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原子力発電所0605

以下は、日心会MLからMさんがまとめてくださった記事です。
非常にわかりやすくまとまっていますので、転載します。
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放射線の危険を理解してみよう
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私は年間20ミリシーベルトは、十分に安全だと考えています。
他人に強要するつもりはありませんが、私個人は年間20ミリシーベルトを浴びながら生活しても気になりません、というスタンスで書いています。
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(1)放射線について
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◆放射線を浴びると人体の細胞や遺伝子が破壊される可能性があります。
◆放射線を浴びても、そのまま体を通過するだけのケースもあります。
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(2)人体の回復力について
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人体には、破壊された細胞を回復する仕組み、破壊された遺伝子を正常に戻す仕組みが備わっています。
この回復力には限界があります。
また、個人差も大きいです。
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(3)放射線による短時間の影響
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短時間に強い放射線を浴びた場合、人体には確定的影響が発生すします。
これは、一定時間内の場合、
放射線のダメージ > 人体の回復力
という図式が成立するからです。
ここで注意しておいて欲しいのは、
「短時間における影響→確定的影響」
「長期間のおける影響→確率的影響」
とを分けて考えなければならないという点です。
以下の説明は、「確定的影響」です。
■短時間の影響
6.9ミリシーベルト
   CTスキャン1回の被ばく量
100ミリシーベルト未満
   特に確定的影響が認められていない。
100ミリシーベルト以上
   体に何らかの悪影響がある
  (気分が悪くなったりします)
500ミリシーベルト以上
   白血球の減少が認められる
1000ミリシーベルト以上
   急性放射線障害、水晶体の混濁など
2000ミリシーベルト以上
   5%の人が死亡する
※これらのデータから、人体は短時間に100ミリシーベルト以上の被ばくを受けると、回復力を超えるダメージを受けた事になるのが分かります。
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(4)放射線による長時間の影響
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長時間(1年間)に放射線を浴びた場合、人体には確率的影響が発生します。
ここが、一番大きな問題となっている部分です。
とりあえず、分かってる範囲で説明をしてみます。
■1年間に
1000ミリシーベルト
    がんの発生率が5.5%上昇
 100ミリシーベルト
    がんの発生率が0.55%上昇
このデータに関しては、ICRP(国際放射線防護委員会)が発表したものであり、多くの方々が異議を唱えることなく、認識しているデータです。
年間20ミリシーベルトは危険であると訴えている人々は、このデータとICRPの提唱する仮説に基づいて危険であると言っているものと思われます。
ただし、これらは「確率的影響」と呼ばれるものであり、確実にがんになるという訳ではありません。
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(5)年間100ミリシーベルト未満の確率的影響とは
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まず、年間100ミリシーベルト未満の被ばくによる影響が、どの程度なのかを証明する実験結果、データは現在の所存在していません。
そのため、危険性を訴える方々も、100ミリシーベルト未満については、「仮説」に基づいて危険であると訴えている事になります。
では、その仮説とは「比例による危険性の類推」です。
要するに、
■1年間に
1000ミリシーベルト
    がんの発生率が5.5%上昇
100ミリシーベルト
    がんの発生率が0.55%上昇
20ミリシーベルト
    がんの発生確率が0.11%上昇(仮説)
