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その絵の中に太陽が描かれることがあります。
その太陽は、日本以外では、およそどこの国でも、薄黄色か、オレンジ色の丸で描かれます。
ところがどういうわけか日本では、子供に太陽を描かせると、赤い丸を描きます。
これはとっても不思議な事です。

(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)
なぜ日本の子供達は、太陽を赤く描くのでしょうか。
これには実は深い理由があります。
我が国の神語(かむかたり)では、天地開闢(てんちかいびゃく)のいちばん最初の神様は「天之御中主神」とされています。
古事記には、まったく何もない時空間に、最初に登場した神様が「天之御中主神」であったと書かれています。
この「天之御中主神」は、このように書いて、一般には「アメノミナカヌシノカミ」と呼ばれます。
では、この神様は、どのような神様なのでしょうか。
「アメノミナカヌシノカミ」と言われて、パッとその意味がわかる方は、そうそうはおいでにならないと思います。
文字数を数えていただくと、「アメノミナカヌシノカミ」は11文字で、字余りです。
これを七五読みしますと、
「あめのみなかの(天の御中の)
ぬしのかみ(主の神)」
となります。
つまり、天空のまん真ん中の主の神様であるとわかります。
ところがこの神様、古事記の記述を読むと、お成りになられて、すぐに「隠身」と書かれています。
これは、一般には「身(み)を隠(かく)しましき」と読み下すとされているのですが、そうすると、なにもないところに神様が現れて、すぐに隠れたということになってしまいます。
そうであれば、神様がいなくなってしまったわけで、これでは何のためにご出現あそばされたのかわかりません。
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実はここは、そうではなくて、
「身に隠しましき」
と読みます。
「隠」という漢字は、旧字を「隱」と書くのですが、この字は、大切な心臓を手でおおい、その上を道具でおおい、さらにその上から手でおおったことを意味する会意象形文字です。
つまり「幾重にも重ねておおいかくした」という意味を持つ漢字で、だから「かくした(隠した)」と訓読みされるわけです。
一方「身」という漢字は、もともとは妊婦を表す漢字で、「目」のような部分の中にある二本の横棒は、実は◯で、胎児を意味します。
つまり「隱身」というのは、「胎児のようにして神様の胎内に取り込んだ」という意味の言葉なのです。
これが何を意味しているかと言うと、神様は、何もない空間にまず現れたわけです。
ということは、「無」の中にある唯一の「有」ですから、その神様は「存在のすべて」です。
その存在のすべてを、神様は、胎児のようにして胎内に取り入れられたわけです。
要するに、我々が住む時空間は、
「すべて神様の胎内にある」
ということが、日本人の大昔からの考え方であったということです。
ですから、空も海も山も空気も動植物の一切も、すべては神様の胎内にある胎児であり、神様の一部です。
私達日本人が、ありとあらゆるものに神聖を認め、あれもこれもすべては神様と考え感謝の心を持つのは、実はそういういわれがあるからなのです。
胎児には、何兆もの細胞がありますが、その細胞のひとつひとつは、毎日、生まれては死にを繰り返します。
これが新陳代謝です。
私達「人」も、生死を繰り返します。
まったく同じです。
ちなみに細胞の中には、自分さえ良ければと、周囲の細胞から栄養分を吸い取って、自分だけの利益を求める細胞がたまに出現します。
普通、私達はこれを癌細胞と呼び、切除の対象にします。
というか、切除しなければ、胎児は死に至り、胎児の死は、そのまま母体にまで死の危険を及ぼします。
さて、「あめのみなかの、ぬしの神」です。
天空を四角で表現します。
そのまんまん中に主の御姿を、仮に◯で描きます。
すると、四角の真ん中に、◯ができます。
その◯を、赤く塗りつぶすと、日の丸になります。
なぜ日の丸が赤いマルなのかって?
胎児のことを、私達日本人は何と呼ぶでしょうか。
答え=赤子(あかご)
理屈を述べると、以上のようになります。
ところが日本の子供たちは、そのような神語りをまったく知らなくても、太陽を赤く描きます。
つまり日本の子供たちは、本能的に以上の神語りをちゃんと知って生まれてきているということにはならないでしょうか。
もっというなら、本能よりも、もっと深いところ。
魂そのものに「赤丸」を刻んで日本に生まれてきているのかもしれませんね。
そして何より大事なこと。
それは、日の丸の国旗が象徴しているものは、
「我々は神々の胎内にある」
という日本人の自覚です。
空も海も山も川も、人も動物も虫たちも草木も、すべては神々の胎内にある。
胎児は何兆もの細胞でできていて、その細胞のひとつひとつは代謝という名の生死を繰り返しています。
私達はその細胞のひとつひとつです。
その細胞の集合体が胎児であり、胎児の幸せと健康は、母体である神々の幸せでもあるのです。
青空にへんぽんとひるがえる白地に赤丸の国旗。
そこに描かれているのは、誰もが神々の一部であるという自覚なのです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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