ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!第二巻「和」と「結い」の心と対等意識
2014/04/12発売 ISBN: 978-4-434-18995-1 Cコード:C0021 本体価格:1350円+税 判型:四六 著者:小名木善行 出版社:彩雲出版 注文書はコチラをクリックしてください。
ねず本第二巻の「立ち読み版」が公開されました。
(本の画像の下の「立ち読み」というところをクリックしてください。)

新刊ラジオでも紹介されています。ねずさん本人も出演しています。
耳で聴く『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!』
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先日ご案内させていただきました7月27日(日)の二宮報徳会の靖国神社での講演の件ですが、主催側より、申込み用のメールアドレスが間違っていたとの連絡がありました。
正しいアドレスは、furutomo1953@s6.dion.ne.jpです。お詫びして訂正します。

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台風8号進路

すこし前の話になりますが、先日の台風8号は実に不思議な台風でした。
大雨によって、たいへんな被害が出ました。
被災者の方々、あるいはお亡くなりになられた方には、心からのお見舞いとご冥福をお祈りしたいと思います。
この台風は太平洋で発生し、沖縄に北上しと、ここまでは普通の台風と同じですが、九州の沖合の東シナ海の洋上で、突如「直角に曲がって」日本本土を縦断しました。
自然界にあるものが、ゆるやかなカーブを描くことは普通にあることですが、まるで定規でひいたように直角に曲がるのは、なにやらとても奇異な感じがします。
科学的ないろいろな解説はありますけれど、それでもどうにも不思議な感じがします。


