
以下は、日心会MLに寄稿された終戦記念日にあたっての首相談話日心会草案です。
是非、ご一読ください。
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『日韓併合100周年にあたって』
先の大戦が終わりを告げてから65年の歳月が流れました。
今あらためて、あの欧米諸国によるアジア植民地支配と勇敢に戦った大日本帝国に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。
命を賭して戦った帝国軍人には、当時、今で言うところの韓国、北朝鮮、台湾、中国東北部(満州)出身者も多くいました。
彼らは一様に日本人であり、大日本帝国軍人であることに誇りを持ち、そして勇敢に戦いました。
当時の大日本帝国が朝鮮を併合してから100年の歳月が流れました。
当時、政治的にも不安定極まりなく内戦を繰り返していた朝鮮を、あの併合によってまともな国に築き上げた日本の先人たちの努力には、私たちは尊敬の想いを禁じ得ません。
朝鮮半島併合後、日本は、当時いまた未開で近代化されず、人民が貧困にあえぐ朝鮮を、幾多の困難を乗りこえ、日本の国家予算の多くを注ぎ込み、今日の平和と繁栄に繋がる政治システム、経済システム、科学技術供与、都市インフラ整備、子供たちの教育環境などを築きました。
このことは私たち日本人の誇りであり、そのために注がれた日本国民の皆様一人ひとりの英知とたゆみない努力によるものです。
私たちは、かかる先人たちの努力に心から敬意の念を表わすものであります。
しかし平和は、大日本帝国一国のみで維持されるものではありません。
当時、欧米諸国による帝国主義は、主にアジア、アフリカ大陸において過酷な植民地支配という形で顕在しておりました。
その頃のアジアで、独立体を保っていたのは、タイ国と日本の二か国だけでした。
そして米国の野心は我が国にもおよび、そして当時の時代の潮流に呑まれ、我が国が世界大戦という過酷な運命へと突入していった歴史を私たちは忘れることはできません。
私たちはややもすればこの現在の平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。
私たちの現在の平和な生活は、厳しい時代を勇敢に戦い、多くの血と涙と命を捧げながらこの国の形を残してくれた我々の祖父、祖母、当時の大日本帝国の先人たちのおかげです。
そして日本国建国2600年以上前から、この国におわせられた天皇陛下のおかげであることを私たち現代を生きる日本国民は忘れてはなりません。
そして、この日韓併合100周年を記念し、現在の韓国の皆様も、現代のあなた方の経済発展や法治国家としての政治的安定は、当時の帝国軍人、官僚、そして大日本帝国国民であったあなた方の先人たちのおかげであることを忘れてはなりません。
そしてまた、日本国天皇陛下への感謝の気持ちを決して忘れてはなりません。
私たちは、世界大戦や敗戦という辛苦を二度と繰り返すことのないよう、抑止力としての軍備の大切さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。
近隣諸国の人々と手を携えることにはやぶさかではありませんが、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには、私たちは特定のアジアの国々とのみ良好な関係を保つという選択はできません。
私たちは、戦後もなお南北朝鮮、中華人民共和国に対して、莫大な人的経済的技術的支援を行ってまいりました。
しかし、これら諸国は昨今、そのような歴史的経緯を無視し、まるで自国の力でのみ現在の地位を築いてきたかのような錯覚に基づく主張が多くなされ、またあろうことか日本に対し事実無根の歴史的事象を捏造し、謝罪や賠償を要求するなどという破廉恥な国家に成り果てています。
日本政府は今後、特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる正当な歴史研究を支援し、日本の正しい歴史認識の発信に努めます。
その過程で、互いに利害が相反しても、歴史的事実に基づいた共通認識がなければ、平和友好交流事業は継続が困難となるからです。
そして、我が国とこれらの国々と、真実に基づく不動の信頼関係を構築するために、日本政府は、政治的思惑に左右されることなく、歴史の真実を語り合うことが必要不可欠であるとの考えを、決して譲ことなく実践してまいります。
いま、日韓併合100周年の節目に当たり、そして終戦記念日である8月15日を迎えて、私たち日本の国民と、そして韓国国民が銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。
わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤ることなく、我が国の独立と東亜の諸国を欧米帝国主義政策から救うために欧米諸国との全面戦争への道を歩みました。
そして、東亜の諸国は独立を果たし、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々から多くの感謝の言葉を頂いてはおります。
しかし私は、その結果、歴史の必然とは言え、日本国を敗戦の廃墟に追い込んだ、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて七生奉国の精神に立ち返り、平和のためになお一層の努力を惜しまないことを固く決意いたします。
そしてこの歴史の中で、祖国を守るために殉じられた靖国に眠る246万余柱の御英霊の御霊に対し、深い感謝の念を捧げます。
終戦の日から65年を迎えた今日、わが国は、独善的な平和主義を排し、責任ある独立国家として国際協調に協力し、妥協を許さない弛まぬ安全保障政策の下、それを通じて、平和の理念を押し広めてまいります。
同時に、わが国は、唯一の核攻撃を受けた国としての体験を踏まえて、本年度中に抑止的核武装を構築し、その結果独裁国家の核の脅威を減弱するなど、国際的な安全保障を積極的に推進していくことが肝要であります。
これこそ、過去の教訓であり、御英霊方の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。
「杖るは信に如くは莫し」と申します。
この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。
日本国内閣総理大臣 署名
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