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おそらく現代の世界において、ネオコンという名のアレスから世界を守るのは、女性神であるアテナではないかという気がします。
つまり日本人が、あらためて天照大御神を大切にお祀りするようになったとき、日本と世界は、ネオコンという名のアレスに勝利するということなのではないか、そんな気がします。

20240319 パルテノン神殿


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近年話題の米国「ネオコン」は、「ネオコンサバティズム(Neoconservatism)」の略で、日本語では「新保守主義」と訳されます。
字義通りに解釈すれば、ネオコン思想は、米国における自由と民主を堅持しようとするものということになるのですが、現実には、ネオコンに参加する米国の政治家や高級官僚たちは、米国の軍事産業と密接なつながりをもつ人たちです。
そして米国は、生まれてまだ250年に満たない国であり、歴史伝統文化もまた、わずか250年しか持っていない新興国です。
つまり日本のように、1万年以上続く歴史の中で、自然災害や人災など様々な事柄を経験しながら、物事の善悪を常識として保つに至った国とは、まったく異なるのです。
英国を筆頭とした西ヨーロッパ諸国や、東アジアにおける日本は、長い歴史の中で、何が正しく何が間違っているのかを、国民自身が価値観として抱いています。
けれど新興国には歴史がなく、このため物事の判断の物差しは、いきおい損得勘定に流されがちになります。
従って、西ヨーロッパ諸国や日本なら、「保守」とは歴史伝統文化を重んじ、人々の暮らしを守ることを信条にする人たちということになりますが、新興国である米国の場合、「保守」とは武力によって独立を勝ち取った人たちのことを指すことになるのです。
そして武力のための軍事産業は、著しく儲かる商売であるというだけでなく、そもそも、その産業自体が、紛争がなければ成り立ち得ないという特徴を持ちます。
つまり、簡単に言うなら戦争屋なのです。
産業が成り立たないということは、「儲からない」ということです。
ですから彼らは積極的に他国の対立をあおり、紛争を創り出し、戦争を起こします。
紛争や戦争が起きれば、武器や兵器が売れて儲かります。
それが米国における「新・保守」です。
一方、米国の庶民は、もともとは西ヨーロッパからの移住者です。
西ヨーロッパには歴史があり、伝統があり、文化があります。
従って、一般庶民は、西ヨーロッパで培われた「保守」であり、対立や紛争を好みません。
誰もが豊かに安全に安心して生活できることを望みます。
世界最強の軍事力を持つ米国軍を用いることがあっても、それはどこまでも正義を貫きながら紛争を回避するためのものでなければ赦すことができないし、実際にドンパチ(実力行使)することを望みません。
つまり、保守と新保守では、考え方がまったく考え方成立の根幹が異なるのです。
それでもネオコンは「保守」を名乗っているわけです。
こうした紛らわしい政党名は、世界中に見られます。
典型が共産党です。
共産とは、ともに働き、ともに産業を起こし、ともに幸せになろうという語感がありますが、やっていることは、党幹部だけが贅沢三昧な暮らしを手に入れることです。
米国における新保守主義(ネオコン)もまた、武力を用いて戦争を世界中で引き起こして儲けようとする人たちです。
そしてそういう人達による米国の経済支配は、全米の年間GDPの4割に及ぶと言われています。
彼らはその巨大な経済力を用いて、あらゆる事態をつくっていきます。
そして新保守による支配は、民主党にも共和党にも及んでいます。
米国の民主党と共和党の二大政党は、それぞれ思想信条が異なります。
つまり思想に基づく政治集団です。
一方、新保守(ネオコン)は、経済と軍事を支配する人たちと、その配下たち、つまりその利益にあずかっている人たちです。
つまり、ネオコンとは、利益集団であり、自分たちの利益に反するものは、徹底的に潰していきます。
そしてさらにネオコンの支配は、世界中に及んでいます。
よく世界がグローバル企業によって支配されているという言い方をする人がいますが、グローバル企業というなら、トヨタもホンダもカシオやパナソニック、ソニーもグローバル企業です。
そうではないのです。
実際に支配しているのは、ネオコンなのです。
そのネオコンが、自分たちの主張をわかりにくくするために被っている仮面が「グローバリゼ―ション」なのです。
本質は軍事産業が行う「ネオコンサバティズム」、つまりネオコンなのです。
わかりやすくいうなら、ネオコンとは、姿かたちを変えたギリシャ神話の軍神アレス(Arēs)です。
アレスはゼウスとヘラの子であり、 血なまぐさい殺害と戦いの神とされます。
つまりネオコン=殺害と戦いの神アレスのようなものです。
ちなみにアレスは、ものすごい美男子で、兄嫁のアフロディテとも不倫してしまったりしています。
つまり美男子でありながら、粗暴で残忍、流血と殺戮を好み、かつ、性的にだらしないのです。
戦いの神ですから、敵を弱らせることは常識です。
ですから世界中に567をばらまき、世界中で迷惑駐車を行ない、食料を支配し、石油を支配します。
その支配に抵抗する者は、法をつくって容赦なく抹殺します。
ところがギリシャ神話には、戦いの神がもうひとりいます。
それがアテナ(Athēnā)です。
アテナは技術や学芸、戦いの女神です。
そしてアレスに追い詰められても、常に最後はアレスに勝利しています。
なぜ勝利できたのか。
それは、アテナが、常に人々の自治と平和を守るために戦ったからです。
そのアテナを祀った神殿が、有名なギリシャのパルテノン神殿です。
おそらく現代の世界において、ネオコンという名のアレスから世界を守るのは、女性神であるアテナではないかという気がします。
つまり日本人が、あらためて天照大御神を大切にお祀りするようになったとき、日本と世界は、ネオコンという名のアレスに勝利するということなのではないか、そんな気がします。
日本をかっこよく!
お読みいただき、ありがとうございました。
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