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金鉱床生成メカニズム
(住友金属工業HPより)
塩が海水から採られることは、みなさまよくご存知のことと思います。
ですから海辺の町名などに塩浜とか塩原とかいった名がつくことは、納得できることです。
ところが日本全国には、山奥でありながら塩の付く地名がたくさんあります。
那須塩原、長野の塩尻、新潟の塩沢、山梨の塩津などです。
これはもともと海に面ししていたからでしょうか。
それともそこで岩塩が採れたからでしょうか。
実は江戸幕府は、当時の通貨が小判であったこともあって、全国で金(Gold)の採掘を行っていましたが、これが御用金となれば、わざわざ悪党や事件を呼びこむようなものです。
そこで金のことを、隠語で塩と呼び、金を掘ることを「塩を掘る」、金を運ぶことを「塩を運ぶ」と呼びました。
ですから、山奥で「塩」の付く地名には、実は、純粋に岩塩を産した場所であるケースと、実は金を産したケースの両方があります。
そしておもしろいことに、その金の鉱脈の多くは「温泉地」と隣接しています。
なぜそうなるかというと、実は金が生成される過程と、温泉が湧き出す過程が同じだからです。
日本列島の下には、太平洋プレートが日本列島の下に潜り込んでいます。
これがプレートテクトニクスです。
この過程でマグマが地殻の割目を通って上昇します。
これが吹き出したものが、火山です。
地下水が熱せられたものが温泉です。
そして地殻中に溜まった温泉水(熱水)が地震の振動で裂けて急激な圧力低下が起き、その熱水が急激に気化したときに、できるのが金(Gold)です。
つまり地震大国日本は、同時に頻発する地震によって次々と金鉱床が形成される国でもあるわけです。
おかげで江戸時代の終わりごろには、日本は世界の人類が産出した金(Gold)の総量のおよそ三分の一を保有する黄金国家となっていました。
なにせお伊勢参りや金毘羅詣、お遍路さんや湯治などに出かける庶民の誰もが、懐の黄金でできた小判の入った財布を持っていたなどという国は、世界広しといえども、日本くらいなものです。
いまどきの日本人は、江戸時代の庶民はお上に収奪されて、誰もが貧乏人だったような、おかしな印象を持っているようですが、財布の中に紙しか入っていないいまどきの日本人は、江戸時代の日本人から見たら、「紙だけで大丈夫なの?」と心配をかけてしまうかもしれません。
明治以降に建てられたお寺さんの金ピカに装飾された本堂は、飾り付けはおおむね真鍮によるまがいものです。
けれど江戸以前に建てられたお寺さんの金ピカ本堂は、ほんものの黄金が装飾に使われていました。
日本は、まさに黄金の国ジパングそのものだったのです。
もっともこうして貯めこんだ黄金は、幕末に為替相場を悪用した米国に持ちだされ、いまではすっかり黄金がなくなってしまったと思われていました。
ところが1981年(昭和56年)に、鹿児島県伊佐市の菱刈鉱山で、金の大鉱脈が発見されました。
菱刈鉱山では、1986年から採掘がはじめられましたが、それから12年年で、佐渡金山が390年かかって産出した金の総量(78トン)の収量を上回り、2012年までには、なんと218トンもの金が掘り出されています。
この金山の埋蔵量は、残り150トン程度であろうとされていましたが、2012年には、また新たに30トンの鉱脈が発見されています。
ここまでが公開情報なのですが、噂では、実はその◯◯倍以上の埋蔵量があるけれど、それが公開されると世界の金相場に著しい影響を与えるので、国家機密扱いになっている・・のだそうです。本当かどうかはわかりません。あくまでウワサです。
ただ、2013年に発表されたオーストラリアの研究チームが、「金鉱床は、地震中に液体で満たされた断層空洞で発生する圧力降下によって、ほぼ瞬時に形成される」という研究成果を発表しました。
まだ理論的展開だけですが、阪神淡路大震災、東日本大震災、そしてその後も続いている群発地震は、もしかすると、いま日本列島に、莫大な量の黄金を蓄積しつつあるのかもしれません。
まあ、そんなわけで、今日は鮭の塩焼きでも食べようかな(笑)

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