ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!第二巻「和」と「結い」の心と対等意識
2014/04/12発売 ISBN: 978-4-434-18995-1 Cコード:C0021 本体価格:1350円+税 判型:四六 著者:小名木善行 出版社:彩雲出版 注文書はコチラをクリックしてください。
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France-JapanExpo

少し前に、フランスのジャパンアニメフェアに韓国が強引に割り込み、韓国ブースを設けたのみならず、そこで大々的に「日本人による慰安婦性奴隷の強制連行」をアニメで宣伝したという事件がありました。
みなさまのご記憶にも新しいかと思います。
このとき、主催がなぜ韓国の出展を認めたのか、あるいはこうした韓国のプロパガンダに、なぜ日本は国として抗議しないのか。また、黙ってていたら、それが本当にあったことだと信じてしまわれる、それは国益に反する等々、たくさんの意見が出されました。
それらの意見は、私ももっともだと思いますし、まったく同感です。
ですが、ひとつ、大事な点が欠けているようにも思います。
日本人としての文化意識です。


少このブログで、何度も書かせていただいていることですが、韓国の所業に対して反論し、拒否し、これを叩き潰して行く。もちろんそれは必要です。
ですが、それらは全部、「対立と闘争」という、実はわたしたち日本人には異質な文化、つまり敵地での戦いになります。
日本の文化は、「和と結い」です。別な言い方をすれば、「対等と共生」かもしれない。
そもそもアニメとかマンガというのは、若者や青年たち、あるいは大人たちであったとしても、そこに描かれているのは、圧倒的に強いキャラクターが敵を次々に倒して行く物語であったり、あるいはセーラームーンの仲間たちや、悟空や、ワンピースの仲間たちが、支配と隷属の世界の住人たちである敵を、次々と打ち破って行く物語です。
そこにあるのは、若者たちや大人たち、つまり読者たちの共感であり、願いであり、希望であり、夢や期待でです。
読者の希望する読者たちの「こうなりたい、こうしたい」という夢が詰まった玉手箱が、まさにアニメの世界です。
もっと端的に言うなら、アニメに描かれた世界というのは、描き手と読者の両方が「求めている世界」であるということができます。
ですからたとえば日本アニメでいうならば、どのアニメでも、そこに描かれた主人公たちは、単独ではなくて必ず仲間たちがいて、その仲間たちの中には、腕っ節の強いキャラもいれば、からきし腕の立たない者もいる。
そういうキャラたちが、力を合わせ、強大な「支配と隷属の世界の住人である敵キャラ」を次々にやっつける。
そこに、現実の世界では、なかなかできない夢があり、冒険があり、希望があり、それが描き手と読者を一体化させるから、人気があるのです。
ということは、そこに描かれた世界は、日本アニメなら日本人の「こうしたい、こういうことをしてみたい」という夢であり、希望であり、欲望であり、「求めている世界」なのです。
同様に、韓国ブースに置かれた慰安婦性奴隷強制連行というアニメやマンガは、言い換えれば、彼ら韓国人の夢であり、希望であり、欲望であり「求める世界」です。
そしてそれがカタチになったのが、性奴隷というわけです。
実際、出品された日本アニメには、韓流アニメにあるような性的な暴力、女性を性奴隷にするなどということを題材にしたものは、ひとつもありません。
これはつまり、日本人には、そのような欲望は、まったくない、ということです。
これに対し、「自分たちは性的暴力を受けたニダ」と声高に主張している韓国は、世界一の強姦大国であり、世界中に売春婦を輸出し、日本においても、性的犯罪のほぼ100%が韓国系日本人によってもたらされたものです。
つまり、韓国が国をあげて「慰安婦問題」を題材にしたアニメを、アニメフェアに出したということは、彼らが、「そういうことを自分たちがしたいと思っている」から、それを「国をあげてアニメで表現した」ということになります。
日本アニメがなぜ世界中で絶賛されるのかについては、ねず本の第二巻「和と結いと対等意識」のなかで詳しく書かせていただきましたので、ここでは詳しくは述べませんが、要するに日本人が古来からもっている「人としての対等観」が、ヒットしているどのアニメにも見られる共通の価値観であるということです。
そういう主人公たちが、上下と支配の世界の住民である敵キャラたちを打ち負かし、勝利して行く物語というのが、日本アニメの特徴です。
