
放射線の健康への影響について、日心会MLで激しい討論がなされました。
たいへん示唆に富んだ内容の高いものとなっていると思いますので、ご紹介します。
ボクは、基本的に日本の経済繁栄、国民生活の向上のために、原発は必要、との立場をとっていますが、同時に原発が危険なものであり、これに対する危機対策、危機管理について、施設の安全対策の実施のみならず、軍の出動も含めた包括的な絶対安全対策が必要であるという立場をとっています。
さらに原発問題が実にくだらない政争の具や選挙のための道具に使われるのは我慢非ないものを感じています。
日心会MLにおける以下の議論は、そうした問題点の本質を実にわかりやすくまとめられたものだと思います。
より多くの方に、この議論を読んでいただき、原発問題の本質について、ひとりでも多くの方にご理解をいただければと思います。
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【投稿者:Kさん】
原発事故による放射線の健康への影響と政府の対応のお粗末について児玉龍彦 (東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)が参考人として説明をされています。是非ご覧下さい。
【投稿者:Sさん】
これは見てました。
こちらでも再掲有難うございます。
Cs-137、134の健康被害については、今まで疫学的にはっきりした報告が上がっていませんでした。チェルノブイリを経てようやく統計的な結果がまとまり始めています。
何十年も掛けて疫学データを収集し、ようやく低線量被曝による遺伝子レベル、分子生物学的なレベルで生体への影響を明らかにできるときが来たのです。
原子力は第三世界に中心をシフトする可能性が高く、それに伴う事故の頻発も払拭できません。
また原子力先進国でも事故への対応や事故後の評価基準の見直しは重要です。
アイソトープ医療も長寿化による癌の増加によってますます重要性を増すことでしょう。
願わくば、ここにイデオロギー闘争や政治的思惑が投影されることなく、純粋にサイエンスの領域として研究が進みますように。
ホルミシス効果のように政争の具にされる結果を招いてはなりません。
【投稿者:Kさん】
Sさん。早速のコメントありがとうございます。
今、ラドンの危険性がようやく認識されてきているようです。
ラドンとはラドン温泉のラドンですが、これは花崗岩に多く含まれます。
西洋は石造りの建物が多いことなどもあり、日本よりもこれに晒される危険が大きい。
このため、あちらではいち早くラドンの規制に乗り出したようです。
日本ではほとんどの家が木製ですから、この辺の心配は余りありません。
ただ、ラドンは肺がんの原因の1割2割を占めているといいますから、今後はマスコミにも取り上げられるようになると思います。
【投稿者:Dさん】
以下のような酷評もあります。
私はこれに同意します。
児玉龍彦教授はお笑い芸人かもしれない
帝国政府声明文 「戦勝国は日本だった」 : 児玉龍彦教授はお笑い芸人かもしれない。
バナークリックをお願いします。 9. terag3 2011年08月01日 14:15 安濃先生、ろむせんさんの質問で東大教授の児玉龍彦氏が衆議院厚生労働委員会の証人として証言した内…
一瞬に出る熱量と3年間の発生熱量を比較する意味が分かりません。
原爆は制御できませんが、原発は出力を制御することが可能です。
原発を原爆のように爆発させることは理論的に出来ません。
このような粗雑な理論で比較し福島原発の危険性を強調するのは何らかの意図があるとしか思えません。
推測ですが反原発、脱原発派に担がれているのでしょう。
「低量放射能はかえって健康にいい」という理論もあります。
そして紫外線も活性酸素も遺伝子を切断してガンを発生させます。
しかしガンの治療でも言われている通り、人間の免疫は遺伝子の切断を修復してガンを死滅させて健康にする力があります。
児玉龍彦氏や反原発派の理論では、放射能を浴びたらすぐに遺伝子が切断されてガンになり死にいたると言っているようなものです。
人間がもつ免疫能力への信頼などないのです。
人間本来の免疫力への信頼がないから、ガンになったら手術、抗がん剤、放射線による治療でしかガンは治せないと言って、多くのガン患者を死に至らしめているのです。
放射線によるガン発生は人間の免疫力を高めることによって克服できる。
そのような考え方がないので、放射線→ガン→死、は避け得ないものとして断定して、放射線への恐怖をまき散らしているのです。
ガン細胞は日々体内で生まれています。
しかしそれは人間の免疫細胞が殺傷しています。
放射線によって生まれたガン細胞も同じです。
免疫細胞が日々殺してくれています。
紫外線や活性酸素によるガン発生も免疫細胞が阻止してくれています。
ガン治療と同じように、ガンに対する恐怖と同じように目に見えない放射線への恐怖感を与えて、かえってその恐怖感で免疫を下げさせているのが、児玉氏などを筆頭とする癌研究者や左翼反原発派です。
左翼反原発派が拡散しているこのようなビデオはこのMLでは不向きです。
稲博士や高田純教授のような「低量放射能は健康にかえって良い」理論こそ、左翼の原発反対・国家解体勢力に対抗できるものです。
1960年代から中共の原爆実験から日本へ降り注いだ放射能を含んだ死の灰によって日本で大量の子どものガンが発生したでしょうか?
