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戦国時代のことです。
可児才蔵(かにさいぞう)という豪傑がいました。
宝蔵院流の槍(ヤリ)の名手で、戦(いくさ)の場では、討った敵将の数が多すぎて、首を腰にぶら下げきれない。
そこで、背中にいつも笹(ささ)を背負い、自分が討ち取った敵将の首に、必ず笹の葉を咥えさせました。
なので、ついたあだ名が「笹の才蔵(ささのさいぞう)」です。
ある日、才蔵に試合を申し込む武者が現れました。
要するに才蔵を倒すことで、自分の名を売ろうというわけです。
日時が指定され、相手の武者が河原で待っていると、果たして笹の指物を背中に挿して甲冑(かっちゅう)で身を固めた才蔵がやってきました。
さらに才蔵の部下10名が鉄砲を持ち、火縄に火をつけて、後ろに控えました。
相手の武者は驚いて、
「これは実戦ではない。試合だ」と抗議しました。
すると才蔵は、
「俺の試合は実戦が全てだ」と笑いながら答えました。
*****
さて、みなさんは、この小さな物語から、何をお感じになられたでしょうか。
可児才蔵が亡くなったのが1613年で、いまからおよそ400年前のことです。
現実の社会は、まさに実戦の連続です。
敗北すれば、焼土が待ち受けています。
試合ではないのです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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