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上にある写真は、関東・中部・関西の都府県警高速隊に新たに配備された高速道路の覆面パトカーなのだそうです。
このクルマは、ベース車両が、マイナーチェンジ前のマークX3.5プレミアムで、 搭載するV6エンジンは318馬力、車両重量はクラウンより約100kgも軽いのだそうです。
車重が軽いということは、それだけ高速性能が高いということで、まさに走るロケットと言ったポテンシャルを持ったクルマなのだそうです。
パトカーマニアたちの推測では、民主党政権下の昨年3月に警察庁が 「交通取締用四輪車(高速II型)16台」を一括調達するべく一般競争入札を行い、トヨタが5670万円で落札したのだとか。
落札額から換算すると1台あたりの価格は、約354万円 (つるしの新車価格は337万円)の車両になるのだそうです。
そしてこのクルマは、年明けから本格的に稼働し、その存在がほとんど知られていないため、現在、秘匿性は最強で、各地の高速道路で入れ食い状態なのだそうです。
これについて、私は、素朴に疑問を持っています。
私は警察が500馬力でも千馬力でも、世界最強のパワーと超のつく高性能を持つ車両を導入することには大賛成です。
いかなる世界最高峰のクルマを持ってしても、日本のパトカーを振り切って逃げることはできない。
それだけの高性能のクルマを、日本なら作れるし、それが実際に警察と民間、両者の協力によって研究し、開発され、それが日本の最先端技術となって世界中から絶賛され、日本車がひっぱりだこになり、経済が発展し、世界中から悲惨な交通事故をなくすことに一役も二役も買えることにもつながるとするなら、こんなに素晴らしいことはないからです。
けれど、それはあくまでもパトカーとしてです。
覆面パトのような陰湿で卑劣な手段を用いるために、高性能車が秘密裏に採用され、取締に一役買っているというのは、私は、警察がむしろ国民に卑劣を勧奨しているように思えて、怒りを感じます。
なぜなら、それは「取り締まること」と、「交通の安全を確保すること」の目的が逆転してしまっているように思えるからです。
「日本の警察車両からは、絶対に逃げられない」
そのことが国民の常識どころか世界の常識であれば、パトカーが堂々と高速道路に停まっていれば、それだけでドライバーは、注意して違反をしないように努めます。
孫氏の兵法でいう「戦わずして勝つ」です。
このことは、消防署に例えてみればよくわかります。
消防署の役割は、もちろん発生した火災の消火です。
けれど、もっと大切なことは、火災そのものを防ぐことです。
消火活動のために、最新鋭の消防車を配備する。これは市民にとっては、たいへんありがたく、嬉しいことです。
けれど、そうした消防車が出動する事態というのは、その当事者としての国民にとって、たいへんに不幸なことです。
必要なことは、管区内で、絶対に火災を発生させないこと。万一発生しても被害が最小に食い止められること。
これが消防署に求められている役割です。
ですから消防車が、世界最新鋭であることは、私たちにとっては、たいへんに喜ばしいことですし、そのために技術が次々に開発されていくことは、産業の発展という面からも、歓迎すべきことです。
けれど、だからといって、その最新鋭の消防車に活躍してもらうために、あえて火災の発生の危険のある状態を助長し(つまり覆面パトでドライバー達を安心させ)、その上で、その高性能消防車を運用する(ドライバーを捕まえる)、これは、行政としてあるべき姿とは、とても思えない。
なるほど高速道路を通行していると、極端にアヤシゲな危ない強引で危ない運転をしているドライバーにたまにお目にかかります。
他のクルマに幅寄せする、真後ろにくっついて煽る、無理な車線変更を繰り返す、なかには意図的に減速して後ろのクルマをおびやかしたり、極端なものになると、高速道路の真ん中で、クルマを横にして停め、後ろのクルマのドライバーを恐喝するような、とんでもない者もいるようです。
市民の目からみれば、逮捕してもらいたいのは、むしろこういう危険運転ドライバーです。
