我々は、日本が「よろこびあふれる楽しい国」であり続ける、あるいは「よろこびあふれる楽しい国」を築いていくために、何が必要で何が不要なのかを常に考えていく必要があります。
それは利権の問題ではないはずですし、また日本の自立自存の中にこそ存在するものです。

20200503 原発
画像出所=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57966
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在日米軍基地が、我が国の国防にたいへんな貢献をしてくれているという事実は、おそらく誰も否定できないかと思います。
米軍は、その意味では、他国である日本のためにはるばる貢献に来てくれているわけで、このことについては、感謝しなければならないと思います。
ただし、日本の独立という観点からは、米軍基地は、まったく別な意味を持ちます。
なぜなら、国土内に外国の軍事基地があるということは、我が国が独立していない=占領統治がいまなお現在進行系であるということを意味するからです。
最近では(調子に乗って)中 共が日本国内に内密に軍事施設を建設中でもあります。もちろん日本政府はそのようなことを認めていないのでしょうけれど、事実上、黙認状態になっていることは否定できない事実であろうかと思います。
戦争は、戦争当事国の平和条約締結によって建前上集結し、これによる占領解除(つまり軍事基地その他の撤収)が行われて、はじめて実態上の終結となります。
この点、誤解している人が多いのですが、まず昭和20年8月15日は、日本が事実上の戦闘行為を自主的に停止させた日であり、戦争が終わった日ではありません。
終わったのは、戦闘行為のみです。
同年9月2日は、日本と連合国との間での降伏文書の調印が行われた日。
ここから日本の軍事占領が行われ、日本の占領解除が行われたのが、昭和27年4月28日です。

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20191006 ねずラジ
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ただし同日付で日米の安全保障条約が発効し、日本の国防を米軍が補うことになりました。
要するに、占領統治ではないけれど、事実上の占領状態が続いているわけです。
もっとも外国の軍事基地があるという意味では、ヨーロッパにも北大西洋条約機構(NATO,North Atlantic Treaty Organization)として米軍基地が置かれていますから、日本だけが占領状態とは必ずしも言えない状況にはなっています。
日本の問題は、在日米軍基地にあるのではなく、むしろ原発にあります。
原発をなくせと言っているのではありません。
代替電力の実用化までの間、その必要性はあるという前提での話です。
原発というのは、そもそも原爆のことを言います。
原爆はたいへんな維持費がかかるため、原爆の持つ核エネルギーでタービンを回して電力を発生させ、その電力を売電することで、そのコストを賄うというのが、そもそも原発です。
第二次大戦の頃は、原爆は空から落とすものでしたが、現在は、据え置き型が主流です。
そしてその据え置かれた原爆のことを、原発といいます。
その原発が、現在日本には、建設中も含めて44基あります(稼働停止原発を含む)。
原発の数の上では、日本は米仏に次ぐ、世界第三位の核保有国です。
ただしその核は、大陸間弾道ミサイルの形ではなく、現状では据え置き型になっています。
ちなみにチャイナの原発保有数は37基で、日本よりも少ないですが、プラス核爆弾の形での保有があります。
大事なことは、日本には現在44基の原爆が海浜沿いにぐるりと日本を囲むように設置されているということです。
このことは、国防を考える上では、2つの意味で見過ごせない大事です。
ひとつは、日本はすでに原爆を保有しているということ。
ただし爆弾の形はとらず、あくまで民生用の電力発電所としての保有です。
けれども言い換えれば、日本はすぐにでも核爆弾を用意することができる体制下にあるということでもあります。
日本は、核保有大国でもあるのです。
もうひとつは、海浜沿いに44基もの原爆を日本は据え置かれているということです。
仮に第三国が日本の原発を攻撃すれば、その爆発による被害は米軍基地にも及びます。
米軍基地内は治外法権の米国領土ですから、当然に米軍はその第三国に対してリベンジ(報復)を行います。
これは、日本の原発が第三国によって占領された場合も同じことですから、第三国は容易に日本の原発をターゲットにすることはできないわけです。
その一方で、在日米軍基地と原発はセットで米国による日本への事実上の占領を継続していることにもなります。
その意味においては、日本は独立国とは言い難い状況が続いているわけです。
このことを前提として、日本が純粋な独立国となるためには、何が必要かは、一考に値する思慮であろうと思います。
日本は世界で唯一の被爆国であると同時に、いまや核保有大国でもあるのです。
しかしそのことを日本人が望むのかは、また別な問題です。
我々の祖先が目指した日本は、「よろこびあふれる楽しい国」です。
これを古い言葉で「豈国」と言います。
災害の多い日本において、みんなで一致団結して、平時から災害に備える。
それは食料の確保であり、また社会インフラの整備、あるいは疫病対策としての各種マナー、さらには真実の歴史を大切にする姿勢など、多岐に渡ります。
そしてその中心におわすのは、国家最高権威としての天皇のご存在です。
我々は、日本が「よろこびあふれる楽しい国」であり続ける、あるいは「よろこびあふれる楽しい国」を築いていくために、何が必要で何が不要なのかを常に考えていく必要があります。
それは利権の問題ではないはずですし、また日本の自立自存の中にこそ存在するものです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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