10ミリシーベルト
    がんの発生率が0.055%上昇(仮説)
1ミリシーベルト
    がんの発生率が0.0055%上昇(仮説)
ということになります。
私の場合、年間20ミリシーベルトの0.11%上昇(仮説)は、たいした危険ではないと考えています。
「あなたが0.11%の中の1人になったらどうするの?」と聞かれれば、「仕方ないよ。」と答えます。
現実問題として、死亡原因の30%はガンですから、そこで0.11%上昇して、自分がガンになったからと言って、放射線のせいだとは思えないからです。
また、「あの時逃げておけばガンにはならなかったのに。」と悔やむ事もないからです。
あくまでも、危険性が大きい仮説を前提にした話です。
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(6)ホルミシス効果(低放射線量は健康に良い)という考え方
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年間100ミリシーベルト未満の被ばくの危険性については、あくまでも仮説の域を出ません。
そして、ホルミシス効果と呼ばれる低放射線量は健康に良いという考え方があります。
こちらの方は、低放射線治療などの現場から、データが提供されているので、ある一定の信憑性はあると思います。
けれど、どこまでが安全であるかと言う基準を考える上では、判断材料として使用するのは難しいと思っています。
ただ、低放射線量は健康に良いという事を真っ向から否定する事はできません。
※放射線は、体内の細胞や遺伝子にダメージを与える事があります。
これは体内の病巣細胞やウイルスに対してもダメージを与える事を意味しています。
要するに、放射線を浴びることで、健康な細胞も害されますが、不健康な細胞も害される訳です。
そして、人体には正常な細胞を回復させる力が備わっています。
この回復量を超えない範囲において、放射線を浴びると言う事は、病巣細胞やウイルスを破壊した後に、正常細胞が自然回復する事を意味します。
体の悪部分を消し去っていくのですから、健康になる訳です。
色々な複雑な仕組み(放射線の刺激による免疫力の向上説など)はあるのですが、基本的な認識としては間違っていないと思います。
要は、人体の回復力の範囲内の被ばくであれば、むしろ健康に良いという考え方であり、私はこの考え方に賛同しています。
ただし、年間の被ばく量がどの程度までOKなのかという基準を示す事はできません。
私個人の考えでは、このホルミシス効果を認めた上で、年間20ミリシーベルトぐらいなら、健康被害が確実になさそうであると判断できる範囲であると考えています。
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(7)短時間(1回)での被ばくと年間被ばく量について
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◆1回 0.2ミリシーベルト
 東京―ニューヨーク間を飛行機で往復移動
◆年間 1ミリシーベルト
 ICRPが出した1年間に浴びても良いとされる人工放射線の限度【事故とかがない状況での安全基準】
◆年間 1.5ミリシーベルト
 日本人が1年間に自然環境から浴びる放射線量
◆年間 2.4ミリシーベルト
 世界平均の1年間の放射線量
◆1回 6.9ミリシーベルト
 1回のCTスキャンによる放射線量
◆年間 10ミリシーベルト
 ブラジル・ガラパリで1年間に自然環境から浴びる放射線量
 (がん発生率が上昇しているというデータはない)
◆年間 100ミリシーベルト  ガンの発生確率が0.55%上昇する。
◆1回 100ミリシーベルト  健康上の確定的影響が発生する(気分悪いなど)
こうやって、1回の被ばく、年間の被ばくという観点から危険性を考えてみると、年間1ミリシーベルトは安全基準としては、確実に安全だと言えるでしょう。
ですが、年間1ミリを超えると危険という発想を持っている方々には、海外旅行やCTスキャンの危険性はどうするつもりですか?と聞きたくはなります。
個人としては年間20ミリシーベルト基準はOKだと考えてしまいます。
もちろん、自分の命に対する危機管理ですから、年間20ミリシーベルトも浴びたくないという意見を否定するつもりはありません。
ただ、「年間5ミリシーベルトを超えると、人は住めないから、逃げて!!!」とか「年間20ミリシーベルト基準は子供達への殺人行為だ!!!」と叫び出されると、本当に放射線の危険性が分かっているのかなと思ってしいます。
また同時に、「だったら、その子供達を救助しに現地に行ってください。」と言いたくなってしまいます。
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■政府にして欲しい事■
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●国民に対する「確定的影響」と「確率的影響」の詳細な説明を繰り返す。
