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善悪二元論は洗脳工作によるものです。
日本は、イザナキ、イザナミの神話の時代から、「よろこびあふれる楽しい国」を希求してきた国です。
そしてその「よろこび」とは、常に極の人ではなくて、真ん中のボリュームゾーンの人々にとっての「よろこび」です。
誰かひとりのためのものではない。
真ん中に気付くこと。
そのことが、戦後の日本の洗脳を解く鍵になるかもしれません。

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◆【お知らせ】◆
<東京・倭塾、百人一首塾他>
8月26日(日)14:00 チャンネルAJER主催・誰も言わないねずさんの世界一誇れる国日本
9月15日(土)18:30 百人一首塾 第29回
9月23日(日)13:30 第54回 倭塾・東京 第54回
東京の倭塾・百人一首塾は10月から会場がタワーホール船堀に変更になります。
10月8日(月)13:30 第55回 倭塾 研修室 1330-160
10月27日(土)18:00 第30回 百人一首塾 407会議室
11月13日(火)18:00 第31回 百人一首塾 307会議室
11月25日(日)18:00 第56回 倭塾 研修室
12月6日(木)18:00 第32回 百人一首塾 301会議室
12月24日(月)13:30 第57回 倭塾 研修室
<関西・倭塾>
8月10日(金)19:00 倭塾・関西 第一回 (IK歴史勉強会 十七条憲法と創生の神々)
9月9日(日)14:00 倭塾・関西 第二回 (IK歴史勉強会 イザナギ・イザナミと古代の朝鮮半島情勢)
10月19日(金)19:00 倭塾・関西 第三回 (IK歴史勉強会 大航海時代と大国主)
11月9日(金)19:00 倭塾・関西 第四回 (IK歴史勉強会 唐の皇帝と日本の天皇)
12月8日(土)14:00 倭塾・関西 第五回 (IK歴史勉強会 稲作の歴史と古墳のお話)
<国内研修>
12月16日(日)~17日(月) 一泊二日 神話を体感する会
11月の倭塾関西の日程が11月11日(日)から、11月9日(金)19時に変更になっていますのでご注意ください。
先日オウムの教祖以下が死刑になりました。
古い話ですが、そのオウムが大きな社会問題となっていた頃、彼らの施設に強制捜査が入った後になっても、なお「我々の信仰は善を行うものであるし、教祖は素晴らしい人」と、まだ主張し続けている信者の方がおいでになりました。
それを見て、洗脳というものの怖さを実感された方も多いかと思います。
実は「洗脳」という言葉は、朝鮮戦争の頃に生まれたChina語を英訳したものです。
米国CIAが、朝鮮戦争の際の捕虜収容所で行われた思想改造についての報告書を出し、そのときに「ブラインウォッシング(brainwashing)」という語を用いて、Chinaの強制収容所における洗脳教育を取りあげました。
日本語では、その「brainwashing」の邦訳として、China語の「洗脳」を再び用いたわけです。
別な翻訳として「思想改造」というものもありますが、同じ意味です。
China語というのは、もともとあらゆる事柄を漢字一文字で表す言語でした。
その漢字を組み合わせて熟語にして、もっと深い意味をもたせることに成功したのが日本文化で、ですから現代China語の6割ほどの単語は、ことごとく日本生まれ、つまり日本語からの転用です。
早い話「中華人民共和国」という国号のうち、「人民、共和」は日本語で、国家の名称の6割近くが外国語という国も、めずらしいものです。
そうしたなかにあって、Chinaから日本に輸入された熟語の代表が「洗脳」という語だというからおそれいります。
さて、その「洗脳」を、最初に問題視した本は、米国のジャーナリスト、エドワード・ハンターの書いた『Brain-washing in Red China: the calculated destruction of men’s minds』であったといわれています。
この本は日本国内でも、翻訳版で『洗脳−中共の心理戦争を解剖する』として刊行されました。
この本の中でエドワード・ハンターは、日本人捕虜や米国人捕虜に対して、中共政府が、
「勉強会での学習」
「集団学習会での自己批判」
「巧妙な賞罰」
によって、捕虜たちに贖罪意識を植え付け、これによって捕虜となった人たちが強烈な罪の意識(罪悪感)を持つようになったと指摘しています。
そしてその罪悪感の裏返しとして、いまある政府ないし国家に対して、ありとあらゆる破壊工作が許される、つまり破壊活動のためなら、何をやっても、どんなに嘘をついても構わないという、きわめて特殊な傾向を持つようになると指摘しています。
もっとわかりやすく言うならば、そうした洗脳を受けた人たちにとっては、普通に幸せに暮らす人々が敵となります。
また、普通に幸せに暮らそうとする人々を守ろうとするすべての活動家が、敵となります。
それはすなわち悪の道なのですが、洗脳を受けた人たちからすると、彼らの行動自体が正義となります。
洗脳を行う方法は様々あるし、洗脳によって犯される反社会的行為も多岐に及びますが、その洗脳によって形成された思考は、必ず「善悪二元論」になります。
つまり、右か左か、正しいか正しくないか、上か下か、敵か味方かといった二者択一思考になるのです。
しかし世の中というのは、どっちつかずの真ん中が一番多いのです。
むしろ極はごくわずかしかいない。
ところが極に至ると、その中で先鋭化してしまうのです。

上の図にあるように、世の中は、両極端の端よりも、真ん中のボリュームゾーンが最も多いのです。
そして洗脳を解く秘訣も、実はここにあります。
洗脳による思考は、常に二者択一ですから、「そうではない。その中間が大事だ」となると、一時は思考停止に陥ったとしても、その中間ゾーンに気付くことによって、洗脳から目が覚めていくのだそうです。
善悪二元論は洗脳工作によるものです。
日本は、イザナキ、イザナミの神話の時代から、「よろこびあふれる楽しい国」を希求してきた国です。
そしてその「よろこび」とは、常に極の人ではなくて、真ん中のボリュームゾーンの人々にとっての「よろこび」です。
誰かひとりのためのものではない。
真ん中に気付くこと。
そのことが、戦後の日本の洗脳を解く鍵になるかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。

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