この対等意識というのは、ヨーロッパなどにおける平等感とは異なるものです。
運動会の徒競走で、みんな並んで同時にゴールし、全員が一等賞をもらう。差をつけない。それが平等です。
これに対し対等は、「あいつは成績では学年で一番だけど、駈けっこだったら俺が一番だい」というのが対等です。
つまり「対等」は、相手の素晴らしさを見つけつつ、自己の実現を図るという特徴があります。
ところが、たとえば英語では、対等も平等も、おなじ「Equal(=イコール)」です。
対等と平等を区別する言葉がないのです。
言葉がないということは、概念がないということです。
ですから、彼らは日本人のもつ対等観が、かつてはまったく理解できませんでした。
それが戦後の日本社会が、もともとあった「人として対等であることが認められた社会」から、徐々に「上下の対立と差別、対立と闘争の社会」へと変貌して行く中で、多くの日本人の心をわしづかみにしたのが、人としての対等観が物語としてわかりやすく描かれたアニメの世界だったわけです。
最近、「北斗の拳」のDVD書籍が、大ヒットしているのだそうです。
この「北斗の拳」は、全世界で10億部という途方もない大ヒットになった作品ですが、その内容は、ケンシロウというめちゃくちゃ強いキャラが、悪人たちをバッタバッタと倒して行くマンガですが、そのケンシロウと、ケンシロウの仲間たちは、人として対等です。
これに対し、ケンシロウに殴り殺される悪党キャラは、全員が、バックに強い奴がいるからと、居丈高になって、弱者を蹂躙する連中です。
現実の世界では、たとえば学校にいても、あるいは会社勤めをしていても、上下関係の中で、めちゃくちゃな要求をされることが多々あるわけです。
そういうめちゃくちゃな上下と支配の世界を、ケンシロウたちは、拳ひとつで、まさに「ぶっこわして」行くわけです。
そしてぶっこわしながら、敵の大将にまで、愛と正義と、人としての対等意識を目覚めさせる。
まさにそこにこそ、北斗の拳の爽快感があるし、それが北斗の拳がうける理由でもあるのだろうと思います。
ただ拳法を使って、敵を倒すだけではないのです。
日本語は、古い言語ですから、このケンシロウたち味方キャラたちの態様と、上下と支配の敵キャラの態様を、非常に簡単な言葉で表してしまいます。
それが、「シラス」と「ウシハク」です。
「シラス」は、人々が対等観をもって生きる社会です。
「ウシハク」は、上下と支配と隷属の社会です。
そう思ってみると、大ヒットしている日本アニメは、そのことごとくが「シラス」物語であることがわかります。
なぜなら、それが日本のもとからある精神であり、日本人が希求する社会そのものであるからです。
もし、韓流アニメの慰安婦強制連行性奴隷物語のアニメが、そういう連行をしようとする、彼らの言う「日本軍」に対して、韓国の勇気ある仲間たちが、それを打ち倒し、韓国の女性たちを守り、解放していく物語であるなら、まさにそれは「シラス」者たちの物語であり、上下と支配への抵抗の物語であり、多くの人々に感動を与えるアニメとなるものと思います。
ところが、彼らのアニメはそうではない。
「自分たちはこのようなひどい目に遭った」というのが主題です。
ところがそれはアニメの世界では、実は「ひどい目に遭った」というニュースや報道や報告ではなくて、「願望」となるのです。
つまり、彼らは慰安婦・性奴隷という韓流アニメを通じて、「自分たちがそういうことをしたい」という、彼らが「求めている世界」を、世界に向けて情報発信していることになるのです。
なぜなら、それがアニメだからです。
そしておそらく、世界中、誰もそのようなものを願望にする人などいない。
ということは、アニメとして彼らのアニメは、世界からまるで評価されることはないし、むしろ韓国人は、そういう願望を持った非常に危険な民族であるということを、世界中に知らしめることになるのです。
私なら、そういうことを、アニメフェアの会場で、その参加者たちに話します。
というか、日本人なら誰もが、アニメ関係者なら、誰もが、そういうアニメの持つ本質を、世界に向けてちゃんと情報発信していく必要があると思うのです。
このことは、何もアニメに限った話ではありません。
あらゆる場を通じて、日本人が日本の持つ文化の本質を、ちゃんと学び、知り、世界に向け、国をあげてその説明をしていかなければならないのだと、思います。
なぜなら、日本文化に関する説明責任は、どこの国にもない。日本人がその説明責任を負っているからです。


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