3冊ご紹介します。
1 宮脇淳子著『日本人が教えたい新しい世界史』
2 矢作直樹『初等科修身 中高学年版』
3 並木良和・矢作直樹共著『新型コロナウイルスへの霊性と統合』


20200327 宮脇淳子先生
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画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


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1 宮脇淳子著『日本人が教えたい新しい世界史』
これは一度は絶対に読んでおくべき本です。
宮脇淳子先生の著書はどれもおもしろいし、ものすごくためになるし勉強になりますが、この『日本人が教えたい新しい世界史』は、宮脇先生の日頃のご主張を実にコンパクトに、しかもわかりやすくまとめた本として推薦です。
歴史とは何かからはじまって、文明の意味、西洋史と東洋史の違い、日本文明の成り立ちなど、極めて広範なテーマを、実にはっきりと、わかりやすくまとめておいでになります。
どこの国でも、自国の歴史にこだわるあまり、他国の持つ歴史観と対立する傾向にありますが、これについても宮脇先生は、「歴史に「善悪二元論」を持ち込んではならない」と一刀両断です。
古事記や日本書紀の成り立ちについても、日本的見方にこだわらずに、実に客観的な考察を加えておいでになります。
ちなみに、宮脇説による記紀の成立とその内容に関する評価は、ねず説と異なるとお読みになってお感じになる方がおいでかもしれませんが、私はまったく矛盾を感じていません。
そもそも歴史として、記紀をどのように評価するかという視点と、記紀に何が書かれているかをキチンと読み解いていこうという視点は、まったく矛盾するものではないからです。
歴史も国史啓蒙も、いずれも学ぶためにあります。
そして東洋史において、世界から高い評価を得ておいでの宮脇先生の著書は、実に素晴らしい内容をもっています。
是非ともおすすめです。

2 矢作直樹『初等科修身 中高学年版』
初等科国史に続いて発売となった修身の教科書です。
ねずブロではこれまで尋常小学校の修身教科書を主に紹介してきましたが、まさにその小学校の修身教科書を、ほぼまるごと紹介しているのがこの本です。
お読みいただくと、修身教育は、近年の左の方々が批判するような、いわゆる「価値観の押し付け」ではなく、むしろ「価値観の基礎になるルールと愛を育むものであることにお気づきいただけると思います。
たいへんに有意義な本だと思います。

3 並木良和・矢作直樹共著『新型コロナウイルスへの霊性と統合』
新型コロナウイルスの発生原因と、なぜこの現象が起こっているかについての対談本です。
日本政府はどう対峙するべきか、そして中国はどうなるのかを冷静に見極めたとき、いまはとにもかくにもチャイナと縁を切るとき、ということです。
対談ですので、わかりやすく、あっという間に読めてしまうと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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