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昭和天皇1015

左巻きの反日活動家の人たちは、天皇制反対などと言いたい放題を言っていますが、彼らがそうして好き放題を言える言論の自由を与えられているのは、「日本国憲法のおかげ」ではありません。
それは結果としてそのようになったのであって、その憲法ができあがる前に、そうした自由な言論を維持するために、昭和天皇とその側近の方々が、本当の意味での努力を重ねてくださったおかげであるということを、彼らは忘れています。
ドイツは、日本と同様、第二次世界大戦を戦いましたが、そのドイツにはいまでも言論の自由はありません。
たとえばドイツのアーヘンにある、アーヘン大聖堂。
そこは「ドイツ皇帝の大聖堂」といわれる華麗な建造物なのですけれど、その大聖堂にやってきたナポレオンが、アーヘン大聖堂から大理石の床を根こそぎはがして持って行ってしまった。
これに怒った人々が、勇敢なドイツ帝国を築き上げ、ナポレオンと戦い、第一次世界大戦を戦い、破れて再び立ち上がり、第二次世界大戦を戦ったというのが、ひとつの流れになるのですけれど、そもそものアーヘン大聖堂事件など、ドイツでは書いただけで、刑務所に入れられてしまいます。


また、第一次世界大戦のあと、それまでの為替レートは1ドル=1マルクだったのですけれど、戦後、なんと1ドル=2兆4000マルクにされてしまいました。
これはいってみれば、1ドル=140円ではなくて、1ドル=336兆円にされたようなものです。
どれだけドイツ経済が打撃を受けたか計り知れません。
しかも、その後に戦勝国側にブラックマンデーが起こり、世界同時恐慌、世界的デフレスパイラルに突入したのです。
ただでさえ経済に大打撃を被っていたドイツでは、このために完全失業率が48%に達してしまいました。
二人にひとりが仕事がないのです。
実はそんな中にあって、(1)失業率0%の完全雇用、(2)デフレからの脱却、(3)かつての強いドイツの再興を主張したのがナチス党でした。
そしてヒットラーは、政権獲得とともに、この3つの公約をすべて実現してしまったのです。
有名なアウトバーンも、このときに造られましたし、ドイツの産業技術の発展も、まさにこの時期に大躍進を遂げています。
宇宙ロケットの打上技術の開発も、このときのドイツの研究成果が、その後の米ソの成果になっています。
「ドレミの歌」で有名な映画「サウンド・オブ・ミュージック」では、迫るドイツに、オースリア将校としての誇りを賭けたお父さんが、家族を連れて国外亡命を図る姿が描かれていますが、誇りより何より、衰退する経済のなかにあって、どうしても経済を立て直したいというのが、実は当時の欧州の民意であったわけです。
目覚ましい経済発展を遂げるドイツのニュースが日夜飛び込んで来る。
その一方で自国を見れば、旧態然とした政治家たちが、不毛な議論をくり返すばかりで、経済は少しでも良くなるどころか、デフレでどんどんと衰退していくわけです。
ですから、多くのドイツの周辺国が、当時、ナチスを「歓迎」し、むしろ積極的にドイツの支配化、ドイツ経済圏への参加と、旧態然とした体制の打破を希望したのです。
フランスなどは、いちはやくドイツを招き入れて、ドイツの支配下に入るわけですが、もちろん短兵急な改革を嫌う人もいて、内乱状態になります。
そして反ドイツ派の人たちは、米軍を招き入れてドイツをたたき出すという選択をするのですが、その結果、政治犯には厳しくても、街中で女性を強姦したり、意味のない、欲望のための乱暴を働いたりすることのなかったドイツ軍に対し、連合国軍は、ノルマンディに上陸するとともに、町中のフランス人女性たちを強姦し、抵抗するフランス人男性を殺害していきました。
公正に歴史を見たとき、経済の活性化と秩序の保持を目的にフランスを軍事占領したドイツと、「助けにやってきた」といいながら、数々の無法行為をはたらいた連合軍と、果たしてどちらが正義の味方であったのかは、なんとも言いがたい側面があるというのが、実情であったわけです。
ところがそのフランスでは、いまでもナポレオンの時代から第一次世界大戦、そして第二次世界大戦のときにあった事実を、戦勝国側からでない、公平な視点で本を書いたり、ネットで情報発信したりすると、警察に逮捕されます。あくまでも戦勝国側の歴史認識以外は、一切触れてはならないし、書いてもいけないという法律があるからです。
ドイツも同じです。