そのような事実はなかった。
そのような事実は無視して放射能の危険を拡散するものは日本に恐怖感を与える菅と同罪の連中です。
そのことを十分に思慮に入れて放射能問題に取り組んでください。
投稿者:Kさん
Dさん。ありがとうございます。
放射線ホルミシスというのは、昔から東洋でも西洋でも行われていました。
これは薬草などと同じで人間の経験による知恵だと思います。
ラドンにつきましても、疫学的調査ではかえってがんの発生が少ないということも言われています。
つまり現状は、放射線は人間の健康にとって悪いという者と、逆に良いという者の両者が対立していて、国民の間に非常に混乱をもたらしているのだと思います。
ただし、仮に放射線が人間の健康に良いとしても、だから原発は事故を起こしても良いということにはならないし、被災地の人たちにどんどん放射線を浴びなさいということにはならないはずです。
もちろん、これは誇張した表現ですが、わたしが思うのは、放射線が健康に良いということを声高に叫んだとしても、今の状況では被災者の皆さんの耳には届かないであろうし、逆に非常におかしな論理のすり替え(原発容認への)と思われかねません。
わたしは、原発は、今回のような事故をおこせば放射能の危険もあって大変に危険なものではあるけれども、一方では経済の繁栄、国民の暮らしのために欠くことのできないものであるから、みなで真摯に安全の確立に取り組んでいこうとすることがベターなやり方であると考えます。
わたし自身は、原発に絡めて放射線は健康に良いと主張することには反対です(それが科学的に証明されることは期待しますが、今のこの状況で一番心配されているであろう被災地の方を説得できないばかりか、反発を招くことも大いにありえると思うからです)。
またわたしは、今回の放射線の問題と右左は関係のないこと、決して関係付けしてはいけないことであると考えています。
保守であっても原発反対を唱えても良いのです。
ここは保守の会だから、原発反対を言ってはならないなんていう論理は通用しません。
確か、どなただったかが仰っていた竹田さんは、日本の先祖伝来の地を放射能で汚してはいけない、という主張をされているのではなかったですか。
わたしは、この方のお考えには同感を覚えますが、それでもやはり原発は稼動させなければならないと考えています。
原発を稼動させないことによる問題の方が原発稼動による問題よりも長期的で深刻になると思うからです。
【投稿者:Dさん】
Dです。
私は反原発派の「放射能は恐ろしい」論は、十分に真理に基づいて言っているのはなく日本解体せんがために拡散させている反体制戦略だと思っています。
共産党が反原発の先頭に立っているのがその証拠です。
放射能による恐怖によって日本中を震え上がらせて、体制崩壊を待ち望んでいるとしか思えません。
年間100ミリシーベルト以下なら安全だというのは、暗黙の了解が国際機関でも認められている、と確か青山さんが言っておられたとも思います。
世界に宣告した昔の理論をいまさら変更しては、原子力学者の権威がすたれるということで修正しないのです。
それを真に受けて日本政府も左翼も心理的な恐怖の死の灰を日本中に降り注いでいるのです。
東北の人にも「放射能は恐ろしくない」という正論を知らしめるべきです。
そうでないと、心理的に彼らはガンなどの病気を発生させてしまいます。
原発稼動については、本当に電力が不足しているのか、電力会社への不信感で私は一杯です。
いくらでも代替発電能力はあるのではないかと疑っています。
原発がないとやっていけない、と今も代替発電を怠っていると思っています。
反原発派のように即廃止には同調しませんし、安全が確認できる原発はしばらくは稼動すべきとも考えます。
将来的には脱原発に向かうべきだという意見です。
保守で反原発ならば左翼の反原発デモに日の丸をかかげて参加すればいいのです。
それくらいの覚悟で、反原発の理論を構築すべきです。
【投稿者:Kさん】
Dさん。わたしもあなたも原子力は必要悪であると考えている点で同じだと思います。
それでは、どこが違うかというと、
イ:原子力の問題を保守と革新に結びつけるかどうか
