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2005年に出版された英国BBCジャーナリストのジェシカ・ウィリアムズ著『世界を見る目が変わる50の事実』は、目次を見るだけでも衝撃的な本です。
ネットでも、随分何度も紹介されているから、ご存知の方も多いかと思います。
「中国では4400万人の女性が行方不明。
毎年10の言語が消滅している。
米国は国連に10億ドル以上の未払い金がある。
ワシントンDCで働くロビイストは6万7000人。連邦議員1人に対し125人。」
などなど、具体的な数字から立ち現れる驚くべき事実です。
本書は、そのひとつひとつの背景にまで踏み込んだ本で、たいへんにおもしろい内容になっています。
その「世界を見る目が変わる50の事実」です。
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1 日本女性の平均寿命は84歳。
ボツワナ人の平均寿命は39歳。
2 肥満の人の3人に1人は発展途上国に住んでいる。
3 先進国で最も妊娠率が高いのは、米国と英国の10代。
4 中国では4400万人の女性が行方不明。
5 ブラジルには軍人よりも化粧品の訪問販売員のほうがたくさんいる。
6 世界の死刑執行の81%はわずか三カ国に集中している。
中国、イラン、米国である。
7 英国のスーパーマーケットは政府よりも多くの個人情報をもっている
8 EUの牛は一頭につき一日2.5ドルの助成金を受け取る。
年額にすると世界旅行が可能だ。
9 70カ国以上で同性愛は違法、九カ国で死刑になる。
10 世界の5人に1人は1日1ドル未満で暮らしている。
11 ロシアで家庭内暴力のために殺される女性は、
毎年1万2000人を超える。
12 2001年、何らかの形成外科手術を受けたアメリカ人は1320万人
13 地雷によって、毎時間一人は死傷している。
14 インドでは4400万人の児童が働かされている。
15 先進国の国民は年間に7キロの食品添加物を食べている。
16 タイガー・ウッズが帽子をかぶって得るスポンサー料は、
一日当たり5万5000ドル。
その帽子を作る工場労働者の年収の38年分。
17 米国で摂食障害を患っている女性は700万人、男性は100万人。
18 英国の15歳の半数はドラッグ体験済み。4分の1は喫煙常習者。
19 ワシントンDCで働くロビイストは6万7000人。
連邦議員1人に対し125人。
20 自動車は毎分、二人を殺している。
21 1977年以降、北米の中絶病院では
8万件近い暴力事件や騒乱が起きている。
22 マクドナルドの黄色いアーチがわかる人は88%。
キリスト教の十字架はたった54%。
23 ケニアでは家計の3分の1が賄賂に使われる。
24 世界の違法ドラッグの市場規模は4000億ドル。
製薬市場とほぼ同じ。
25 アメリカ人の3人に1人は、エイリアンがすでに地球に来たと信じている。
26 拷問は150カ国以上で行なわれている。
27 世界では7人に1人が日々飢えている。
28 今日の米国に生まれる黒人新生児の3人に1人は刑務所に送られる。
29 世界で3人に1人は戦時下に暮らしている。
30 2040年に原油は枯渇するかもしれない。
31 世界の喫煙者の82%は発展途上国の国民。
32 世界の人口の70%以上は電話を使ったことがない。
33 近年の武力紛争の4分の1は天然資源がらみ。
34 アフリカのHIV陽性患者は約3000万人。
35 毎年10の言語が消滅している。
36 武力紛争による死者よりも自殺者のほうが多い。
37 米国で、銃を持って登校して退学になる生徒の数は、
平均して週に88人。
38 世界には「良心の囚人」が少なくとも30万人いる。
39 毎年200万人の女性が性器切除される。
40 世界中の紛争地帯で戦う子供兵は30万人。
41 英国では総選挙の投票者数よりも、
テレビ番組でアイドル選びに投票した人のほうが多い。
42 米国のポルノ産業の規模は年間100億ドル。
海外援助額と同じである。
43 2003年、米国の防衛費は約3960億ドル。
「ならず者国家」七カ国の防衛費総計の33倍。
44 世界にはいまも2700万人の奴隷がいる。
45 アメリカ人が捨てるプラスチック・ボトルは
一時間に250万本。並べると三週間分で月に達する。
46 ロンドンの住民は、監視カメラで1日300回撮影される。
47 毎年、西欧向けに人身売買される女性は12万人。
48 英国で売られるニュージーランド産キウイは、
その重量の5倍の温室効果ガスを排出している。
49 米国は国連に10億ドル以上の未払い金がある。
50 貧困家庭の子供たちは、富裕家庭の子供たちに比べて、
3倍も精神病にかかりやすい。
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これを見ただけでも、日本がどれだけ住み良い国かわかろうというものです。
米国は国連に10億ドル以上の未払い金があります。
国連への納入金を、一度の未払いもなく収めている日本は、額面ではなく、実際に納金された額ベースでは、おそらく世界一の国連への経済協力国なのです。
その日本が、国連においていまだに敵国とされ、しかも日本のご皇室についてまで、日本を貶めたい国の工作でいちいち文句を言われています。
私たちは、もうすこし冷静に世界を、そして日本を考えるべきではなかろうかと思います。
また、ときたま日本のネット言論で、「ある米国議会のロビイストから得た情報によると」などと言って、かなりいかがわしいとんでもない情報を、あたかも米国の機密情報であるかのように述べる方がいます。
しかしロビイストというのは連邦議員1人に対し125人もいるのです。
日本の国会議員秘書の数の何十倍もいるのです。
ということは、それこそ質の良い人から、かなり胡散臭い人まで、まさにピンキリです。
そしてその中には、カネさえ渡せばいくらでもインチキ情報を垂れ流してくれる、まさにそれを商売にしている連中が、かなりの数いるというのが実際のところなのです。
ゆめ「ロビイスト情報」なるものに惑わされないようにお願いしたいものだと思います。


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