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男も女も、互いに美しく齢を重ねる──そんな世界を普通に築けるように。
もしかしたら、武家の妻たちはその未来を夢見ていたのかもしれません。私たちはいま、どんな未来を夢見て、どんな「いま」を積み重ねていけばよいのでしょうか。

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20250816 武家の娘
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学びを楽しく
現代においては、女性の若さや外見的な美しさばかりが注目されがちです。
けれど、本当の美しさとは何でしょうか。
若い頃は美しかったのに、齢を重ねるとその美しさを失ってしまう人もいます。
逆に、若い頃は平凡に見えても、人生を積み重ねるうちに温かさや気品をにじませ、歳を重ねてこそ美しさを深めていく人もいます。
その姿は、まさにその人の生き方そのものです。
社会もまた同じです。
いまを生きる私たちが積み重ねる日々こそが、未来社会の姿をつくるのです。
着物が映し出す「心の美」
日本の着物は不思議な衣装です。
時には六十代の女性の方が、二十歳前後の若い女性よりも美しく見えることがあります。
なぜなら着物は、その人の「内面」を映し出す衣装だからです。
だからこそ日本人は、心の在り方をとても大切にしてきました。
結婚と家計を担った「妻」
かつての結婚の多くはお見合いでした。
それは結婚後、家の全財産の管理を妻が担ったからです。
武士には俸禄を受け取る者も、知行地を与えられる者もいましたが、その管理責任はすべて「お内儀(妻)」の役目でした。
武家の妻の「覚悟」
もちろん、腕力では男には敵いません……。
けれど、武家の家には、最強の武器とされた薙刀が常に女性の手の届く場所に置かれていました。
さらに妻は常に懐刀を所持し、いざという時には自ら命を絶つ覚悟を持って家計を担っていたのです。
薙刀がいかに恐ろしい武器かは、近年の例がよく示しています。
剣道4〜5段の猛者が、薙刀を習い始めて半年の女子高生と集団対戦したところ、剣道家が全敗したのです。
つまり武士は、最強の対人武器である薙刀を女性たちに与え、自らは腰に刀を差したのです。
女性は命を守る薙刀を手にし、懐には小刀を常に忍ばせていました。
一方男性は、敵を倒す大刀と、自らの腹を斬る小刀を腰に差していました。
そして共に、不正を前に一歩も退かないという覚悟を常に持ち続けたのです。
武家の女性は、銭湯(お風呂)で全裸になっていても、それが武家の女性であることがひと目でわかったといいます。
覚悟ある人というのは、傍目に見てもわかるものなのです。
見合い結婚の背景
お見合い結婚が主流であったのは、もうひとつ理由があります。
結婚は新郎新婦のものではなく、家と家の結びつきと考えられていたのです。
なぜなら、家計の全部を預かるのが妻の役目です。
その妻が、万一芸人や遊興に入れ込み家計を破綻させたならば、その責任は誰がとり、誰が債務を弁済するのか。
その責任を負うのは、妻方の実家の役目でした。
だから多くの場合、男性よりも、女性の側の家格が高い家から、妻は迎え入れられました。
男が戦場で命を懸けられた理由
こうして財産管理と子育ての一切は、妻にすべて委ねられました。
これによって、夫は安心して戦場に向かうことができ、また死ぬことができました。
「家は妻が守ってくれる」──その信頼こそが、武士の命を懸けた戦いを可能にしたのです。
古代から続く伝統
この伝統は武家時代に限ったものではありません。
もっと古い、新石器時代(日本では縄文時代と分類される)には、「女性だけが神と直接つながる存在」とされてきました。
女性は子を生むことができます。
その力はまさに神の力と考えられたのです。
このことは、ご皇室においても同じです。
神とつながる皇后は、夜明け前に神に祈りを捧げて御神託をいただきます。
その御神託を夫である天皇に伝え、天皇は、夜明けとともに政治を行ったのです。
もし誰かが、
「天皇のお言葉とはいえ、それは聞けませぬ」と言ったとしても通用しません。なぜなら天皇は、
「朕が述べているのではない。これは皇后が神からいただいた御神託なのだ」
と言われてしまえば、有無を言える人はいないのです。
結び
日本では古来、女性を単なる従属者ではなく、神とつながる尊い存在として尊んできました。
その尊さを守るために、武家の妻は強くありました。
本当の美しさとはどのようなものでしょうか。
それは、若さや外見なのでしょうか。
むしろ、心の在り方や人生の積み重ねの中に、本当の美しさというものが宿るのではないでしょうか。
未来社会もまた同じです。
日々の積み重ねが未来を作ります。
たとえ正義といえども、行動に悪意が積み重なるなら、その先にある未来は、悪意ある未来にしかなりません。
男も女も、互いに美しく齢を重ねる──そんな世界を普通に築けるように。
もしかしたら、武家の妻たちはその未来を夢見ていたのかもしれません。
私たちはいま、どんな未来を夢見て、どんな「いま」を積み重ねていけばよいのでしょうか。
お読みいただき、ありがとうございました。
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