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今日は、書籍のご紹介です。
史実を世界に発信する会の茂木さんからの回覧です。
『外務省の罪を問う―やはり外務省が日本をダメにしている』
(杉原誠四郎著)(自由社)
【以下、茂木先生より】
つくる会会長、史実を世界に発信する会顧問の杉原聖四郎先生が、この度掲記の新著を刊行しました。
日本の外務省について明治時代にさかのぼって批判した本で、これほど外務省を厳しくした本はありません。
加瀬英明先生が、序文を書かれているのですが、その中で、
「杉原氏の本書を貫いている外務省批判は卓越したもので、蒙を開かれることが多く、しばしば手に汗を握らされた。著者は明治開国からの外交史に精通されており、わが外務省がこれまで犯してきた重大な欠陥を鋭い筆致で、追及されている。著者の深い洞察に、心から敬意を表したい。」
「我が国の外交を正すために、本書が広く読まれることを、大いに期待したい。」と書かれています。
この本では「史実を世界に発信する会」を、本来外務省がなすべき仕事をしていると述べられています。
皆様に是非お薦めする次第です。
記
目次
序文にかえて 加瀬英明
はしがき
第1章 外務省の無能と怠慢 戦前編
(1)何という失態だ、こういう事態を恐れて病を押して帰朝したのだ
(2)愚劣なる21カ条要求
(3)爾後国民政府ヲ相手トセズ
(4)あなたの息子は、いかなる外国の戦争にも送られることはない
(5)長期の予想は必敗は予想するに及ばず
(6)私はなぜ自殺をしなければならないのか、私は外交官である
第2章 外務省の無能と怠慢 戦後編
(1)私自身をあなたの代表する諸国の決済にゆだねるためにおたずねした
(2)吉田茂と警察予備隊
(3)防衛庁がインパール作戦について謝罪したことがありますか
(4)アジアの近隣諸国の友好、親善を進める上でこれらの批判に十分耳を傾け、政府の責任において是正する
第3章 外務省の実態と期待される外交官の能力
(1)外交官に必要とされる能力は、瞬時の執務能力と長期の展望能力である
(2)逃げろ、対応するな、抗議は後でする
(3)何のためのODAか
第4章 外務省改革論 一般論
(1)外交官の問題
(2)在外公館の問題
(3)外務省全体の問題
第5章 外務省改革論 特別編
(1)外務省の劣悪さは
(2)戦争責任を明確に
(3)一般意思に基づく政策決定を
あとがき
=========
個人的なお話ですが、だいぶ以前、外務省の出身で元外交官という肩書きを持つ方が衆院選に新人で立候補し、その方が駅前で街頭演説をするというので、観に行ったことがあります。
駅前に着いた時、そこにはすでに街宣車が到着していて、選挙のためのその方を応援するのぼりがたくさん立っていました。
現職の議員の方もお見えになっています。
で、時間になって、その元外交官のおじさんが、いよいよ街宣車の上に立ちました。
その姿を見た瞬間、私は愕然としました。
なんとその候補者、ジャケット姿で、サングラスをかけて街宣車の上に立ったのです。
まがりなりにも、これから選挙に出て、応援者の皆様からの票をいただこうという方です。
それが、先輩議員の方でさえ、ちゃんとしたスーツ姿でいるのに、新人の当の本人が、ジャッケット姿にサングラス。
正直、選挙民を舐めてるのか!と腹立たしく思いました。
この人は、何を勘違いしているのだろう、とも思いました。
案の定、その方は落選しました。
あたりまえだと思いました。
元外務官僚で、外交官ですから、きっと頭が良くて勉強もできて、語学も堪能なのでしょう。
けれど、人間としての常識ができていない。
人としての礼をわきまえていない。
どうしてそうなるのか、考えてみました。
答えはひとつしか浮かびませんでした。
「国家観の欠如」です。
祖国を愛するということは、祖国にいる民衆を愛するということです。
その愛する民衆から支持を得て、国政に打って出ようというのなら、その民衆に対して、最低限の敬意を払うのは当然です。
男なら、ちゃんと背広を着て、ネクタイを締め、メガネが必要なら、普通のメガネを着用する。
あたりまえのことです。
日本は礼の国です。
そんな日本人として、あたりまえの常識さえもわきまえない。ということは日本人としての日本への愛、民衆への愛がない、ということです。
それでいて国政に出ようとする。
自己肥大です。
勘違いも甚だしい。
南京問題やら慰安婦問題やら、やりたい放題やられている現状の中で、外務省はいったい何をしているのでしょうか。
そういえば、何年か前に、韓国が意図的に米国内でトヨタ車に圧力をかけ、法外な工作資金を使って日本車を貶めるという事件がありました。
おかげで日本車の売れ行きは激減、代わってヒュンダイのクルマが躍進しました。
ところが昨年末、そのヒュンダイのクルマが、米国の高速道路通行中に、とつぜんブレーキが利かなくなるという事件が起こりました。
運転していたのは、16歳の少年です。
少年はクルマの中から、警察に通報しました。
警察は、いろいろな対策方法を少年に伝え、少年はそれら全てを車中で実行するのですが、クルマは止まらない。
ついには、パトカーが出動し、とにかくガス欠になるまで走らせるしかないと、前にいるクルマを全部どかしていくという事態にまで発展しました。
ところがブレーキが利かないストレスと緊張から、ついに少年は接触事故を起こし、クルマは4回転して、大破。
少年は奇跡的に命はとりとめたものの、全身骨折の重体でした。
この事件に対して米国ヒュンダイは、「そういう事故が起こることは理論的にありえない」と一蹴。
さすがに米国の民衆が怒り出し、ようやく、「事実関係の調査を行う」と発表したものの、クルマの欠陥についてのリコール等の措置は一切ありませんでした。
このことは、トヨタが前年に、あきらかに「やらせ」と思われる苦情に対して、それでもリコールを実施し、販売した全車の点検整備を無償で行った事実と好対照となり、結局ここにきて、ヒュンダイのクルマは、全米の消費者から完全に無視されるようになり、一方で日本車の人気が急上昇することになりました。
ただ、このことは、韓国が国をあげた工作活動で、自国の製品を売り込むために、意図的に日本車叩きに火をつけたのに対し、単にトヨタの企業努力、営業努力の産物で、日本車人気が復活しただけのことです。
では、日本の外務省は、いったい何をしてくれたのか。
拉致被害については、外務省が最後の最後まで解決不可能としていたものを、中山恭子先生が単身、北朝鮮に乗り込んで、被害者を連れて帰国したことは、有名な話です。
ここでも、外務省はまるで機能していない。
さらにいえば、大東亜戦争において、日本の陸海軍の兵士たちみんなが、東洋平和、人種の平等、悠久の大義を掲げて命を賭けて戦地で働いていたときに、日本の外務省はいったい何をしていたのか。
開戦のときから、外務省が外務省として理解していたのは、大戦は「自存自衛のため」という認識だけです。
人類の福祉と悠久の大義という看板を背負うのと、単に自存自衛という看板では、その重さはまるで違います。
しかもハナから、軍は、あくまで短期決戦で、講和を急ぐ、という大局観を持って戦いに臨んだのに対して、大戦中、外務省は、省としていったい何をしていたのか。
石原慎太郎先生は、外務省について「今の外務省は潰して公安の外事部を中心につくり直すべきだ」とおっしゃいました。
私も同感です。
今回ご紹介したこの本は、単に外務省や国政に従事する議員の方にお読みいただくというだけでなく、近代史を学ぼうとする全ての方に、お薦めしたいと思います。

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