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野田鶴声社

日心会のMLからの転載です。
やっぱり日本はすごい!
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【日本のホイッスル、世界に響く】
「ホイッスル」は御存じのとおり、サッカーの試合などで審判が首にぶらさげ、吹いて音を出す小さな笛のようなものです。
例えば、サッカーワールドカップに代表されるような大きな試合で観客数も何万人という単位になると、その歓声も地響きのように大きくなります。


そんな大歓声の中で、審判は選手にホイッスルを吹いて合図を出したり、警告したりする。
大歓声に負けない、しっかりした音が届けられなくちゃならない。
そのようなホイッスルを作っているのは、どんな大メーカーでしょう?
実は、従業員数5名、東京都葛飾区にある「野田鶴声社」という小さなメーカーが、ひとつひとつ手作業で作っています。
「野田鶴声社」は大正8(1919)年、東京都台東区にてハーモニカ、鉄琴、アコーディオン等の北米輸出向けメーカーとして設立されました。
ところが、先の大戦で工場が全焼、その後4度も移転を繰り返しますが、その度に空襲に見舞われ、終戦により、やっと現在の東京都葛飾区亀有に会社をかまえます。
時は流れて昭和48(1968)年、ホイッスル生産を開始。
その品質が認められ、昭和53(1978)年サッカーW杯アルゼンチン大会にて初採用され、平成14(2002)年にはFIFAワールドカップ公式ライセンスグッズに指定されました。
直近では、平成22(2010)年南アフリカ大会でも使用されています。
この大会では、大歓声に加えて「ブブゼラ」というアフリカ伝統の楽器が応援に登場し、その音があまりに大きいので、一部の放送局や選手から不満や苦情が出る騒ぎになりました。
しかし、「野田鶴声社」のホイッスルは、そんな大歓声やブブゼラの大音量の中でも確実にクリアな音をスタジアムに響かせました。
何故、この小さなホイッスルが大きな音を響かせることが出来たのか?
そこには日本のものづくり精神が、いかんなく発揮されています。
その製法がすごい!
まずは、その構造です。
クリアな響きのためには、ボディが硬質でなければなりません。
そこで、真鍮の素材に厚手のメッキを3層に施し、品質劣化が非常に少なく、見た目も金色の大変美しい仕上がりになっています。
また、吹いた時に息が漏れてしまっては遠くまで大きな音を届けることは出来ません。
そのため、隙間が出来ないようにホイッスル全体をひとつひとつ手作業でハンダ付けしたうえ、表面を研磨することで、密閉度の高い構造になっています。
更にホイッスルには良い音を出すために、どこのメーカーもコルクボールを入れるのですが、ここにも独自の工夫があります。
通常コルクボールにはワインの栓同様、穴がいくつも空いていますが、ここに水分が染み込んでコルクにヒビが発生してしまう。
そこでこの穴を防水加工して埋め込み、ヒビ割れを防止したことも良い音を出しているのです。
このホイッスルは、サッカーなどのスポーツ分野に留まらず、NATO軍、フランス警察、フランス国鉄など世界約45カ国に輸出され、様々な分野で活躍しています。
すごいですね。
「Made in Japan」が信頼され、愛されているのは、誰もが名前を知っている大メーカーの製品ばかりじゃない。
「良い製品を多くに人に届けたい!」という日本人の「ものづくり」精神が、会社の大小を問わず、そこに生きているのです。
わたしたちの愛する国、日本の製造業は「低コスト・大量生産」だけが能ではありません。
妥協を許さず、独自の工夫で「もっと良くならないか?」を求める姿勢が真骨頂なのです。
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先日、朝のテレビ(フジだったかな?)を見ていたら、米国の家電売り場などで、いまや日本のソニーや松下と並んで、ヒュンダイなどの韓国製品が日本とほぼ同じシェアをとっている、という報道がありました。
要するに韓国万歳の報道なのだけれど、肝心のことを報道していない。
それは、韓国製と言われている電化製品は、その重要部分はすべて日本製だ、ということです。
たとえば韓国大手企業のテレビに使われている液晶は、日本のシャープ製だし、電気信号の変換等の、ひらたくいったらテレビの頭脳部分は、やはり日本製です。
要するに韓国製の最先端家電というのは、日本から輸入した部品を、韓国で組み立てているだけのものにすぎない。
肝心な部分は、要するに日本製なのです。
ところが番組では、あたかも韓国の技術がすごいレベルになっているというような報道をしていた。
非常に不愉快に感じました。
本来は、製品輸出した方が、日本企業は儲かるのです。
けれど、いまの日本企業は、製品輸出ではなく、中間品輸出でようやく糊口をしのいでいる。
中間部品を安く仕入れ、安い人件費でそれを組み立て、輸出して儲けているのが、韓国企業です。
なぜこのようなことが起こるのかといえば、日本の政治でありながら日本の企業を守ろうしない。
日本の企業を守るということは、実に簡単な話なのだけれど、日本人の雇用を守るということです。
日本企業が儲かるということは、日本人の生活が豊かになる、ということです。
そういうことが、まるで悪であるかのようにみなす、戦後政治や戦後メディアの姿勢というものは、最早低能を通り越して滑稽ですらある。
それともうひとつ大事なことがあります。
いまやその日本のモノツクリ精神そのものが危機に瀕している、ということです。
クサイ、キタナイ、キモチワルイなどといわれ、若者の雇用が集まらない。
それだけじゃなく、戦後日本人の価値観として、物事を丁寧にする、散らかさない、人が見ていなくても誠実に生きるといった、日本人の精神性の徳義そのものが、おかしな教育によって失われつつある。
日本は、本来の日本のもつ精神性を取り戻さなければならない。
要するに、教育勅語の精神を取り戻すことが、日本復活の第一歩なのではないかと思います。
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