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天の御中の主は、高みと御結び、神と御結び、
ぐんぐん伸びて葦のように早く立派にまっすぐに成長した男子となって、
常に天に立ち、常に豊かな野の国に常に立たれ

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◆【お知らせ】◆
11月 3日(金・文化の日)14:00 第2回 名古屋倭塾 公開講座(古事記)
11月 5日(日)18:30 第45回 倭塾 公開講座
11月25日(土)18:30 第20回 百人一首塾
12月16日(土)18:30 第46回 倭塾 公開講座
12月23日(土)18:30 第21回 百人一首塾
1月6日(土)13:00 第47回 倭塾 公開講座
1月20日(土)18:00 第22回 百人一首塾
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以下にご紹介するお話は、去る10月30日(月)に、有料メルマガである「ねずさんのひとりごとメールマガジン」の第278号に掲載したお話です。
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天之御中主神に始まる創生の神々については、はじめの7柱の独り神が宇宙創生を意味し、続く5組の男女神が太陽系の惑星を意味するのだということは、拙著『ねずさんと語る古事記 壱』に書かせていただいたことです。
けれど、他のところもそうですが、古事記がこのように神々のお名前を連続して書いているところは、「神」の字を取ると、それなりの漢文となり、ひとつのストーリーを持った筋書きになる、という特徴があるということは、古事記の別のところで何度か繰り返して書かせていただいたところです。
創生の神々については、たとえば宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましかしかひこちのかみ)などは以音(こえをもちいる)と注釈されています。
ということは、古事記を最初から解説していくに際して、いきなり「神々の名前が連続しているところはきれいな漢文になる」と書いたとしても、読者の方は「だって宇摩志阿斯訶備比古遅神は以音であって、ただの当て字であって漢字には意味がないではないか」と、おそらくこの段階では、「神々の名前の連続=ストーリー」という説が、矛盾をはらんだ解説というようになってしまうおそれがあります。
そのために、本の方では、創生の神々のお名前の連続が意味するストーリーには、意図して言及しないできたわけです。
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ただ、おそらく古事記の三巻まで出て、また倭塾やメルマガ等で、「神々の名前の連続=ストーリー」ということにお馴染みいただいた後であれば、以下の解釈も受け入れていただけるものではないかという気がして、今回、初めて文章にしたわけです。
さて、以上の前置きはさておいて、では本題に入ります。
創生の神々は、以下の17柱の神々によって構成されています。
17柱であるということが、聖徳太子の十七条憲法が十七条である根拠にもなっています。
初代 天之御中主神
2代 高御産巣日神
3代 神産巣日神
4代 宇摩志阿斯訶備比古遅神
(うましかしかひこちのかみ)
5代 天之常立神
6代 国之常立神
7代 豊雲野神
8代 宇比地迩(うひちに)神
(妹)須比智迩(すひちに)神
9代 角杙(つのくひ)神
(妹)活杙(いくくひ)神
10代 意富斗能地(おほとのち)神
(妹)大斗乃弁神(おほとのへ)神
11代 於母陀琉(おもたる)神
(妹)阿夜訶志古泥(あやかしこね)神
12代 伊耶那岐(いさなき)神
(妹)伊耶那美(いさなみ)神
初代から7代までが独り神、8代目以降が男女神になります。
そこではじめの7代の神様のお名前から「神」の字をとって並べてみます。
「天之御中主、高御産巣日、神産巣日、宇摩志阿斯訶備比古遅、天之常立、国之常立、豊雲野」
漢文としてここでわかりにくいのが4代の「うましかしかひこち」なのですが、大和言葉で「うまし」は立派な、「あし」は葦、「かひ」は甲斐とか効果、「ひこち」は古語で男子を意味します。
つまり現代語にすれば、「ぐんぐん伸びて葦のように早く立派にまっすぐに成長した男子」という意味になります。
また「産巣(むすひ)」は、「うぶす」とも読みますが、これは結びのことです。
すると、以下の文に読み下すことができます。
「天の御中の主は、高みと御結び、神と御結び、
ぐんぐん伸びて葦のように早く立派にまっすぐに成長した男子となって、
常に天に立ち、常に豊かな野の国に常に立たれ・・・。」
我が国における伝承文化は、もともと旧石器から縄文時代に続くおよそ二万年という途方もなく長い期間に口承され続けた文化です。これができたのは、我が国が二万年の長きに渡って、人と人とが殺し合わないことを文化としてきたからです。
そしてとりわけ重要なことは、文節ごとに神様のお名前として、決して人々の記憶から失われることがないようにしたのかもしれません。
次いで後半の5組の男女神です。
それぞれの神の名は、男性神の名前の後に続けて「妹◯◯」と記されています。
「妹」という字は、いまでは血の繋がった妹を意味しますが、「妹」がそのような意味に限定して用いられるようになったのは、実は最近のことです。
戦前までは、一族の子どもたちで自分よりも年下の女の子は、叔父叔母の子であっても妹や弟でした。
また中世までは、妻は血の繋がった妹と同じとみなされました。
このことは、日本の社会が大家族制であったことを考えれば容易にご理解いただけると思います。
・・・ということで、続きは「ねずマグ」のバックナンバーでお楽しみください。
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なお、このお話は、ジャポニズムの12月号にも掲載しています。
よろしかったら是非お読みいただければと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。

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