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問題が生じたときに、必死にあらゆることを言い立て、嘘をついてまでして論点をずらし、周囲が少しでもこれに呼応する動きをみせれば、徹底的にずれた議論を仕掛け、本題から世間の耳目を逸そうとする。
これこそが排除しなければならない悪鬼の所業です。


20190729 悪魔
画像出所=http://michirich.com/demon-type/
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)

今年の三月に「ねずマガ」で『日本の常識を取り戻す』というタイトルの記事を書きました。
平安時代初期の815年(弘仁6年)に、嵯峨天皇の命により編纂された『新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)』を例にあげ、そこで丁寧に調査された畿内1200の豪族の系譜が、
 皇別(天皇の血筋)
 神別(八百万の神々の血筋)
 諸蛮(渡来人)
の3つに分類され、その数はちょうど3分の1ずつになっていたこと、つまり畿内の豪族の3分の1が渡来系であったことにあらためて指摘させていただきました。
そのうえで、
1 外国人が3分の1もいても、平和で豊かで安全で安心な国を築くことができた古代。
2 外国人の割合が2%にも満たないのに、日々危険度を増している現代日本。
この違いはどこにあるのでしょうか・・・と書かせていただきました。

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20190317 MARTH


実はその答えはたったひとつです。
それは、
「日本人が格(核)とすべきアイデンティティを失っている」
という一点です。
そして我が国におけるアイデンティティとは、すなわち天皇のご存在に尽きます。
絶対的な権力である王権や、法の執行官という権力による支配ではなく、
権力よりも上位に天皇という不可侵の国家最高権威を持つ。
そしてその国家最高権威によって、民衆を「おほみたから」とする。
これこそが、およそ人類社会が考えうる最高でありかつ究極の民主主義です。
なぜならこのシステムによって権力は、天皇の「おほみたらか」が常に豊かに安全に安心して暮らせるようにしていくことが義務となるからです。
7世紀の大化の改新は、まさにこのシステムを実現するためのものであったし、8世紀のはじめには記紀が編纂されることで我が国独自の民主主義の根幹となる神話が固定され、これによって我が国は真の自由、平等、博愛の文化精神を打ち立てました。
それはフランス革命のバスティーユ襲撃(1789年)から遡ること千年以上もの昔のことです。
この当時の日本には、半島や大陸からのみならず、遠くペルシャやヨーロッパ、アフリカからも人が集っていました。
遣唐使を廃止しても、渤海との日本海交易は盛んに行われていたし、渤海の窓口となった東京龍原府(いまのウラジオストク)には、遠くペルシャ商人や使節団がやってきていました。
日本は金(GOLD)の一大産出国だったし、ペルシャ交易があった事実は正倉院にその証拠がいくらでも残っています。
そして人口の3分の1が外国からの渡来人でした。
ところがそんな日本が、奈良時代には人口わずか450万人の国でありながら、奈良の大仏開眼のために全国から37万人もの喜捨が集まる豊かな国であり、平安中期には紫式部や清少納言などの女性たちが大活躍する文化性の高い国家を築いたのです。
この歴史が示すことは、日本国内が荒れる、乱れるのは、ひとえに外国人のせいではなく、日本人と日本人の織りなす社会自体が、しっかりとしたアイデンティティを持つことの重要性です。
そしてもうひとつ大事なことがあります。
それが「排除」です。
どうしても日本を理解しようとしない、反日であることを是とする等の行為をする者は、容赦なく排除する。
排除を差別だといって騒ぐ人たちが現代日本にはいますが、それは悪事を正当化するための方便であり、お得意の「論点ずらし」に他ならないことに日本人は気づかなければなりません。
この「論点ずらし」こそ、いまの国会から行政、司法、地方議会や企業など、あらゆる組織に蔓延している最大の悪鬼の所業です。
問題が生じたときに、必死にあらゆることを言い立て、嘘をついてまでして論点をずらし、周囲が少しでもこれに呼応する動きをみせれば、徹底的にずれた議論を仕掛け、本題から世間の耳目を逸そうとする。
そうした「論点ずらし」をする人たちには、頭ごなしに「論点をずらすな」と命令(これは命令です)し、命令を聞けないなら、排除する。
その勇気と実行力を持つことが、最も大切な国を護る道です。
なぜなら「論点ずらし」こそが、悪鬼の所業だからです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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