ロ:放射能の危険性をどうとらえるか
この2点であるような気がします。
わたしは、イについて、結びつけて考えると日本の将来への舵取りを誤る危険がある、と考えます。
つまり、このことを単純に俺は保守だから原発に反対してはいけないとか、また逆に俺は革新だから反原発を唱えなければならない、というある種の強迫観念によって判断してはいけないと思うのです。
ロについては、わたしは危険であるとするのが今の時点では正当な判断であると考えます。
これは、工学で言うフェイルセーフの考え方によるものです。
ことは人命、そしてこどもたちの将来に関わることですから、両者、どちらが正しいか分からない場合には安全サイドを選ぶということです。
【投稿者:Dさん】
私は「いけない」とは言っていませんよ。
共産主義者に加担するだけだ、と言っているだけです。
それでもいいなら反原発理論を展開すればいいです。
保守系で女系天皇を支持する人がいますが、彼らは皇統断絶めざす左翼に加担していると思っています。
わざわざ「女系天皇」を標榜して左翼の戦略に乗ることもないでしょう。
これから「放射能は恐ろしい」というウソの理論を信じて、子どもの首にガイガーカウンターを掛けさせて、遊び場所を選ばせて、外出は控えさえて、遊びも家でさせる、という愚行を、彼らが大人になるまで強いるのですか?
子どもの人命が放射能で無慈悲に奪われるという理論を信じるならば、そこまですべきでしょう。
そんなことをする日々が続くならば、この日本を捨てて外国へ移住しようと親は思うでしょう。
そのような目にあわせる日本を憎み、そのようなことを引き起こした祖国日本を恥じる。
孫正義は韓国での講演で「日本は加害者となった」と言ったらしいですが、この言葉は、以前から聞きなれた言葉ですね。
放射能の問題で「自虐史観」が再び蔓延するでしょう。
「こんな国を誇ることはない」
「私たちは被害者で日本国は加害者だ」
と言わせる戦略が進んでいるのです。
そのことを私は危惧しているのですよ。
それと放射能を除去する方法として食物があります。
広島のある病院の院長は「わかめ入りの味噌汁を飲め」と言って、多くの人々を放射能が引き起こす病から救ったということです。
そしてドクダミの汁を毎日バケツ一杯飲んで病気にならなかったという話も聞きました。
免疫の中枢である腸を健康にする発酵食品を日々食することはガンに対する免疫療法として薦められています。
恐ろしいと手をこまねく前に免疫を上げる方法を考えればいいのです。
常に受身に考える愚行はダメです。
またチェルノブイリは大陸にあり、海産物の接収が少ないためにヨウ素不足で子どもたちは甲状腺ガンになりやすかった。
しかし日本では海藻類を日常的に摂取しているのでチェルノブイリと比較することはできないという学者もいます。
放射能を恐ろしい、恐ろしいと恐怖を与える前に、自己防衛として食品による防護対策を講じるべきなのです。
防衛など考えない左翼は常に「戦争は恐ろしい」で恐怖を煽るばかり。
同じように防護対策を考えずに「放射能は恐ろしい」と恐怖を煽る彼らの戦略に乗ってはいけないのです。
【投稿者:Kさん】
Dさんのいろいろな思い、考え方が書かれていることはよく分かります。
世の中にはいろいろな考えの人がたくさんいて、類は友を呼ぶというようにたくさんの、自分達と考えを一にする集団を作っています。
こうして様々なグループや派閥や政党が形成されていくのだと思います。
しかし、同じ集団だからといって、必ずしも個々人の考えや思いが同じであるとは限りません。
もしもそのような集団があったら、クローン人間のようでかえって気持ちが悪いです。
放射能について言えば、わたしたちがここで論争しているようなことは豊富な知識、見識、経験のある科学者たちが喧々諤々の議論を展開させていることのコピーに過ぎないと思います。
大きくは二つに分かれるわけですが、そのいずれも正しいのだと思います。
放射能は危険でもあるし健康に有用なこともある。
矛盾するようですが、このようなことはいくらでも世の中にはあります。
たとえば、ウィルスは病気を起こす嫌われ者ですが、これがなければわたしたちが生まれることも進化することもなかった。
