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20150612 靖国神社

今日7月19日は、禁門の変があった日です。
元治元年(1864年)のことです。
場所は京都御所、蛤御門の変(はまぐりごもんのへん)とも呼ばれています。
京都を追われた長州藩の久坂玄瑞らが、新撰組の池田屋事件で藩士を殺され、朝廷奪還を期して京都御所を守る会津・桑名藩兵と衝突しました。
玄瑞らは、筑前藩の守備する中立売門を突破して御所内に侵入を果たします。
けれど援軍に駆けつけた薩摩藩兵によって形成が逆転し、長州勢は都を追われています。
この事件により、薩摩と長州は仲が悪くなるのですが、坂本龍馬の仲立ちで薩長連盟ができあがり、いっきに明治維新が加速しました。
靖国神社に祀られている維新の英霊は、7,751柱です。
幕末の志士である吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作、中岡慎太郎、武市半平太、橋本左内、大村益次郎なども合祀されています。
一方で、維新の功労者でも、その後に反乱を起こし、あるいは反乱に加担した西郷隆盛や江藤新平、前原一誠らは祀られていません。


つまり靖國神社は、戦没者だから祀るというわけではないのです。
どこまでも私たちの国を守るために戦い散っていかれた戦時の英霊を祀っています。
ですから、乃木希典、東郷平八郎といった著名な軍人や、八甲田雪中行軍遭難事件の遭難者なども、戦時の死没者でないため祀られていません。
西南戦争、日清戦争、日露戦争、大東亜戦争における軍病院、病院船の従軍・救護看護婦などや、沖縄戦でのひめゆり学徒隊、白梅学徒隊等の7女学校の生徒、南樺太での真岡郵便電信局事件の女性など、戦争で犠牲になった女性たち、57,000柱の御霊は、祀られています。
さらに、学徒動員中に軍需工場で爆死した学徒や、輸送船「対馬丸」で沖縄から鹿児島への学童疎開中に敵潜水艦により撃沈された小学校児童達なども祀られています。
靖國神社は、「国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創立された神社」(靖国神社HPより)をお祀りしているのです。
ですから、かなしいけれど賊軍となった幕府側兵士は祀られません。
明治政府にたてついた西郷隆盛も祀られない。
戊辰戦争の際に、幕府側に立って戦い散っていった武士たちも祀られていません。
そこには、明確な一線がひかれています。
その一線とは何かというと、
「皇国を守る公務に起因して亡くなられた方々の御神霊をお祀りする」という線です。
ですから女子高生のひめゆり部隊も、真岡郵便局の女性職員たちもご祭神です。公務だからです。
一方、旧幕軍はおろか、明治天皇ご自身が厚く信頼を寄せいていた西郷隆盛も祀られません。
これが何を意味しているかと言うと、靖國神社は、身分・勲功・男女、出身地、人種、宗教、財力等による区別や差別を一切していないということです。
問題にしているのは、国家という一点だけだということです。
何を信仰しようが自由です。
国や民族も関係ない。
貴族なのか平民なのかも関係ない。奴隷なんていない。
お金持ちか貧乏かも関係ない。
社会的地位の上下も関係ない。
男女の性差も関係ない。
それらすべてを超えて、ただ一点、
「祖国のために命を捧げたかどうか」
それだけを問題にしています。
ユダヤ人のトランペルトールは、日露戦争に参戦し、捕虜となって大阪の堺の浜寺の捕虜収容所に入りました。
そこで彼は、若い日本兵から、「祖国のために死ぬことほど名誉なことはない」という言葉を聞き、衝撃を受けました。
なぜなら、左腕を肩から失ってまで戦ったユダヤ人のトランペルトールには、その「祖国」がなかったからです。
だから欧州に帰った彼は、その後の人生を自分たちの国を取り戻すことのために戦い、命を失いました。
こうしてできたのが、イスラエルです。
ですからイスラエルは、そのトランペルトールのための大きな碑を建て、トランペルトール終焉地も、いまでもそのままに保存し、大切にしています。
つまり、靖國神社に「祖国のために命を捧げたかどうか」という選別があるのは何故かといえば、それは「祖国を護るために命を捧げることこそが国民としての最大の名誉であり、国家はその名誉ある者たちを未来永劫顕彰し続ける義務があるからなのです。
そして国民というものは、国があるから国民であり、国家の一部です。
ならば、その顕彰義務は、本来は国民一人ひとりの義務でもあるということができます。
国家あっての国民です。
国家あっての平和です。
ならば、その国家を壊そうとする者、反しようとする者は、国家に対する反逆者です。
世界は、そのような人たちを「テロリスト」と呼びます。
つまり反日は、世界の常識では、テロそのものなのです。

20151208 倭塾・動画配信サービス2

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