちも早く米軍を追っ払おうとしている、という筋書きです。
拳銃を(核)を持っている警官(米軍)がどっかに去ってくれて、残るのが武器をもたない一般人(日本)だけになれば、あとは盗掘だろうが領海侵犯だろうが、要するに「やりほうだい」というわけです。
政権交代を歌った去年の選挙で、Chinaが莫大な資金を汚ザワに出したともっぱらのウワサが絶えないのも、背景にあるのは、そういう石油をめぐる欲の皮があるからだといわれてもいる。
ちなみに、日本の領土領海をめぐる地下資源に関する報告書は、米国のものも、日本のものもGHQによる古いものを含めて、公的なものはすべていまだに国家関係に重大な影響を及ぼす資料として、いまだに非公開文書となっています。
こういうことを書くと、いささかカルトじみた話と思われるかもしれないけれど、しかし、露骨にChinaが欲の皮を突っ張らせて資源の独占をはかろうとしてきているのです。
これ以上Chinaに振り回され続けることは、もはや日米両国だけの問題をこえ、まさに世界の平和と安定と秩序を脅かす大問題です。
まだまだ石油は、世界の人類共通の資産であり、財産です。
もはや、情報をオープンにして、悪は徹底的に叩く、という抜本的な政治的転換が必要になってきているのではないかと思います。
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