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『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!第二巻「和」と「結い」の心と対等意識』
2014/04/12 発売予定ISBN: 978-4-434-18995-1 Cコード:C0021 本体価格:1350円+税 判型:四六 著者:小名木善行 出版社:彩雲出版

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孔子
孔子0330

「諱(き)」というのは、仁義礼智信孝忠悌などとともに、儒教に出てくる概念で、「かくす」という意味を持つ孔子様の思想です。
孔子様の思想は、我が国でもたいへん好まれ、江戸時代にもいわゆる「儒学」は盛んに行われましたが、ところが不思議なことに、この「諱(き)」という概念だけは、日本では、まるでそもそも存在さえしていないかのように、まったく伝わっていません。
「諱(き)」は、孔子の論語で、次のようなエピソードとして語られているものです。
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ある人が孔子に言います。
「私の村にはとても正直な人物がいます。その正直な人物は、自分の父親が他人の羊を盗んだ時に、それを告発しました。」
孔子は答えます。
「その人物を、正直者とはいいません。父は子のために隠し、子は父のために隠す、これが本当の正直というものです」と答えました。
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要するに「諱(き)」というのは、尊者の為には恥を諱(かく)し、賢者の為には過(あやまち)を諱(かく)し、親者の為には疾(あしきこと)を諱(かく)すこととされているものです。
これを現代語にすると、偉大な人物についてはその人物の不面目な事柄は隠し、優れた人物についてはその人物の過失を隠し、自分の血の繋がった親族については欠点を隠すという意味になります。
つまり「諱(き)」の本質は、偉い人のためには、その恥を隠すし、それもただ隠すだけでなく、隠すためには、嘘をついても構わないし、むしろ積極的に嘘をつくべきだと教えているわけです。
現代Chinaでいえば、国家首席やChina共産党幹部などは、それぞれがいわば偉大な人物にあたります。
ですから中共国家の恥になること、あるいは中共政府の過ち、あるいは中共政府の要人の乱行などを隠すことは、Chineseにとって「諱(き)」であり、常識となります。
このことはさらに発展して、国家の威信を護るためなら、嘘をついたりデマを飛ばすことさえも正義だ、となります。
南京虐殺や百人斬りなどのでっちあげは、ですからChineseにとっては、「諱(き)」なのです。
それが彼らの「道徳」です。
このことは、逆にいえば、立証的あるいは弁証法的な真理の探究を基礎とする「科学」は、Chineseの概念では発達しない、ということです。
なにせChineseにとっては、真実より「諱(き)」が大事だからです。
こうした考えは、伝統的な日本人の考え方からは、非常に異質なものです。
日本古来の文化は、人の和であり、人と人とが協同する結(ゆ)いにあるからです。
そして結いのためには、人は正直であること、嘘より真実を大事します。
それが神代の昔から続く、日本人の民族的思想です。
ですから日本は、「諱(き)」が、いくらありがたい孔子様の教えであったとしても、これを受け入れませんでした。
受け入れるものと、受け入れないものが、こうして取捨選択されているわけです。
これが何を意味しているかというと、日本は、Chinaの文明を受け入れる以前から、日本的道徳観をしっかりと保持していたということです。
そして日本的道徳観、価値観においては、「諱(き)」という概念は受け入れられなかったし、だからこそ、まるで儒教に、そのような思想が存在しないと思われるほどにまで、日本では完全否定してきたのです。
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