締切間近!平成31年度倭塾動画配信サービス受講生募集中

↑↑↑クリック↑↑↑


人気ブログランキング ←いつも応援クリックをありがとうございます。
大和言葉の「おとな」は「互いに結びつき力を併せて何事かをなす人」という意味の言葉です。
「こども」は「母の保護下にあって立派なおとなに成長して他のみんなとともに役に立つ人に育つことを期する」という意味の言葉です。
日本語はとても深いのです。

20190126 おとなとこども
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)

大和言葉で「おとな、こども」とは、そもそもどのような意味を持っているのでしょうか。
漢字では「大人(おとな)」、「子供(こども)」と書きますが、漢字圏では子供は「孩子」と書きます。
漢字の「大」は、人が両手両足をめいっぱい広げている象形で、「人」は人間ですから、要するに体も心もでかい人が「おとな」です。
子供(孩子)は、「子」は頭部の大きな乳児を意味し、「孩」はイノシシの子のウリ坊で、要するに幼くてかわいい幼子(おさなご)を意味します。
では、大和言葉ではどのような意味でしょうか。
大和言葉は、一字一音一義で、それぞれの音に意味があります。
そしてたとえばカタカムナですと、
お  奥深い、大きい
と  統合する、結ばれる
な  重要なもの
こ  転がったり出入りする
と  統合する、結ばれる
も  漂う未完成
となります。
これを要約すると
「おとな」=奥深くで結ばれながら重要なことをしていく偉大な人たち
「こども」=(母と)結ばれた未完成な存在で、これから様々な経験を経由して成長していく人
といった意味になります。
また古事記では、自分のことを「あ(吾)」、相手のことを「な(汝)」と呼びます。
「と」は「貴方と私」というように、接続詞としても用いられます。
ですから、
「おとな」は「お」と「な」、
「ことも」は「こ」と「も」であるとわかります。
最新動画《江戸の天才数学者 関孝和》

『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!
https://www.mag2.com/m/0001335031.html


「お」は、へその緒などの「緒」にも用いられますが、一般化すれば「結びのための紐」のイメージです。
「な」は、汝(人称)や名(名称)、菜(食物)、那(髭をはやしてくつろいだ人)などに用いられ、また、「おきな、おみな」はそれぞれ成人した男女を意味する言葉であることから、「成人した人」を意味します。
すると、「お」と「な」は、成人した人々を互いに結ぶ人たちという意味を持っていることになります。
では「こ」と「も」はというと、「こ」は古事記で「御子、生子、蛭子、此子者」など、赤ちゃんから成年に達しない年齢の子たちです。
「も」は、「於母陀流神(おもたるのかみ)」や、「ももゆら(母母由良)」などの用例がありますから、「も=母」をイメージします。
つまり「こ」と「も」は、母とつながり母の保護下にある幼児または未成年者を意味しているとわかります。
このことから大和言葉では、もともと「おとな」というのは、互いに結びつき、力を併せて何事かをなす人たちのことを言ったとわかります。
そして「こども」は、母の保護下にあって、立派なおとなに成長して他のみんなとともに役に立つ人に育つことを期する言葉とわかります。
日本語はとても深いのです。
近年の流行は個人主義ですが、多くの日本人は個人主義に、自分だけの楽しみや気楽さを見ているだけのように思います。
「おとな」は、日本語では、人と人との結びつきのなかで、何事かをなすというのですから、そこには人間関係の苦労もあるし、やっかいさもあります。
けれど、結びがなければ、実は何も為すことも得ることもできない。
多くの日本人は、日本語の持つ言霊で、そのことを実は本能的に理解しています。
ですから個人主義と言っても、それが「楽だ」と思う人はいても、それが「人の道」、大人としての「生きる道」であると思っている人は、おそらく皆無なのではないでしょうか。
もともと小学6年生の国語の授業時間は、かつては年間225時間でした。
それがいまでは年175時間に減り、さらに昨今の教育改定で150時間に圧縮されていると聞きます。
けれど日本人である以上、日本語をしっかりと学び、日本語を大切にすることは、実は日本人が真の国際人となっていくことにも通じるものであると思います。
なぜなら日本人の「おとな」が持つ結びの精神は、世界を結び、民族を結び、人と自然を結び、神々とも結ぶものとして、世界に良い影響を与えていく原動力となるものだからです。
お読みいただき、ありがとうございました。
人気ブログランキング
↑ ↑
応援クリックありがとうございます。
講演や動画、記事などで有償で活用される場合は、
メールでお申し出ください。

nezu3344@gmail.com

【お知らせ】
<倭塾、倭塾ゼミ・他>
会場は都営新宿線船堀駅前にある「タワーホール船堀」です。
1月6日(日)14:30 ねずさん&太夫さんと行く靖国正式参拝
1月14日(月・祭日)13:30 第58回 倭塾公開講座
1月26日(土)18:30 第33回 日本文化を学ぶ倭塾ゼミ
2月2日(土)13:30 第59回 倭塾公開講座
2月23日(土)18:30 第34回 日本文化を学ぶ倭塾ゼミ
3月9日(土)18:30 第60回 倭塾公開講座
3月16日(土)18:30 第35回 日本文化を学ぶ倭塾ゼミ
4月13日(土)18:30 第36回 日本文化を学ぶ倭塾ゼミ(407会議室)
4月27日(土)13:30 第60回 倭塾(研修室)
5月11日(土)18:30 第37回 日本文化を学ぶ倭塾ゼミ(401会議室)
5月19日(日)13:30 第61回 倭塾(401会議室)
動画【CGS ねずさん 古事記のセカイ】
はじめに
01-01 私達はなぜ神話を学ぶのか
01-02 古事記と日本書紀の違いとは
第一章
02-01 隠身と別天神
02-02 創生の神々と十七条憲法のただならぬ関係とは
03-01 諸命以と修理固成という重要語
03-02 見立てると成り成りて
03-03 ヒルコをめぐる三つの意味とは
03-04 神議(かむはか)り
03-05 国生みと神生み
03-06 イザナミの神避りと古代の葬祭
動画《大人のための修身入門》
01 修身教育とは
02 誠実
03 孝行
04 礼儀
05 博愛
06 公益
07 よい日本人
08 自立自営
09 我が郷土
10 人の名誉を重んじる
11 勇気
12 進取の気象
13 信義
14 国旗
15 慈善 


コメントは受け付けていません。