
特攻隊や戦争に関する施設といえば、広島の江田島の海軍兵学校跡や、鹿児島の知覧特攻平和会館などの施設、都内には靖国神社の遊就館などがありますが、もうひとつ。
都内からだと比較的交通の便の良い施設に、「予科練平和記念館」があります。
「予科練平和記念館」は、茨城県土浦近くの阿見町にある施設で、ちょうど霞ヶ浦の南側、陸上自衛隊の土浦駐屯地の南側にあります。
町営の施設で、できたのは2010年2月のことで、まだ新しい施設です。
電車ですと常磐線土浦駅からバス。
お車でしたら、常磐自動車道の桜土浦ICから、国道125号バイパス経由で、だいたい15分くらいです。
都内からですと、常磐道三郷JCから一時間あれば楽に到着できます。
この施設の建てられている場所は、まさに予科練のあったその場所です。
施設内は、七つボタンにあやかって、7つのブースがあり、それぞれ予科練の成り立ちから、教室の様子、そして特攻までの様々な資料が展示されています。
ちょうどゴールデンウィーク中は休まず営業で、第5回所蔵資料展「兄を追って」が行われています。
戦死した予科練生を兄に持つ二人の方の資料124点と、図書58冊を展示され、戦争が普通の家庭にもたらした影響の大きさと、家族や兄弟の絆を感じることができます。
最近「絆」という言葉が流行していますが、日本軍がなぜ強かったのか、いまだに世界中の職業軍人の方から「最強」の名を得ているのか。
その答えはボクは、「愛」にあると思っています。
軍は上からの命令で動きます。
けれど帝国軍人が強かったのは、単に上からの命令に従ったからではありません。
皇軍兵士のひとりひとりが、自らの愛するものを守るために最善の限りを尽くして戦った。
だから強かったのだと思います。
「予科練平和記念館」は、入場料も安くて、大人500円、子供300円です。
駐車場もあります。
また、施設の駐車場に車を停めたまま、すぐ近く(200メートルくらい)にある、陸上自衛隊の「予科練記念館(雄翔館)」に行くこともできます。
こちらは、古くからある施設で、予科練出身の方やご遺族の方たちによって戦没者の慰霊・顕彰のために建てられた施設です。
遺書や遺影などが展示され、泣けます。
詳細はHPがありますので、そちらをご覧いただければと思います。
GWに、まだどこに行くか決めてないようでしたら予科練の記念館にお出かけになってみられたら、いかがでしょう。
ちなみに近くには、浅草・神谷バーで知られる実業家の神谷傳兵衛が建設した国指定重要文化財のワイン醸造場「シャトーカミヤ」などもあり、そこでは、こだわりのワインや、食事を楽しむこともできます。
◇予科練平和記念館
茨城県稲敷郡阿見町大字廻戸5番地1
http://www.town.ami.ibaraki.jp/yokaren/index.html
◇雄翔館(予科練記念館)
茨城県稲敷郡阿見町大字青宿121-1
http://www.town.ami.ibaraki.jp/kankou/yokaren/yokaren.htm
◇シャトーカミヤ
茨城県牛久市中央3-20-1
http://www.ch-kamiya.jp/
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【参考記事】「赤とんぼの戦い」
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-964.html
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