●政府は除染・避難の責任を負うべき基準を明確にして、断固として実行する。
●各地の放射線測定量を正確に公表する。
●基準値以下の除染・避難に関する援助資金の無利子融資制度を作る。
個人的な判断で引っ越したい方の支援とうい事です。
※要するに、国民に対する正しい知識の説明をした上で、国民の自己判断に任せる部分と政府が責任を背負う部分を明確にして欲しいと言う事です。
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■個人的に許せない危機感の煽り方■
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「放射線を浴びて遺伝子異常が発生して、その遺伝子異常を子孫に残してもいいのか!!!」という危険性の訴え方だけは、ちょっと許せないです。
この世界には、遺伝子に由来する病気があります。
ガンに関してだって、ガンになりやすい家系(遺伝子影響)がある訳です。
放射線の危険性を訴えるための発言だとは思うのですが、パニックを起こしての発言であれば、冷静になるまで発言は差し控えた方が良いのではないかと思います。
放射線の危険性を訴える方々の意見を見てきていますが、「科学的根拠」が薄いものばかりという印象です。
特に年間「1ミリシーベルト、20ミリシーベルト」の基準は、「仮説」を基にして作られた基準ですから、基本的に説得力がないです。
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まとめは、以上です。
ここからは、ねずきちの意見です。
テレビなどの報道をみていると、とにもかくにも「原発は危険だ」、「放射能は怖い」のオンパレードです。
けれど不思議に思うのです。
広島も長崎も、実際に原爆が落ちました。
そして超強力爆弾によって、瞬時に多くの人命が失われました。
爆発時の熱線によってその後も長く後遺症が残った方も数多くおいでになります。
実際に原爆が落ちたのです。
一帯は超高濃度の放射能で汚染された。
けれど、原爆投下の直後から現在に至るまで、広島も長崎も人が住んでいます。
なぜなのでしょう。
チェルノブイリも同じです。
原発爆破という最大級の被害に遭いながら、いまもそこには人が住んでいる。
どういうことなのでしょうか。
ボク自身も、原子力や放射能については素人です。
だからこそ、テレビや新聞などのマスメディアでは、放射能汚染の危険について、危険だ、危険ではないの両極端な学説が現に存在している以上、その両方について視聴者にわかりやすく情報提供する義務があると思うのです。
すくなくとも、片方だけを片務的に取り上げ、いたずらに危機感をあおるような行為は、報道の姿勢として疑問です。
原発賛成論者は、原発の持つ危険性を無視しているのではないのだと思います。
膨大な電力消費をするのは、一般家庭もさりながら、工場など、製造業者の持つ機械設備や、その生産品を運ぶ物流等が最大の電力消費者です。
日本の工業力は、戦前のような人力頼みでは、高額の人件費から国際競争力を失い、なりたちません。
だから、多くの製造業者は、電力を利用したロボットでの生産を行っている。
電力不足で国内の製造業が打撃を受ければ、日本国内の自動車などの機械器具から食品に至るまで、加工工業製品の生産が打撃を受けます。
そうなると雇用が失われるだけでなく、日本という国自体の経済がなりたたなくなる。
食品にしろ自動車にせよカネさえだせば外国から買える、などというのは乱暴な意見です。
外国からモノを買うには、その国の通貨が必要です。
その通貨を得るためには、日本人が日本で働いてその国に輸出をし、製品と引き換えにその国の通貨を得なければならない。
そうすることではじめて、その国から食品や工業製品を買えるのです。
要するに、電力不足→工業の生産力低下→雇用の減衰、日本の工業製品の国際競争力低下→日本破産、という図式が成り立つ。
電力は、危険の大きな原発ではなく、水力や風力に頼ればよいという議論もあるようです。
では、水力は安全なのか、と問われれば、これも疑問です。
水力発電はダムに貯めた水を下流に放水するときの水流の勢いでタービンを回して電力を得るけれど、そのダムがChinaのダム崩壊事件のように、もし万一決壊したら。
下流の街は、瞬時にして今回の東日本大震災の津波被害と同等の大被害によって壊滅します。
風力はどうか。
風力発電では、風車が強風に煽られて倒壊したり、羽が飛んだりという事件が、使用している諸外国では頻発しています。
大陸にある国は、広大な敷地があり、風力発電所は人が住む場所から何十キロも離れた場所に設置できるからまだよいのです。
日本は国土が狭く、発電所のすぐ脇には民家が立ち並んでいる。
条件が違いすぎるのです。
太陽光発電に変えるという議論もあるようです。
ではその太陽光発電のためのソーラーパネルは、どうやって作るのか。