これについてネットには、「気象操作兵器で日本へ無理矢理進路を変えさせた」などという声もあるようですが、私にはそのような兵器があるとは到底信じられないことです。
しかしひとついえるのは、たしかにこの台風が、そのまま北上を続けて朝鮮半島に上陸したなら、日本で起こった災害とは比較にならないほどの大災害となったであろうということです。
韓国は日頃大雨の少ない国です。
加えて古代から「植林」という文化意識に乏しい民族ですから、山はいまでも禿げ山が多く、山に貯水能力がありません。
ですから1時間にわずか20mm程度の雨が降っただけで、大規模な土砂災害が発生します。
台風8号は、その10倍規模の雨を降らせたわけで、そうなると・・・想像しただけでおそろしいことです。
自然災害というのは、昔から神々のメッセージだと言われますが、もしかすると、台風8号が直角に曲がったのは、行くぞ!と見せかけて、あえて曲がることで、半島の人々に、よかったと安心するのではなくて、よその国の悪口を言う前に、自国の庶民の生活がちゃんと安定するようにしなさいという意味合いだったのかもしれません。
けれど、もうひとつあるのです。
PM2.5は、日本にも公害の原因となっていますけれど、実は韓国では、この問題は、日本とは比較にならないくらい深刻なものです。
普通に街を歩くだけで眼が痛くなるし、痛いからと水道水で眼を洗うと、逆にもっと眼が痛くなります。水道水まで汚染されてしまっています。
空気と水は、人の生存に欠かせないものですが、これを汚染するのも、人なのです。
もし台風8号が朝鮮半島に上陸した場合、このPM2.5は、朝鮮半島から吹き飛ばされます。
吹き飛ばされるのは良いのですが、その飛ばされたPM2.5がどこに行くかというと、全部日本に流れてくる。
空気汚染による被害は、深刻なアレルギー被害を起こします。
災害は土砂災害だけでなく、アレルギー災害も、災害のうちですし、その被災者は、おそらく日本で数百万人単位にのぼったことであろうと思います。
多数の死者が出たかもしれない。
このようなことを思うと、まるで見せつけるかのように台風が「直角に曲がった」のは、神々の警告だったのかもしれないと思えてきます。
ほんとうに神々の警告であったのかどうかまでは、私にはわかりません。
ただ、言いたいことは、日本人は、人と人とが共生するだけでなく、自然と人も共生しようと考え、生きてきた民族である、ということです。
ですから自然の恵みには心からの感謝を捧げ、人も自然もみんなが繁栄できるように常に配慮するし、その配慮のなかに、防災対策もはいっているわけです。
それが、世界でもっとも古い歴史を持つ国日本の、古来からの思想であり、民族の知恵です。
ちなみに日本のことを、私たちは普通に国名の「ニホン」あるいは「ニッポン」と読んでいます。
英語では「JAPAN」です。
両者はまったく別な読み方のように思われていますが、実は同じものです。
どういうことかというと、英語の「JAPAN」は、16世紀のマルコポーロの『東方見聞録』に日本が「ジパング(Zipangu)」と紹介されたことがきっかけですが、そのマルコポーロが、どうして「Zipangu」と書いたのかといえば、漢字で「日本」は、日が「zitu」で、本が「pang」だからです。つまり「ジッパング」です。
「JAPAN」は、「ジッポン」がなまって「ジッパン→ジャパン」となったもので、ですから「JAPAN」を漢字で書いたら「日本」です。
その「日本」という国号ですが、これが最初に我が国で使われたのが、西暦689年(持統3年)のことです。
この年の6月29日に、持統天皇が『飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)』を発布され、ここで正式に国名が「日本」と発令されています。
以後、外交文書にも国名として「日本」が使われるようになりました。
それまでは「やまとのくに」で、漢字で書いたら「倭国」です。
ですからおもしろいことに、古事記では「やまと」は「倭」と表記され、たとえばヤマトタケルノミコトは、古事記では「倭建命」です。
これが日本書紀になりますと、「日本武尊」に変わっています。
ちなみに「天皇」という称号の初出は、608年です。「天皇」は「日本」という国の名前よりも古い存在です。
さて、世界史年表を広げていただくとわかるのですが、7世紀に呼ばれていた国の名前が、いまでもそのまま呼ばれている国は、日本だけです。
「China」はもともと最初に統一した「秦」の国名に由来しますけれど、その「秦」は、紀元前206年に滅んでいます。
朝鮮はコリア(Korea)ですが、その「コリア」というのは「高句麗」のことです。その「高句麗」は、西暦668年に滅んでいます。
他の国々も全部そうですが、要するに、はるか古代に呼ばれていた国の名前が、いまだに世界中で同じ名前で呼ばれている国というのは、実は、世界広しといえども、日本だけなのです。
なぜそうなっているかといえば、日本は、ずっと歴史がつながっている国だからです。
なぜ歴史がつながっているのかといえば、国のカタチが理想的なものだったからです。
不都合があれば、つぶれています。
世界中に、古くからさまざまな国が興(お)き、そして消えていきました。
なぜ国が消えて行くのかといえば、外圧、内乱、さまざまな理由はあるけれど、総じてみれが、その国の在り方が「社会にそぐわなくなったから」ということができます。
世の中に次々に企業が興り、倒産して消えて行くのと同じです。
逆になぜ日本がつぶれなかったのかといえば、日本という国の在り方が、世の中にマッチしていたからです。
日本が和と結いを大切にし、天皇という存在のありがたさによって民衆が「おおみたから」とされ、民衆こそ国のたからものとされることによって、ひとりひとりの国民(臣民)が、互いをいつくしみ、大切にする。
これこそまさにすべての人類が描いた理想社会そのものです。
まさに、神々の御心に適った国の在り方です。
しかもその神々に、国の頂点におわす天皇が、常に感謝を捧げ続けておいでになります。
ですから日本は神々と一体となる。
神々の御心は、人には計り知れないことです。
ですから、もったいなくて、講釈を垂れることははばかられるのですが、ただいえることは、台風8号が、自然界では、滅多に見られない「直角に曲がる」というコースを辿ったということは、私には、神々がその存在を証明した事象のような気がしてなりません。
戦後の日本は、いまどきのChinaとおなじです。
神々への感謝を忘れ、川を汚し、海を汚し、山の森林を放置し、土地を粗末に扱ってきました。
その結果、川も海も山も汚れ、肥沃だった農地も、いまや荒れ放題です。
自然との共生を忘れ、自然を改造し自然と対決し対立することが、まるで正しいことであるかのような錯覚をしてきたのが、戦後の日本であったような気がします。
大地震や豪雨など、最近、大きな自然災害が続いていますが、私たち人間は、自然と対立し、闘争することで自然を征服し、制圧することがまるでできるかのような、ありえない錯覚をしているのが、もしかすると現代日本人といえるかもしれません。
この夏、海や山にお出かけになる方も多いかと思います。
その海も山も、ほんの50年前には、とても美しい水をたたえ、きれいに植林された樹々が並んでいました。
日本は、いまのままで良いのでしょうか。
わたしたちは、何か、とっても大切なことを、わすれているのではないでしょうか。


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