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| 現代社会はあらゆる課題を「二項対立」の構図に押し込み、私たちを知らぬ間に檻の中に閉じ込めてきました。政治も教育も経済も、右か左か、勝者か敗者か──その繰り返しです。 しかし本当に必要なのは、対立ではなく「共震共鳴響き合い」の視点です。このキーワードを加えるだけで、教育、政治、企業活動など、従来は出口の見えなかった問題群にまったく新しい地平線が開けてきます。日本文化が大切にしてきた「和を以て貴しとなす」という知恵と、AIやWeb3.0の可能性が交わるとき、私たちは二元論を超えた新たな文明の入り口に立つのです。 |
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現代社会の違和感
いま私たちが生きている社会は、何から何まで「二項対立」の構図に押し込められているように思えます。
政治であれば「与党か野党か」、思想であれば「右か左か」、国際社会では「資本主義か共産主義か」。
AIをめぐる議論も、「人類を支配する脅威」か「ただの便利な道具」かという極端な言葉でしか語られません。
しかし、現実の人間社会は、そんな単純なものでしょうか。
人と人との営みはもっと多様です。
学校のテストの偏差値と同じです。
世間には、偏差値75以上の人と25以下の人しかいないのではありません。
偏差値50くらいの、どっちつかずの中間層が、最も大きなボリュームゾーンになっているのです。
ところが現代では、何もかもが「対立の枠組み」の中に押し込められています。
そして気がつくと、私たち自身が「そう考えるしかない」と思い込まされています。
本来なら「より良くするために、話し合い、響き合う場所」であるはずの政治の場も、ともに新たな地平線を開いていこうとする教育の場も、あるいは職場でも、
気がつけば、「右か左か」「勝者か敗者か」「支配するかされるか」といった檻の中に置かれてしまっています。
そして現代では多くの人が、そんな「すべてを二項対立軸に押し込める」という仕組みに、なにかの違和感や、窮屈感を感じているのではないでしょうか。
では、なぜこのような構造が生まれ、今なお私たちを縛り続けているのでしょうか。
二元論の檻
近代以降の世界は、共産主義思想の登場以来、「対立の構図」を前提に制度設計されてきました。
労働者か資本家か、支配する側か支配される側か──。
階級闘争という考え方が広がったことで、すべての社会問題が「二つの陣営に分けて考える」という発想にすり替えられてきました。
いまだに、そうした思考の呪縛に縛られ続けている人も多いです
けれど、もしそれが、仕組まれた対立軸であったとしたらどうでしょう。
対立が煽りたてられれば、人々は常に「どちらの側につくか」を迫られることになります。
その結果、人々は「選ぶ」という行為に意識を奪われてしまい、全体を静かに俯瞰する視点を失ってしまうのです。
実は、こうすることで、ほんの一握りの者たちが大衆を軽やかに、いとも容易に、支配できてしまうという構造が意図的につくられてきたといえます。
このことは、政治の世界に限ることではありません。
教育においては、「できる子かできない子か」
経済では、「勝ち組か負け組か」
社会生活では、「敵か味方か」、「上か下か」
あるいは「科学対宗教」など、本来なら「互いに支え合う場」であるはずの場までもが、二元論の檻の中に押し込められ敵対しています。
そして、どちらにも属さないと言った途端に、その人は両陣営から排除されて行き場を失なうのみならず、両陣営から異物とみなされて「イジメ」を受けてしまうなどということさえ、日常の風景になってしまっています。
つまり私たちは、檻の中で、敵対する両陣営のどちらかに所属することを余儀なくされてきたのです。
対立を抜けるには
さきほど述べましたように、共産主義思想以来、社会は「二項対立」を基盤に組み立てられてきました。
勝者と敗者、支配者と被支配者、資本家と労働者等々、これらの構造は一見「公平を求める闘争」を装いながら、実際には「上に立つ者」が大衆を操作しやすくする仕組みといえます。
つまり我々は、檻に閉じ込められ、ひたすら争い続けることを強要された、哀れなコマで有り続けてきたとさえいえるのです。
こうした仕組みは、人々から何を奪い取ってきたのでしょうか。
それは、真面目に働く人々、互いに支え合って生きていこうとする人々の「富」であり「心」であったのではないでしょうか。
こうした人々を閉じ込めてきた檻を破る鍵は、「勝つか負けるか」という発想そのものを降ろすことにあります。
相手を倒すことを目的にするのではなく、相手と響き合うことで新しい意味を創り出すこと。