これも膨大な電力を利用した工場で生産されます。
そのエネルギーをどこから得るのか。
加えてソーラーパネルによって得られる電力は、曇りや雨降りには激減します。
雨が降ったら、日本国中の工場が操業を停止するのでしょうか。
それで、そこで働く日本人が生活を維持できるのでしょうか。
要するに、自動車と同じなのです。
自動車は便利なものですが、交通事故のリスクがあります。
火も同じです。
火災というリスクがある。
便利なモノというのは、必ずその利便性に伴うリスクがあるのです。
作用があれば反作用があるのと同じです。
大切なことは、そのリスクといかに向き合うかという議論に他ならない。
原発反対派の方々の議論は、逆にそのリスクをあおるばかりです。
そこから得られる膨大な電力の利便性、それによって得られる日本人の国富や生活に関する視点がまったく欠落している。
加えて、危険をあおるばかりで、リスクといかに向き合うかという、冷静さが欠けているように思います。
なるほど広島、長崎で、日本人は被爆の経験を持ち、放射能に対する危機意識が高いです。
けれど、それならなぜ広島や長崎に人が住んでいるのでしょう。
Chinaは、ウイグル地区で50回に及ぶ地上での核実験を行っています。
何も知らされていないウイグルの人たちは、空がピカリと光っているのをその目で観たりしている。
けれど、それによってウイグル族の人たちが死に絶えたという話は一向に聞きません。
原発が危険なものであることは間違いのないことです。
けれど、それを言うなら、水力も火力も風力も危険だし、そもそも電力そのものだって人が触れれば感電死する危険なものです。
危険のレベルが違うという議論もありそうですが、日本のように国土が狭く、発電所のすぐ近くに人が住んでいるという環境のもとでは、人の命に及ぶという点では、他の発電方式でも、大きなリスクがあるのは間違いのないことです。
だからこそ、冷静な議論が必要だと思うのです。
原発議論は、美人コンテストでもなければ、宗教論争でもない。
誰が好きかや、どの神様を信じれば良いかという話ではないのです。
活用のために、リスクといかに向き合うかという話であるものとボクは思います。
人類の歴史は、資源エネルギーの争奪戦の歴史でもあります。
ジンギスカンが遠く東欧まで支配下に置くことができたのは、モンゴルの軍勢が、火薬を使用することができたからだと言われています。
当時の火薬は、せいぜい花火程度の威力しかありませんでしたが、戦に使う馬は、音に敏感な生き物です。
耳元でハエが唸っただけで、馬はヒヒンとなってしまう。それくらい音に敏感です。
ところがモンゴルの軍勢は、騎馬隊でいながら、火薬を使用できた。
つまり、馬が火薬の音に驚かなかった。
これに対し、敵の馬は、初めて接する火薬の音に驚き、恐れ、馬が混乱して言うことを聞かなくなる。
そこを突く。
で、モンゴルの軍勢が勝利する。
イギリスの産業革命は、石炭エネルギーを持ちいることで、家内工業を大規模工業に転換させたことによってなされています。
それによってイギリスは世界を征する大国となった。
石油加工によって世界を征したのは、米国です。
そしていま、これ変わる資源エネルギーとして電力が台頭しようとしている。
その電力を最大に供給できる発電システムが、現時点では原子力発電である、ということです。
原子力は危険だという人は多いけれど、太陽は、そもそも原子力エネルギーで輝いています。
お天道様の光とあたたかさは、原子力発電のおかげです。
もっと冷静な議論がなによりも必要であると、ボクは思います。
最後に一点追加すると、日本の原子力発電技術を、もっとも積極的に輸入しようとしているのが、中共政府です。
中共は15億の人口と、莫大な工業力の確保のために、積極的に原子力発電を取り入れています。
その技術は、日本の技術です。
けれど考えてみてください。
言うことを聞かないChineseを、その原発保守の任務につけておいて、本当に安全が確保できるのか。
答えはNOです。
そんなことは、中共政府だってわかっている。
では、日本国内の原発アレルギーをあおり、日本国内の原発を潰し、その代替原発をChinaに作って、そこで日本人技術者を雇い、日本に電力を供給したらどうなるか。
施設は日本の技術、そこで保守をして働くのも日本人、そこで生まれた電力は半分を日本に販売し、半分をChinaで使用する。
日本に原発がなく、日本人がたくさんの電力を必要とするなら、少々高くても日本に電力は、売れます。
日本への電力販売益で、コストはイニシャルもランニングも両方とも賄えるなら、Chinaは、タダで豊富な電力を使用できることになります。
けれど、日本の工業は、電力という資源エネルギーをChinaに抑えられることによって、完全にChinaの支配下にはいることになります。
つまり、事実上、日本国家はChinaに支配される、ということです。
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