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平和が、安心が、安全がおびやかされたときには、勇気を持って戦うことの大切さを、英国人のマコーリーは書いています。
20171122 特攻隊員の笑顔
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英国のマコーリー男爵といえば、初代トーマス・マコーリー(Thomas Babington Macaulay)のことを言います。
政治家であり、歴史家であり、詩人でもある人でした。
この人が書いた有名な詩に、『橋の上のホラティウス』という詩があります。
ご紹介します。
『橋の上のホラティウス』
Thomas Babington Macaulay作
 門の守り手であった勇敢なホラティウスは言った。
 「地上のあらゆる人間に遅かれ早かれ死は訪れる。
  ならば、先祖の遺灰のため、神々の殿堂のため、
  強敵に立ち向かう以上の死に方があるだろうか。
  かつて私をあやしてくれた優しい母親のため、
  我が子を抱き乳をやる妻のため、
  永遠の炎を燃やす清き乙女たちのため、
  恥ずべき悪党セクストゥスから
  皆を守るため以上の死に方があるだろうか。
  執政官どの、
  なるべく早く橋を落としてくれ
  私は、二人の仲間とともにここで敵を食い止める。
  路にひしめく一千の敵は
  この三人によって食い止められるであろう。
  さあ、私の横に立ち橋を守るのは誰だ?」



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ここでのホラティウスは、いってみれば「ただの門番の兵士」です。
とるに足らない存在かもしれない。
しかしその「ただの門番の兵士」が、悪党から皆を守るために死ぬことを名誉だと言っています。
なぜならそれは、先祖ためであり、神々のためであり、母のためであり、妻のためであり、清き乙女たちのために戦って死ぬ名誉だからと述べています。
誰しも戦いは嫌です。
平和に安心して安全に暮らしていたい。
けれど、その平和が、安心が、安全がおびやかされたときには、勇気を持って戦うことの大切さを、英国人のマコーリーは書いています。
暴力は反対です。
しかし理不尽な暴力に対して武力を用いて戦うことは、暴力ではありません。
ある学校のクラスで、一部の生徒による他の生徒へのイジメが問題になりました。
父兄が集められました。
一部の親から、非行に走る子供に対しては、
「先生から厳しく体罰を与えてもらいたい」との要求が出されました。
多くの父兄がそれに賛同しました。
ところが、
「体罰はいけない。
 ウチでは子供に体罰を与えたことなど一度もない。」
と強硬に主張する一部の親がいたそうです。
このときに出席したあるお父さんは、帰宅後、奥さんにその話をしました。
すると奥さんいわく、
「その反対した親って、◯◯君と◯◯君のお母さんたちでしょ?」
「うん。どうしてわかるの?」
「その子達がイジメの犯人なのよ」
その犯人の親は、話すときの発音もすこしおかしい、日本国籍を持ち、日本人のような顔をして日本語を話す日本人ではない一家だったそうです。
私たち日本人にとっては、しっかりした良い子に育てることが大事ですから、どの子も平等に厳しくしつけることは、あたりまえのことです。
しかし彼らのもといた半島の文化は、自分や自分の家族への制裁は一切ガマンならないけれど、自分が他人に暴力をふるうことは、まったくもっておかまいなしという文化です。
そこに加えて、日本人はかつて自分たちに悪いことをして、いまも強く差別していると、家庭内で子供に教えます。
それは一から十まで全部嘘なのですが、これを聞いて育った子供は、日本人を蹂躙することは正当な行為と勘違いして育ちます。
その勘違いが、学校で父兄を集めなければならないほどの大きな問題になってしまっているのに、そのことの重大さに親自体が気付かない。
困ったものです。
我々日本人がしっかりしなければならないのです。
戦後、このようないわゆる反日思想を持った人たちの言論が、まさに一世を風靡しました。
文化人と呼ばれる人たちは、彼らからお金をもらい、莫大な費用をかけて広告され、宣伝され、著書はバカ売れして膨大な資産をものにしました。
そして祖国を護るために戦った帝国軍人は悪の暴徒とされ、特攻隊はテロリスト呼ばわりされました。
ケネディ大統領の甥に、マックスウェル・T・ケネディという人がいます。
彼は『特攻-空母バンカーヒルと二人のカミカゼ--米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実』という本を出し、その著書の中で次のように書いています。
「彼らの最後の望みは、
 未来の日本人が特攻隊の精神を受け継いで、
 強い心を持ち、苦難に耐えてくれることだった。
 わたしたちは神風特攻隊という存在を、
 ただ理解できないと拒絶するのではなく、
 人々の心を強く引きつけ、
 尊ばれるような側面もあったのだということを、
 今こそ理解すべきではないだろうか。」
ここに書かれた「未来の日本人」とは誰のことでしょうか。
私たちのことではないでしょうか。
そして特攻隊として散華された二十歳前後の若者たちは、いまを生きている私たちに、
「強い心を持て。
 苦難に耐え、
 尊ばれる生き方をせよ」
と呼びかけてくださっているのではないでしょうか。
お読みいただき、ありがとうございました。
※この記事は2011年1月の記事のリニューアルです。
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