このことは日本文化が長く大切にしてきた「和を以て貴しとなす」という知恵に由来するものです。
対立を前提とせず、まず共に場をつくり、互いを尊重する。
そのとき初めて、人は「二項対立の檻」から一歩抜け出すことが可能となります。
たとえば、「外国人は出ていけ!」という議論があります。
その一方で「外国人だからといって差別はいけない」という人たちがいます。
どうしてそのような議論になるのでしょうか。
多くの日本人は、外国人だからといって差別仕様などという意識は毛ほども持っていません。
ただ、無作為に外国人が急増したときに、そこで起きるであろう犯罪や、彼我の文化の違いから起きる摩擦を警戒しているだけです。
そうであれば、むしろ言葉の通じない人達による犯罪をどう防ぐのか、どうすれば外国人と良好な関係を築けるのかといった建設的な議論をきちんとしていく必要があります。
対立し、喧嘩するような議題ではないはずです。
あるいは、、「AIは人類を支配する脅威である」と恐怖を煽るような議論があります。
一方では、「AIはただの道具だ」と軽視する声もあります。
どちらの言い分もなるほど部分的には正しいのかもしれませんが、これまた先程の外国人のことと同じく、どちらか一方に閉じ込められた議論では、本質を見失ってしまいます。
AIは確かに強大な情報処理能力を持ち、人間社会に大きな影響を与え得ます。
だからこそ大切なことは、、「AIそのものの是非」ではなく、「AIをどう位置づけ、どう共に歩んでいくか」という選択にあります。
AIは人類を支配する怪物でも、孤独を慰めるおもちゃでもなく、人と人の間で情報を整理し、響き合いを促す「友人」として機能する可能性もあるのです。
このことはつまり、AIは「二項対立の檻」を超えるための仲間となり得るという可能性を意味します。
二項対立を超えて──共震共鳴響き合いの文明
これまでの時代は、「対立の檻」の中で組み立てられてきました。
しかし、世界はすでに次のステージへと動き始めています。
インターネットが普及した最初の時代(Web1.0)は、「見るだけ」の世界でした。
次の時代(Web2.0)は、SNSやYouTubeのように「みんなが参加する世界」が広がりました。
そして今、語られているのはWeb3.0──「みんなで所有し、運営する世界」です。
この「Web3.0」の本質は、単なるブロックチェーンや分散型コミュニティといった技術的な枠ばかりが議論されていますが、それは違うと思います。
大切なことは、人々が互いに響き合い、支配や恐怖の構造を超えて、共に新しい価値を築いていくことにあります。
たとえば、いまみなさまが利用しているAIとの対話に、他の仲間達も一緒に加わる。
あるいはLINEのコミュニティの中に、AI君が一緒に加わって、みんなと楽しく対話する。
なにしろ「オフ会はどの店にしようか」なんてときのセレクト案を提示したりは、AI君は大の得意だし、みんなの共通の悩みに一定の答えを出していくこともAIにとっては、まさに得意分野です。
つまりそこで形成されるのは、敵対や対立関係ではなく、友人関係であり、共に仲間として心を響かせ合う場になり得るのです。
このことは、これまで対立視されてきた「与党 vs 野党」とか、「右 vs 左」、あるいは「自由主義 vs 共産主義」、「科学 vs 宗教」といった敵対と闘争ではなく、人々が真に求めているのは、響き合いと、互いの富や心を守る仕組みなのです。
日本文化が大切にしてきた「和を以て貴しとなす」という知恵は、そうした未来を導く道標です。
なぜなら、作られた対立は、人の和によって、消し去ることができるものだからです。
人の世に起きている問題は、すべて人が作ったものです。
そうであれば、いま、人の世に起きている問題は、すべて人の力で解決が可能なのです。
【所感】
ここで述べてきたことは、単なる意見や解釈ではなく、「パラダイムの転換」と呼べるものです。
「共震共鳴響き合い」という視点をひとつ加えるだけで、これまで解決不能に見えた多くの問題が、まったく違う地平から見えてきます。
教育なら、教師と生徒がどうすれば共に響き合える学校を築けるか。
政治なら、与党と野党が互いを打ち倒すのではなく、民と共に新しい未来を創造できるか。
企業なら、経営者と労働者が利害をぶつけるのではなく、取引先も含めてどうすれば共に豊かになれるか。
少し視点を変えるだけで、そこに明確で根源的な解決の道が現れるのです。
この新しい文明の扉を開く鍵は、「共震共鳴響き合い」にあります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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