ナチスの正当性やプロイセンの正当性、つまり第一次、第二次の世界大戦について、当時のドイツ国民の側に立って歴史を記述すると、やはり逮捕されます。そういう法律があるからです。
つまり、短く詰めて言うならば、言論の自由が、実は「ない」のです。
一方、第二次世界大戦を戦った日本は、なるほど占領下においては、言論の統制が行われたものの、それも最初の三年程度のことで、4年目以降には、それもずいぶんと曖昧になり、終戦から7年後のサンフランシスコ講和条約以降においては、すくなくとも、暴力を用いない限り、何を書いても、何を主張しても、言論の自由は守られました。
おかげで、極左から極右まで、さまざまな出版物が市場に出回ることになったのですが、なぜ日本ではこれが可能になったかといえば、シラス国、つまり情報共有化社会というのが、日本の古来からの国是であったからです。
日本は、すべての民衆が「おおみたから」として権力者からの自由を与えられた国柄です。
天皇という存在のありがたさがあってこそ、民衆の自由が確保されてきた、そういう国柄を2千年以上の永きにわたって、続けたきた国柄です。
その天皇と民衆が一体であることが「君民一体」であり、天皇の存在によって民衆に権力からの自由が与えられるということが、昔の言葉でいう「国体」の意味です。
そして日清日露も大東亜戦争も、日本の「国体」を護り抜くための戦いでもありました。
日本は昭和20年8月15日に戦闘行為を終わらせましたが、GHQによる占領後も、この国体を守るための努力が重ねられました。
昭和天皇は、我が身が犠牲になってもかまわないから、国民を守ってほしいとマッカーサーに申し出ていますが、それも、その意図するところは、単に国民の命を守ってほしいということではなくて、国民の命ともいえる学ぶことと言論の自由を保持してもらいたいという意味であったのです。
ですから結果として、占領憲法でさえも、なんと言論の自由がうたわれることになりました。
そしてその代わり、皇室典範が改訂され、天皇は単なる国民統合の象徴とされてしまいました。
皇室典範の改訂は、この改訂によって皇位継承者は三親等までの皇族に限られてしまったわけですが、わが国の天皇は男系に限るとされているわけです。
つまり男の子が生まれてくれなければ、皇位の継承ができません。
けれど三親等以内となると、女の子しか生まれないケースも当然に生じるわけで、そうなると皇統が絶えてしまう危機さえも招くことになるのです。
昭和天皇は、そうした皇室の不利益になることさえも、みずから受け入れられ、その代わりに国民にはシラス国の本義ともいえる言論の自由を与えてくださったのです。
おかげで、左翼の人たちも、好き放題に過去の日本を悪く誹(そし)りました。
しかし、同時に、心ある人たちは、明治以降日本がやってきたことの正当性をきちんと記録し、世の中に遺して来ることができました。
そのおかげで、いま、わたしたちは政治的に歪められていない、本当の日本の歴史や、かつて勇敢に戦い散って行かれた英霊たちの栄誉を知ることができます。
嘘は百万遍唱えても、嘘は嘘です。
たったひとつの真実によって、嘘は白日の下に晒されます。
「ウシハク」国では、政治権力者が、みずからの政治権力の保持や自分の欲望のために、歴史や真実を公然と歪めようとしますけれど、いくら嘘で塗り固めても、嘘は嘘なのです。
「シラス」国は、ひとりの権力者にすべてが独占され独裁されることがない分、右から左まで議論百出してなかなかまとまらないという問題はありますが、長い眼で見れば、最終的には民衆にとってもっとも良い選択がなされていきます。つまり、最後には真実が勝利するのです。
私たちは、いま、売国左翼から、保守まで、さまざまな議論や意見、歴史認識を国内に抱えています。
しかし、そうした自由な言論が、かつての戦勝国である米英仏や、敗戦後、すべてを解体させられただけでなく、言論の自由まで破棄させられているドイツなどと比べれば、はるかに日本は確保されています。
そしてそれこそが、天皇の存在のありがたさですし、終戦後の昭和天皇や、その側近の皆様の国民を思う心の賜物であるのです。
そのことを、わたしたちは、再度自覚したいと思います。
そしてそういう真実の自覚に立てば、売国左翼の妄言など、人としてまさに「恥ずかしい」振る舞いであることが、再認識できようかと思います。


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