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日本は、はるか古い時代からの「神語」を持つ、世界でも稀有な、そして世界で最も古い歴史を持った国です。
これからの未来を築いていく上においても、また日本を取り戻す上においても、私は「神語」の復活が引き金になるものと思います。

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ギリシア神話というのは、古代ギリシアの諸民族に伝わった神話・伝説です。
紀元前15世紀頃に遡る物語で、口承されてきたもの(例:ホメロスの「イーリアス・、「オデュッセイア」など)を、紀元前8世紀の詩人ヘシオドスが体系化し、文字にしたといわれています。
世界が混沌としたカオスの時代からはじまり、オリンポス神々の逸話によって語られる世界は、子供のころ、童話などで読まれた記憶のある方も多いかと思います。
イメージ的には、とても甘美で美しく素敵な世界の物語、そう感じてらっしゃる方々も多いのではないかと思います。
以下は、そのギリシャ神話に出てくる記述の抜粋です。
大地の母神ガイアは、子のクラノスと交合して
三つ子のキプロスたちを産んだが、
これらは一つ目の怪物であった。
大地の母神ガイアは、父クラノスの
男根を切れとクロノスに命じ、
母は鎌をクロノスに渡した。
クロノスは、母ガイアと父が
まさに交合しようとするそのときに、
母に命じられた通り父の男根を切って殺し、
クロノスは王になった。
王者クロノスは、妹のレイアと結婚して
5人の子が生まれた。
クロノスは、自分が子に打ち負かされて
天上の王位を奪い取られる運命にあると予言されたため、
生まれてきた子を順番に食べてしまった。
妻のレイアが、隠しとおした子供がゼウスで、
ゼウスは成長すると祖母のガイアに教えられた通りに
父クロノスを騙して吐き薬を飲ませる。
クロノスは、最初にゼウスの代わりに飲まされた石を吐きだし、
そのあと続けてゼウスの兄や姉を吐き出す。
吐き出された兄弟たちは
ゼウスの家来となってクロノスと戦った。
クロノスの子のうちのひとり、女神のヘラは、
兄ゼウスの妃となり、オリンポスの女王となった。
まだ他にもいろいろあるのですが、実際のギリシャ神話は、親子兄弟の乱脈・乱倫と残虐、親殺し、子殺しという、ある意味非常に不道徳性に満ちた物語です。
逆にいえば、そういう物語が口伝で伝承されても違和感がないほどに、大陸の人々は厳しい自然環境の中で過ごしたであろうし、生き残るために必死であったということもできます。
他にも、大陸の馬賊に伝わる童話では、夫婦に子供がたくさんできたので、隣の家族の馬や羊を奪った。
このとき子供を殺すのがかわいそうだったので生かしておいたら、子供が長じて自分の家族が皆殺しにされた。
殺すときは皆殺しにするものだ、というものなどもあります。
そういえば、「開けゴマ」で有名なアラジンの物語は、盗賊から財宝を奪った盗賊アラジンの物語です。
盗賊団のボスが人々のヒーローであり、それが人々のアイデンディディを形成する根幹としての神話となっているわけです。
これに対し、日本の古事記には、不道徳や残忍な物語がまったくありません。
近現代にいたって、古事記には書かれていないような物語が、あたかも古事記に書かれているかのように語られたりしているものがあります。
ところがそれらは、古事記の原文にはまったく書かれていないものです。
なぜなら日本の神々の時代の物語は、「神話」ではないからです。
「神話」は、英語では「Myth(ミス)」といいます。
ギリシャ神話、ケルト神話など、ヨーロッパには民族ごとの古くからの神話がありますが、キリスト教の普及によって、それらはすべて「根拠のない作り話」とされました。
正しいのはキリスト教だけであって、聖書に書かれていない物語は、すべて「ただの説話や童話、作り話」でしかないとされたわけです。
ヨーロッパのおとぎ話には、精霊や妖精、魔女などが出てきますが、実はそれらは、大昔にはそれぞれの民族の神話の主人公たちであったわけです。
それが教会によって否定されることによって、それらはおとぎ話となりました。
これに対して日本の神代の時代の物語は、もともとは「神語(かむかたり)」と呼ばれました。
「神語」というのは、神々の時代の物語であるという意味です。
個々の家の祖先は、すこし家系の古い家なら、20〜25代くらいまで、ご先祖をさかのぼることができます。
お亡くなりになったご祖先を「仏様」といいます。
ところがそれ以上古いご祖先になると、どの家も全部家系がつながってしまいます。
ご先祖が「かぶって」しまうのです。
言いかえれば、25代を越えるご祖先は、すべての家系の共通のご祖先ということになります。
これを私たちの祖先は、ご先祖を上(かみ)に逆上った「神」と呼びました。
そしてその「神」たちの物語という意味で「神語」と呼ばれたわです。
つまり裏返しにいえば、私たち日本人にとっての「神語」は、日本人すべてに共通するご祖先の物語であるということになります。
そして我が国の天皇は、その「神語」の時代から続く、我が国でもっとも貴いお血筋ということが、国家最高権威におわすことの意味になっています。
そして日本は、そうした国家最高権威を戴(たい)することによって、極力無用な争いを避けてきました。
事実、近代にいたっても、ご皇室は朝鮮王一族や、女真族一族(満洲王一族)と縁戚関係をもち、隣国と争いのない歴史を築いておいでになります。
だから「日朝戦争」も、「日満戦争」も起こっていないのです。
これは仮にの話ですが、もし英米が植民地獲得に強欲を出さず、Chinaの極めて悪質な政治工作に加担せず、日本とともにChina・朝鮮・満洲の平和と安全、そして庶民の生活の向上のために力を貸してくれていたら、おそらく、いまごろ、東亜は大発展し、平和を愛する価値観は、世界に広がり、すくなくとも、戦後の歴史にあったようなChinaの大虐殺や韓国難民、ベトナム戦争、チベット虐殺、ウイグル問題など、まったく起こっていなかったであろうと思います。
なぜなら天皇の存在によって、社会の道徳的価値観が崩壊しないからです。
社会の道徳的価値観が崩壊したとき、いちばん困るのは、一般庶民です。
早い話、順番待ちで並んでいるときに、腕力のある者が平気で横入りしてきたら、誰もが気分を害します。
このような横入りを防ぐものは、警備員や警察の仕事ではなく、社会そのものが健全な価値観を共有しようとするところに根幹があります。
社会に歪みがあるところに、美しく真っ直ぐなものが入ってきたら、社会はどのようになるでしょうか。
むしろ、美しく真っ直ぐなものを除外しようとします。
それが現実です。
日本は、はるか古い時代からの「神語」を持つ、世界でも稀有な、そして世界で最も古い歴史を持った国です。
これからの未来を築いていく上においても、また日本を取り戻す上においても、私は「神語」の復活が引き金になるものと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。

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