こういうドライバーを、例えば高速全線でコンピューター解析によってモニターするというくらいの技術は、いまの日本なら十分にできようかと思います。
そしてそういう危険なクルマを、待機所で待ち受けたパトカーが逮捕するというのなら、それは納得です。
けれど、せっかくの高性能パトカーを、意図的に覆面パトにする。
そして捕まえているのは、微細な速度違反ドライバーです。
警察の誘導に素直に誘導に従う日本人のおとなしくて真面目な普通のドライバーを捕まえるためなら、高性能パトカーなんて、そもそも不要です。
何のための交通警察なのでしょうか。
警察の交通行政というものは、単に警察官がポイントのノルマを上げるためにあるものではありません。
高速道路の交通行政に関して言えば、危険運転等によって他の多くのドライバーの安心安全な運行が阻害されることを防ぎ、誰もが安心して安全に走行できる高速道路を維持確保することが目的です。
特に最近では、特アから反日教育を受けて育ったとんでもない、日本の法律など守ろうとする気などまったく持たない外国人が、高速道路さえも通行しているわけです。
繰り返しになりますが、警察が、超高性能車両を導入することは、私はたいへん結構なことだと思う。
しかし、交通行政、ひいては警察行政のあり方というものを、私たち日本人は、もうすこししっかりと考える必要があるのではないでしょうか。
江戸の昔は、警察ではなく、奉行所でした。
警察という言葉が登場したのは、薩長による明治政権ができてからのことです。
奉行所には、与力と同心がいました。
奉行所は南町奉行所と北町奉行所が、交替交替にお役目を勤める輪番制でした。
そして当時の江戸の人口は、約120万人です。
この人口は、ひとつの街の人口としては、当時の世界最大です。
ちなみに2位のロンドンが86万、3位のパリが50万です。
では、この世界最大の街、江戸120万人都市に対して、奉行所の人数はどれだけあったのでしょうか。
奉行所の中でも、必殺仕掛人の中村主水で名前が有名になった「定町廻り同心」が、いまでいう警察にあたる機構です。
何人いたのでしょう。
南、北の奉行所、それぞれに、たったの6人です。
その上に、与力がひとり。お奉行がひとり。
それだけです。
たったそれだけで、江戸は世界一治安のよい街だったのです。
何故でしょう。
それは、発生した犯罪の罪人を捕まえるということ以上に、平素から犯罪そのものを予防し、犯罪の発生そのものを未然に防ぐための町づくりが行われていたからです。
いま、東京の人口は1300万人です。
えどの北と南町奉行所の体制でいうなら、南北合わせて同心120名でことが足りる。
それがいま、警視庁警察は、警察署だけで102、警察官の人数は4万人強です。
それでも犯罪は減らない。
そしてその中で、殺人、強盗、連続強姦致傷等のいわゆる重大犯は、ことごとく韓国人、支那人によるものです。
ところが警察がやっていることは、普通の日本人の微細な違反に切符を切ること。
いまの警察行政には、何か根本的な間違いがあるといえるのではないでしょうか。
高性能覆面パトから、ずいぶん話が脱線してしまいましたが、繰り返しますけれど、私は警察(自衛隊も海保も消防も)が、超のつく高性能車等を保有すること、民間企業と連携して、様々な分野での革新的技術開発を行うことについては、大賛成です。
むしろ積極的にこれを行うべきと思います。
それこそ産業発展のためですし、日本の国際的競争力向上に資するものですし、国益そのものです。
けれどそれが、吊るしのクルマに、ちょっと手を加えただけの、誰でもできるような性能アップ程度という中途半端さで、しかもそうして導入されたクルマが、覆面パトのような、ひとことで言うなら卑劣な捜査手段にのみしか用いられないというのでは、お国の警察庁の仕事にしては、あまりにもくだらなさすぎるように思えるのです。
憲法改正の折りには、是非、こうした点に関しても、検討を加えていっていただきたいと思います。

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