細菌にしてもしかりです。
腸には有用な乳酸菌がいて病原菌の繁殖を防いでくれています。
また、皮膚の常在菌も同じことです。
放射能も同じで、いろいろな核種があり、核種ごとに化学的、物理的性質が違う。これを一括りにするには無理があると思います。
わたしも放射線が健康に寄与することはあると思います。しかし、だからといって、それを被災者の人々に伝えようとは思いません。被災地は今、とてもそんな状況ではありませんし、被災者は耳を傾ける心境ではないでしょう。
放射線が危険ではない、と訴えている人たちの気持ちは分かりますが、余りそれを訴えるのに今はいいタイミングではありません。
間が悪いのです。
今だからこそ訴えるのだと言っても、今までは原発反対論者ほどには根気良く主張してこなかったわけですから、信用されなくともあまり文句は言えない気はします。
なぜ今まで、原発はたとえ爆発しても放射線は健康に良いから、心配はないと訴えてこなかったのでしょう。
医学は未だがんを治すレベルにはありません。これは、生命の仕組みがまだまだ人間の知恵の及ばないところにあるからだと思います。
これは、そのほかの科学にしてもきっと同じことだと思います。
人知が遠く及ばないというのに、放射能は危険だ、いや健康にいいんだ、などと論争していることこそが、わたしにはお笑いのような気がします。
【投稿者:Kさん】
Dさん。上に偉そうなことを書きましたが、わたしは大圓さんの仰ってることは良く理解できます。
被災地の方々の心配を少しでも軽くして上げなければなりません。
そのためには、今のレベルの放射線はそれほど恐れることはないんだよ、ということを知らしめていく活動も必要と思います。
この点、わたしの考えが浅かったと反省しています。
今、孫が自己の利益のために、というより日本を一層衰退させようとの意図の下に、菅とタッグを組もうとしています。
休耕田に太陽光パネルを敷設するなどとんでもないことです。
日本の農業が潰れ、さらに高い電気料金のために企業が海外に出て行ってしまいます。
そのことを知りながら、原発から一気呵成に再生可能エネルギーに移そうとしている。
まさに売国奴の仕業です。
再生可能エネルギーは開発していく必要はありますが、それは原発や大規模火力と併用して初めて可能になる話で、太陽光や風力が主になることは絶対にないのです。
わたしたちは、孫のような男の動向にしっかり目を見張っていなければならないと思います。
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下の動画をご覧ください。
チャンネル桜の「韓国・鬱陵島レポート」です。
空港や島での韓国の異常な対応がわかります。
史実をまったく無視して、政府の動員と思い込みだけで、世界中に恥を曝している。
そして熱くなっている彼らには、自分たちの行動が世界中から物笑いになっていることすら気付かない。
異常なできごとです。
しかしそのことを韓国のお笑草とばかり言ってはいられません。
原発問題に関して、いま日本のメディアや、それに煽動された売国左翼、多くの議員さんたち、あるいは消費者が、下の動画のお隣の国と同程度の低次元な論争を繰り返している。
原発は必要なものです。
けれど危険なものでもある。
だからこそ、何十にも安全対策を施すことが求められる。
そしてその安全が崩れ、現実に事故が発生している以上、緊急対策に行わなければならない非常時対策を、政争の具にしてはならない。
あたりまえのことです。
その意味で、民主党の支持者や議員のみなさまも、ぜひ、目を覚ましていただきたいのです。
自分の家の石油ストーブから出火して、自宅が燃えているのです。
まさに火事になっている最中に、石油ストーブではなく、エアコンの方がいいだの、火鉢やコタツにすべきだとの議論はどうでもいい。
いまはとにかく能力のある者に消化を委ね、火を消さなければならない。
潔くお父さん(カン内閣)は、手に持ったバケツを(政権)を置いて、消防員(自民党)に鎮火(政治)を委ねるべきです。
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