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神武天皇東征の図
神武天皇東征の図

日本のご皇室は、世界最古の皇室です。
今日はそのことを書いてみようと思います。
ご皇室は今上陛下で第125代になります。
初代神武天皇が即位したのが紀元前660年年2月11日で、いまから2672年前のことです。
そして世界の諸王朝と異なり、日本のご皇室は125代が断絶することなく続いています。
これを万世一系といいます。


これについて、育鵬社の田中英道さんが、素晴らしい文を書いておられますので、まずこれをご紹介します。
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【世界最古の君主国日本】田中英道
日本は世界史上最長の歴史を誇る王朝であり、皇室は今もなお凛と輝きを放っている。
初代の神武天皇が即位されたのが紀元前六六〇年。
以来二千六百年以上の間、神武天皇の男系の子孫が脈々と皇位を継承してきた。
これを「万世一系」という。
そして現在の天皇陛下は第百二十五代であらせられる。
神武天皇の即位によってヤマト王権が誕生し、それが後に大和王朝となり、現在の皇室に繋がる。
大和朝廷から現在の皇室までの間には、王朝交替を示す、考古学的事実、文化の断絶、文献資料などは認められず、一つの王朝が継続していることは疑う余地がない。
しかも、王朝だけでなく国家にも断絶は認められない。
確かに政治の仕組みは時代と共に変化してきた。
大和朝廷が成立してから間もなく、政治的実権は天皇の手を離れ、豪族が政権を担った。
平安時代後期には初の武家政権が誕生したことで朝廷から政治的実権が切り離され、それは幕末の大政奉還まで続き、明治維新に至る。
そして大日本帝国憲法発布によって我が国は立憲君主国となり、現在は日本国憲法の体制下にある。
しかし、それら統治機構の変更は「政体」の変更であって、天皇が君臨する状態、もしくは天皇と国民が目に見えない絆で結ばれた状態を示す「国体」は建国から一貫して変更はない。
よって、我が国は朝廷の歴史に断絶がないだけでなく、国家の歴史にも断絶はない。
大和朝廷と現在の日本国は同一なのである。
日本の皇室が世界史上最長の歴史を誇るだけでなく、我が国は現存する国家の中で、最古の国家ということになる。
現在でも正史である『日本書紀』を根拠に、神武天皇即位にちなんだ毎年二月十一日が「建国記念の日」とされている。
国家にとって建国の記念日は最も重要な日だが、日本は「建国記念の日」を『日本書紀』を根拠に設定している。
このことを重く受け止めるべきだろう。
日本人であれば、好むと好まざるとにかかわらず、正史『日本書紀』が建国の歴史をどのように書き記しているか、知っておくべきではないか。
初代天皇の即位によって我が国の歴史が始まった。
日本の歴史は天皇の歴史であり、また天皇の歴史は日本の歴史なのである。
ところが、「万世一系」、脈々と王朝が継承されることは容易ではなく、世界広しといえども、百代以上継承された王朝は日本をおいて他にない。
ヤマト王権が成立した年代については諸説あるが、『日本書紀』を根拠にすると二千六百年以上前、また最も短い説を採用してもおよそ千八百年前となる。
皇室の歴史は約二千年ととらえてよい。
次いで二番目に長い歴史を持つデンマーク王朝は千年余り、また三番目の英国王室は九百数十年の歴史であるから、比較すると日本の二千年がいかに長いかがわかるだろう。
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古い王室といえば、戦後左翼がよく主張することに、エチオピア王室は日本の天皇より古い歴史を持つ、というものがあります。
なるほどエチオピアは、古代ソロモン王とシバの女王の子メネリク1世を始祖として、約3000年の歴史を持つ国家ですが、王統は途中何度も別な王統にとって代わられています。
つまりエチオピアでは、Chinaと同様に、様々な王室が立っています。ですからたとえば愛新覚羅家の大清帝国と今の中国共産党体制が何の血統もないのと同様、エチオピアにおいても、そこに三千年前からエチオピアという国があったのは事実だけれど、国王に血統の同一性はありません。
そもそもソロモン王とシバの女王の間に子がいたという説そのものに無理があるとさえいわれている。
さらにいえば、昭和50年に廃位したエチオピア王家の系図自体、近代になってから書かれたものであり、その信憑性はかなり疑わしとされています。
日本に次いで古いデンマーク王室は、西暦936年頃にいまの王朝が成立していますが、この王朝を開いたのがゴーム老王で、13世紀にはバルデマー二世が北欧のスエーデン、ノルウェーまでをも含む広大なエリアを平定しています。
ところが王室内部の紛争によって、広大なエリアを領土としたデンマーク王国は分裂し、スエーデン等の国々に別れます。
このためいまも続くノルウェー王室は、デンマーク王と同じ家系ですが、家系はデンマーク人であり、ノルウェー人とは民族が異なります。
またスエーデン王室は、デンマーク王の家系をフランス人が打ち破って開いた王朝で、こちらは西暦1523年から続く王朝となっていますが、それでもまだわずか23代を数える王朝です。
また多くの日本人におなじみの英国王室は、日本、デンマークに次いで世界で三番目に古い王室で、1066年に成立していますが、初代王のウイリアム一世はフランス人であって英国人ではありませせん。
要するに2672年の長きにわたり、血統を継続して来たのは日本の天皇だけであり、天皇は世界最古のご皇室である、ということです。
ローマ法王といえば、2000年の歴史を持つ、世界でもっとも権威ある存在のひとりです。
英国国王でさえ、ローマ法王には上座を譲ります。
ところが、そのローマ法王が唯一、自ら上座を譲るのが、日本の天皇です。
わたしたち日本人は、それだけすごい皇室のもとに生まれている。
ちなみに左翼系の教師や評論家は、陛下をまるで税金で養われている暇人のように宣伝するけれど、これも大きな間違いです。
陛下のご公務は、年間2000件にもおよび、その中には閣議決定書類への押捺、国会開会式へのご出席、認証官任命式、外国特命全権大使の信任状捧呈式、勲章親授式などの政治、行政関連のご公務に加え、年間400件を超える海外からの賓客との会見、2700年の伝統に育まれた各種宮中行事、さらには全国戦没者追悼式、日本学士院授賞式、日本芸術院授賞式、日本国際賞授賞式、国際生物学賞授賞式などといった式典へのご出席、国内各地への行幸、海外へのご訪問など、まさに超人的なハードスケジュールを、日々おこなしになられています。
そしてさらにもっと大切なことがあります。
それは、天皇は憲法によって規定された存在ではない、ということです。
ですから「天皇制」という言葉は、それ自体が誤りです。
なるほど天皇の行う国事行為は、法の定めるところによっています。
けれど天皇の存在は、その国法よりさらに高いところにある。
それが我が国の「国体」です。
古くは、鎌倉幕府も、室町幕府も、江戸幕府も、征夷大将軍職は天皇の認可によってはじめて国政を委ねられた存在となっています。
天皇が征夷大将軍に任命するまでは、源家も、足利家も、徳川家も、単なる軍閥にすぎません。
そして大日本帝国憲法が制定された明治国家においても、GHQ以降にはじめられた日本国憲法下の日本においても、政体は天皇の任命と認可によってはじめて機能するように出来ています。
日本という国は、開闢以来一貫して、ご皇室を国家の柱としてきた国なのです。
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